里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

鯉が窪湿原の花、チダケサシ、シモツケソウ

2007年07月27日 | 山野草
今、湿原で一番たくさん咲いている花はチダケサシ。  至る所で咲いているが、
花色が淡紅色なので至って地味な花だ。

次に多いのはシモツケソウ。 花が派手な紅色なので、こちらの方が余程存在感が
ある。
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チダケサシの花(→拡大)チダケサシの葉
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シモツケソウ(→花)シモツケ(→花)

チダケサシ(ユキノシタ科、チダケサシ属)
本州以西で野山の草原や林縁で自生する多年草。 花期は7~8月。
名前の由来は、長野県の山地で、採ったチチダケ(食用茸)を茎に刺して持ち帰っ
た事から“チチダケサシ”と名づけられ、それが“チダケサシ”に変わった。

同属にアカショウマ、トリアシショウマがあり、トリアシショウマとチダケサシの
自然交配種でチダケトリアシもある。

シモツケソウ(バラ科、シモツケソウ属)
関東以西で山地の林縁や草原に自生する多年草。 花期は7~8月。
名前の由来は、花が下野(栃木県の旧国名)で見つかった低木のシモツケ(バラ
科、シモツケ属)に似ていて、草本である事から“シモツケソウ”と名づけられた。

同属の良く似た花にキョウガノコがあるが、こちらは江戸時代からの園芸種らしい。
主な相違点は、葉の切れ込みはキョウガノコの方が深く、葉柄の小葉はキョウガノ
コには無いがシモツケソウには3~5対ある。