雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

遠い記憶

2006-07-29 | 思い出
確か小学校三、四年生の頃(1983,84年くらい)あるドラマを観た。
それは確か、こんな内容だった。おじいちゃんが高校生の孫のガールフレンドに恋しちゃう。でも結局は叶わぬ恋で、最後はおじいちゃん、孫のオートバイで暴走して死んじゃったはず…。
なんだか子供心にも、あまりに切なくて悲しくてワンワン泣いた記憶がある。
がしかし、ドラマのタイトルや出演者、どのTV局か、連ドラだったのかどうなのか、全く覚えていないのだ。だがそのわりに内容が鮮明なのは記憶の捏造なのだろうか?
でもワンワン泣いたことは確かだ。
ともあれ、もう一度観てみたいのだが、こういうのってどうやって調べりゃいいんだろうね?
どなたかこんな内容で記憶に引っかかっている方、いませんか?
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流星ワゴン~世紀末の隣人~ビタミンF

2006-07-28 | 小説
 結局、『重松節』なんだよなぁ~。もう文章追ってるだけでオモシロイっていうか、癒されるってーか、落ち着くってのか、まぁハマりっぱなしの人間に正確な書評は無理ですたい。ですが、とりあえず書いちゃう。
『流星~』『世紀末の~』『ビタミンF』、一応この順番でぶっ続け読みました。
 では。

『流星ワゴン』は、なんだったかな?あぁ、「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作!って書いてあるわりには、イマイチ・・・(おぉ!初っ端から批判か!)
 いや、だから、もう『重松節』なのよ。内容どうこうとかじゃなくて、
「あぁ、重松清だわ」って安心は出来る。でも、どうやらピンポイント読者んなってるのかな?38歳の父親くらいなら絶対泣けるんじゃない?オレは幸い子供がいないから主人公が『息子』の立場のときはなんとか分かるような気がするんだけど主人公が『親』の立場になったときにはやっぱ共感できないんだな。
 なんでだろ?他の重松作品でもこのシチュエーションは結構あるし、それはそれで共感してるんだけど・・・。きっと長編で重松氏、『父親』としての感情、力を込めて描いているせいかしらん。
 雰囲気的に塩田明彦監督あたりが映画化しそうなお話。(笑)

『世紀末の隣人』は直木賞受賞後、第一作目であるが小説ではない。フリーライター重松清のルポルタージュである。裏表紙に「異色ルポルタージュ」と明記されているが、まぁ、異色なんだろうな。それもそのはずで、氏自身「読み物作家」の目線で追っていると言っているとおり、なかなか読みごたえのあるルポ(?)に仕上がっている。それをルポと呼ぶかどうかは人それぞれとして、結局これも『重松節』そして『重松ワールド』に誘われる秀逸な一品である。

 はい、そして『ビタミンF』。直木賞受賞作。もう『重松ワールド』『重松節』決定版。
 これは文句なしに良い小説(短編集)です。ぐだぐだ言いません。読んでください。

 以上、長々と書いちゃいましたが、個人的に面白かったことがあるんです。それは読んだ順番なんですけど、全く意図してなかったんですけど素敵に初出の順番逆行してるんです。ようするに『ビタミンF』『世紀末~』『流星~』が発表順ってことです。それをことごとく逆から読んじゃいました。いや、別にそれで問題があるわけじゃないんだ。どれから読んでも重松は重松だ。
 ただ、面白いというのは逆行していったおかげで『流星ワゴン』に辿り着くプロセスっていうか礎というか、そういったものが『世紀末~』『ビタミンF』からあからさまに読み取れて非常に嬉しかったのだよ。(まぁ、どっから読んでも気付く人は気付くさ)

 とにかく、そう言うわけ。どう言うわけ?
 ようするに『重松節』で描かれてゆく『重松ワールド』を、これからも僕は愛読していくってこと。
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魅せられて~グッド バイブレーション!~

