里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

鯉が窪湿原の花、オグラセンノウ

2007年07月26日 | 山野草
梅雨の間ずっと家に閉じこもって居たせいか一気に梅雨明けした暑さが堪え、鬼の
霍乱で寝込んでしまった。

昨日はようやく回復したので気分治しに岡山県の鯉が窪のオグラセンノウを見に行
って来たが、幸いにも綺麗な花が咲いておりスッカリ癒して貰った。

オグラセンノウは、この鯉が窪湿原では数は少ないものの自生しているが、広島県
では絶滅危惧Ⅰ類に指定されておりなかなか見る事は出来ないと言う。
どうも、“絶滅する!”“絶滅した!”と嘆くばかりで、繁殖は簡単な筈なのに何
も手を打たないのは芸の無い話だ!
我がササユリ山周辺でも昔は自生していたと聞く。 早速、何時も行く鯉が窪近く
の園芸店に寄ってオグラセンノウなど数種類を購入した。
取り敢えず繁殖に挑戦してみる。
クリック
鯉が窪石碑(→石碑建立趣意)出迎えてくれた鯉
オグラセンノウカワラナデシコ(ナデシコ属、帰りの山中にて)

オグラセンノウ(ナデシコ科、センノウ属)
九州と岡山県北西部から広島県北東部にかけての一帯で湿原に自生する多年草。
花期は7~8月。 朱赤色の5弁花の花径は2cm。

名前の由来は、京都の仙翁寺の近くにある小倉山から名を借りて“オグラ”の名が
つけられ、“センノウ”は花が仙翁寺で栽培していた“仙翁花”に似ている事から
名づけられたと言う説がある。