怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義母りんごケーキを作る

2012年09月18日 | ドイツバイエルン家庭料理

絶対に学ばないぞ、と秘かに誓っていた義母りんごケーキだった。
ところが、8月のりんごの収穫期と義両親の旅行が重なり、夫の大好物であるこのケーキを私が作らないわけには行かなくなった。
これは8月20日の記事に使った写真。私が一人で仕上げたりんごケーキ。
義母に習ったその作り方を日本語で自分用にメモしておいた。
これがそのメモ。

「箸等で混ぜる」などと、義母が絶対使わない道具が出てくるのは私流のやり方だから。
かなり乱暴なレシピだが、在独日本人仲間のsue-chanさんが欲しいと言うので送った。

どうせ読んで捨てられる運命、と思っていたのだが、彼女はこのレシピを使って早速何度も作っている様子だ。
その写真まで送ってくれたので、私のブログ記事に取り上げることとした。
下は1度目。「生地が薄く、硬く焼きあがる」という相談があった。なるほど、下の方がかなり焼けすぎているようだな。
私のはそんな風にならないぞ。うほほほ、義母直伝指導の差かい、とかほくそ笑んだ私。

以下は確か、3度目の作品だったか、ウチのより見た目が麗しく、おいしそうではないかっ!



義母にこの写真を見せると「りんごは皮をむかないと焼き上がりに時間がかかる」「ペーパーは敷かないほうが焼き上がりが早い」との意見。
早速彼女の意見をsue-chanさんに伝えると、彼女の言い分は・・・
「夫がりんごの皮の部分の栄養を摂りたいと言うので」
「天板を洗うのが面倒なので、紙を敷いた方がいいの」
というわけで、料理というものはそれぞれのものの考え方でどんどんやり方が変わっていくものだなあ、と感心した私。
ああ、こうやって私たち在独日本人主婦はドイツに慣らされていく運命なのだろうか、という恐怖も感じた一瞬。