2006-07-27 | 雑記
 昨日の夕方、『御神体』(バイブ)が奉られている空き地に女性が自転車に跨り、一人佇んでいた。
 これはきっと、何かおいしいアクションを起こしてくれるはずだ、と思い遠巻きに眺めていた。
 女性は明らかに『御神体』を意識しチラチラ、ソワソワしている。
 僕は心の中で「拾え!拾うんだ!そいつはオマエのものだ~!」と叫んでいたのだが、程なく向こうから人が来て、その女性も何食わぬ顔で行ってしまった。
「ちぇっ!」
 僕はつまらなく舌打ちをして、家に帰った。

 さて、そして本日。僕はきっと『御神体』が消えていることを願い、夕刻、空き地に向かった。
「あっ!」
 僕はおもわず、驚愕の声を洩らした。
 そこには僕の願いに反して、きちんとドス紫色の『御神体』があった。しかし、僕が驚いたのは、その『御神体』が先っちょを天に向けて雄々しく立ち上がっていたことだった。
 誰がヤッタのか?そんなことはどうでもいい。ただ、その直立不動の『御神体』、裏スジギンギンの『御神体』に、僕は今日の仕事の疲れを癒され、尚且つ勇気をもらったような気がした。
 
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ゴーヤ

2006-07-26 | 雑記
近所のオッサンからゴーヤ(苦瓜)をもらった。
日照時間の少ないこの地方で、こんなに立派な南国野菜を作るとは、オッサン!只者ではないなっ!
ちなみにナスとキュウリも頂いた。

コラっ!淫らな想像しちゃダメだぞッ!
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グッド バイブレーション!

2006-07-25 | 雑記
近所の空き地でドス紫色のチ〇コを見つけた。
もしや、バラバラ殺人か!と思ったが、なんのことはない、用済みとなり、放りつけられたバイブレーターの残骸である。
しかし、捨てられたにもかかわらず、そのギンギンさを保っている健気な姿に、僕は男として切なさを感ぜずにはいられなかった。
と、同時に、その作りモノのチ〇コが『愚直な玩具』を超え、『崇高なシンボル』と化す瞬間でもあった。
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臨機応変

2006-07-22 | 雑記
立ち小便の最中、前方から女子高生の群れがやってくる。
慌ててみるが、そうそう途中で止まるものでもなく、かといって下手に隠すのも何だかみっともない。
よし、ここはひとつ、軽くつまんでいたナニを烈しく握り直し、徐にしごいてみる。
するとどうだろう、さっきまでの恥ずかしさは消え、今はただ、快楽に身を寄せるのみとなる。

きっと僕らには、そういう臨機応変さが必要なんだ。と、いう話。
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ため息の理由

2006-07-21 | 雑記
 このところ、女房がやたらとため息を吐く。どうやらそのため息の理由は僕にあるようだ。いや、もしかすると違うのかもしれないが、被害妄想狂の僕にしてみれば、小狭い部屋の中で二人きり、重々しく何もかもを押し潰してしまうそのため息は、僕を狙わずに誰を狙ってるんだ!と、伏目がちに思ってしまう。
 僕はとっさに感情を空に放り投げる。そうしなければ、イケナイ。

 わざとなら、まだ、いい。しかし女房はまったくもって、ごくごく自然にため息を投げつける。きっと自分でも意識してはいないのだろう。それゆえに、ワケが悪い。
『意図的』にではなく『自然』にやられては、もう、何も言い返すことなどない。すべては、僕に非があるのだろう・・・。
 また、感情を放り投げる。
 
 そうして僕は、黙ってその場をやり過ごし、女房のため息に埋めつくされた息苦しい部屋で、己のため息を呑み込んでいる。 
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下ネタサンデーズ

2006-07-20 | 雑記
 いや、まぁ、べつに意味はないんだよ。ただ、なんとなく思いついたタイトルだから。
(けっこういるだろうな、こーゆうクダラナイこと言ってる奴。オレふくめ・・・)

 とりあえず彩ちゃんに下ネタをバンバン言わせて楽しんじゃうドラマ、とか?
 まぁ、なんでもいいやなぁ。楽しけりゃさぁ。
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B・BLUE

