雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

繁華街

2011-09-18 | 雑記
 繁華街にも、もちろんコンビニはある。当然、そこにも納品に行かなければならない。しかし繁華街ゆえに駐車場など、ない。やむなく路上駐車となる。
 その店舗は、繁華街でも特に中心部、スクランブル交差点の角にある。だもんで、いささか離れた場所に路駐するのだが、片道五分以上はかかる。それを6往復、8往復とすれば二時間はゆうにかかる。だいたい、ふつうの店舗でそれくらいの物量なら三~四十分のところなのだが。
 この前の金曜日、繁華街は繁華していた。雨なのに。
 まずは路駐をする場所にてこずる。それでもなんとか止めて目的の店舗に目指す。したたか雨に打たれながら。数々の悪路面をやりすごしながら店舗裏のビル入り口にたどり着くと、そのビルの守衛さんらしき人がいて、「やあ、ご苦労様。はい、どうぞどうぞ」と扉を開けてくれた。
「ああ、ゲロまみれやけどね」
 守衛さんは笑いながら先を促す。
 ゲロは、いったい何を喰ったのか? ピンク調であった。
 爪先立ちになりながらやり過ごす、深夜1時過ぎ……。

 汗だか雨だかわかないけれど、ずぶ濡れで仕事を終えた深夜2時……。途中、酔っ払いに幾度ともなく激励されて辟易とする。

 そんな繁華街での納品は、精神的にも肉体的にも疲労を蓄積させずにはいられない。

 ただ一点、愉しみと言えば、飲み屋のネェチャンの細っこい脚を眺めながら鬼畜的妄想を膨れ上がらすことのみである。
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名言

2011-09-12 | 雑記
人間には
絶望的なピンチよりも
もっと たちのわるいピンチがある……

そいつは
なまじ にせものの
希望のあるピンチって
やつだ……


by 丹下段平
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