2006-07-19 | 雑記
 仕事の帰りに通る、中学校のグラウンド。
 そこには、ハシャギながらホースで水を撒き散らす野球部員。
 バックネット裏の小路をお互い僅かな距離を置きつつ歩くカップル。
 そのカップルを冷やかしながら走り去る男子たちの群れ。
 おしゃべりに夢中で車が来たことにも気付かず、道いっぱいに広がる女子たち。
 そして、それらの男子、女子とは少し違う空気(雰囲気)を纏わせた自転車の二人乗りカップル。彼女はしっかりと彼氏の腰にしがみついて微笑んでいる。

 今日、そんな光景を見て僕は、まったく自分でも不思議なくらい、厭らしさも妬みも嫉みも無く、穏やかな笑顔を浮かべていた。
 どうやら、もう、かなりいいオッサンになってしまっているようだ。でも、それでいい。僕らはすでに、こういった光景を守る側になっているのだ、そして、ならなければいけないのだ。

 間違っても淫行などで捕まっては、イケナイ。
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RAIN IN MY HEART

2006-07-18 | 雑記
 いや~ぁ、なんだか雨がバシバシ降っています。昨日から。
 加賀のほうでは一万人が避難したとか昨日のニュースで言ってたなぁ。
 まぁ今朝も仕事場に行く道沿いの手取川はダクダクの濁流だったけど、氾濫まではいっていない。(あの川が氾濫したらかなりのダメージだよな)

 なんだかカッコつけたタイトルのわりには冴えない地元ネタだなぁ。まぁいいや。

 ここら辺はあまり災害というのに縁がない地方だが、やはり、まったく無いわけでも、ない。
 前にも書いたがこの地方には川がたくさん流れている。この調子で雨が降り続くと、いずれどこかが溢れ出す。もう溢れ出した所もあるのだが・・・。幸い怪我人などはいない様子。

 ニュースでお年寄りの家が床上浸水した映像などを見ると、他人事ながら「大変だよなぁ」なんて思う。が、次の瞬間、その家のバァちゃんが若い奴ら顔負けの機敏な動きで床の水をかき出す姿が映し出され、「いらぬことを思ったもんだ」と苦笑させられる。
「なぁん、ようあることやわい」
 せっせと体を動かしつつ、笑顔で応えるバァちゃん。
 どうやら、これしきの雨でオロオロ、ハラハラしているのは、まだまだ未熟な若い奴らばかりなのであった。
 
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害虫

2006-07-17 | 映画
 後味の悪い映画がある。
 ブラッド・ピット主演『セブン』やビョークの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』なんかが、そうだ。しかしその後味の悪さのおかげで(?)僕にとっては忘れられないほど強烈な記憶として残っている。それが良いか悪いかは別として、とにかく印象深い映画だ。

 塩田明彦監督、宮崎あおい主演『害虫』も、僕にとってはそんなカンジだった。
 観終わった後、何をどうしていいのか解からず戸惑ってしまった。べつに何もしなくてもいいのだが、なんだかモヤモヤしちゃう。そう、かなり印象に深く突き刺さってしまった。
 何をどうこう云うことはない。ただ、静けさの中に潜む『害虫』が僕の心を喰い散らかしたことだけは、確かだ。
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雨の日の敗人

2006-07-16 | 友人
 鬱々と降り続く雨を横目に、僕らは黙々と盤上に駒を並べていった。

 今日のKは、いつもと少し様子が違った。前回の敗北がかなり響いているらしく、いつもなら僕のほうが先に待ち合わせの場所に着いているのだが、今日は逆だった。僕はガラス越しにKの後姿を見つめ、その意気込みを感じ取った。と、同時に彼も僕に気付き、軽く手を挙げた。
 何だかお互い、緊張気味だ。陰鬱な空模様のせいもあるのだろう、僕らのいつもの軽口が今日は何だか白々と空転している。

「お願いします」
 戦いが、始まる。
 したたかに窓ガラスを叩きつける雨。
 Kの緊張の初手から、およそ三十分・・・僕はあっさり敗れた・・・。
 次も、敗れた。二連敗。
 雨は激しさこそ収まったものの、執拗に降り続いている。
 やはり、この雨模様では人出も少なく、いつもより静かな図書館の休憩所の片隅で、僕らは少女たちのはしゃぐ姿を夢想する。
 しかし、気だるい夢想はすぐさま雨音に掻き消されてしまう。
 僕らは終わりなき戦いに挑むべく、反省点を述べあう。
「やっぱり雨の日はダメだ。極端に少女率が低い。少女率が低いとテンションも低くなる」
「夏休みに入ると、どうだろう?」
「制服率は下がるだろう・・・」
「でも、部活があるだろうし」云々・・・。

 僕らの真の目的が、少しずつ明らかになった雨の日であった。
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ザーメン殺し

2006-07-15 | 雑記
マスターベーション、オナニー、センズリ、シコシコ、etc…。古今東西、様々な呼び名を持つ、自慰。
太宰は「アンマ」と云っていた、自慰。
よし、オレもそろそろ独自の呼び名をつけてもいいころだろう!
それで思いついたのが『ザーメン殺し』
…なんとも、センスのないことだろう…
しかし、今にも溢れ出さんザーメンタンクを抱えている巷の中高生男子どもが、日常のさりげない会話の中で
「オレ、昨日もザーメン殺し三回しちゃったよ~」や
「今晩の殺しネタ、なんか貸してくんね?」だとか
「ママ、ザーメン殺しが止まらなくて勉強に集中できないよぉ~」など、なんだかとてもシックリきちゃうでしょ。(えっ、こない?)
とにかく、オレはこの『ザーメン殺し』で今年の流行語大賞を狙うので、みんな、学校や職場で声高らかに「ザーメン殺し!」と叫んでおくれ!

ちなみに、本番生中出しは「ザーメン生かし」でお願いします。

…オレは最近、かなり自分で自分の人格を疑うようになってきた…
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Hot Lips

2006-07-14 | 音楽
 間違いなく日本のロック史に残る名盤、ZIGGYの『Hot Lips』
 1988年。今から18年前のアルバムだ。と、云うことはオレが十四才のとき・・・リアルタイムじゃないんだろう、きっと二、三年後に買ったんだと思う。
 つい最近、なじみのベーシストの家に行ったせいか、やたらと昔のCDをひっぱりだして聴いていた。
 BOφWY、BUCK-TICK、JustyNasty、はてはプリプリ、ブルーハーツ、筋肉少女帯に聖飢魔Ⅱ、も~う俺たちの懐メロ大集合ってカンジで、聴いた。
 その中で、なんだか今の自分がもっとも「グッ」とキタのが、ZIGGYの『Hot Lips』
 そして、これが、どーいうわけか楽譜まであったりする。(確か兄キが買ってきてくれたんだよなぁ?)
 そういうわけで最近の私はこのアルバムのギターパートを夜な夜な練習している。近所迷惑になるので生音のエレキだ。(アンプに通さないエレキの生音ほど哀しいものはない!)
 それでも、GLORIA含め、すでに三、四曲はモノにした。(本格的にスタンディングしてノリノリで弾いているため妻から白い目で見られている)
 妻の冷たい視線から逃れるためにも、是非、オレとバンドを組んでくれ!とりあえずベースは決定!(頭文字D)
 ドラムは現在、猛特訓中のSさん!ボーカルは・・・兄キにでも頼むとするかぁ~。
  
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微笑ましい日々の成長にむけて

2006-07-13 | 友人
 友人たちの子供は、何故だか女の子が多い。みんなだいたい二歳から三、四歳くらいだ。この前も三歳の女の子がいる友人宅にお邪魔したのだが、ちょうど近所の子らも二人(四、五歳かな)遊びに来ていて、たいそう賑やかだった。
 私は取り立てて用と云うほどの用もなく、久しぶりに友人の顔を見に行ったのだが、友人からしてみれば、
(突然、何しにきたんだ?今までご無沙汰だったのに・・・ハッ!ま、まさか、オレの娘を狙っているのでは!)
 と、そんなことを考えていたかもしれない。(その友人は、このブログを愛読しているらしい・・・)
 とりあえず私は始終、勘違いされるような言動を発しながら、まるで品定めでもしているかの如き眼差しを元気いっぱいの幼子たちに浴びせていた。
 帰り際、私は
「もうちょっと大きくなってから、また来るねぇ」
 と、彼女らに念を押しておいたが、きっと十年後には私は出入り禁止になっているだろう。っていうか、そろそろ連絡が途絶えるかも・・・。
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