雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

霧の中のエリカ -なぎさの媚薬 3 -

2007-03-27 | 小説
 キマシタ!!!重松清氏の『霧の中のエリカ』そう、なぎさの媚薬シリーズ3!

 これだ!これだよっ!重松っ!

 これはもう『なぎさの媚薬』シリーズの完成形でしょう!(とかいって4とか出たらどうしよう・・・

 いや、しかし、ね、この『霧の中のエリカ』はホント、私の大好きな『疾走』を彷彿とさせる内容でありましてね、あ、あくまで私個人が感じただけですけどね・・・まぁ、泣きましたよ、ええ、酒呑みながらでしたけど・・・いや!そんなこたぁ関係ねぇやぁ!ってくらい、久しぶりに『疾走』で感じた胸の底から込み上げてくる熱さ、高鳴りが全身をほとばしりました。うむ。

 そして同時収録の『天使の階段』これもかなりキテます。重松、キテます!もはや『なぎさの媚薬』はエロ小説では断じて、ありません!(いや、最初から、そう言ってたっけ、オレ?

 ともかく、この一冊は私個人の重松ランキング上位に喰い込みました(なんだよ?重松ランキングって・・・

 まぁ、そんなこんなで、私なりに精一杯、この本の良さを伝えたつもりですが、どうでしょうかっ!?(ダメ・・・?

 でも、かなり熱い文章でしょ?ん?鬱陶しいですか?ハイ、そうですか・・・。

 ま、まぁ、私のこたぁどうでもいいんです、『霧の中のエリカ』これはホント、凄い一冊なんですよ。
コメント (2)
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系図

2007-03-26 | 雑記
 時は遡り土曜日の話・・・

 昨年末に転んで脚の骨を折った私の親父が、この前また転んで右手の骨を折った。
 で、土曜日の午前中にお見舞いへ行ってきた。母親などから、本人は大分意気消沈している、などと聞いていたので、覚悟を決め、気合を入れ、努めて明るい顔で病室に入った。
「よう!」
 と、軽快に入っていったのだが、親父、グースカ爆睡中・・・。

 とりあえず、身体を揺らして起こしてみる。
 数秒後、寝ぼけながらも起き上がり、
「小便」
 と言って一人で立ち上がり便所へ・・・。

 スッキリして落ち着いたらしい、
「おおぅ、なんや?」
 などと相変わらずのセリフ。意気消沈?は?

 それでも身体に固定された右手が痛々しい。私は
「痛いかぁ?」
 とアホな質問をしてみる。
 すると親父は少し微笑みを交えながら
「なぁん、こっち麻痺しとるし痛ないんや」
 と・・・。

 そうは言うものの、やはり折れてるんだからさ、それなり痛むのだろう。ふっと表情に翳りを見せたりする。

「やっぱ、痛いんやろ?」
 私が追い討ちをかけるように訊ねると、親父はこう言った。
「なぁん、それより、最近、髪の毛がよう抜けるから、そっちのほうが心配やぁ」

 ・・・・・・・あっ、そ、髪の毛、ね・・・・。

「そりゃ、齢のせいや、しゃあない・・・」
 慰めもヘッタクレもない私の言葉を聞きながら、親父が笑う。

 それを見て、息子の私は理解する。

 あぁ、親父、オレに心配かけまいとして、ワザとこんなこと言ってるんだよなぁ・・・と、温かい気持ちで親父のほうに目をやると、親父、なんだか真剣に枕の上に落ちてる髪の毛を切なそうに拾ってやがる・・・・。

 うーん、こりゃ、マジで髪の毛のほうが心配なんかな?
 
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頸椎捻挫

2007-03-25 | 雑記
 本日、午前9時40分頃、能登沖を震源として震度6強の揺れが石川県を襲った・・・で、タイトルに『頸椎捻挫』って書いてあるんで、地震による被害ですか?と思いますでしょうが、関係ありません。
 まぁ、『頸椎捻挫』の話はちょっと置いといて、っと、震度6強というのは震源地に近い能登地方の方でして、そちらはかなりの被害が出ているそうですが、同じ石川県でもこちら、加賀・金沢方面は震度5弱くらいでそれほど大きな被害もない様子であります。
 それでもまだまだ余震などが続いているので、安心は出来ません。


 まぁ、そういうことで『頸椎捻挫』のお話です。

 昨日の夕方、買い物を終えパンパンに詰まってかなり重たくなった買い物袋を車から降ろそうと何気に持った瞬間、
「ぐはっ!」
 という感じで首から背中にかけて激痛がほとばしった。
「うわぁ、ヤバイなぁ、なんか捻ったみたいだよ」
 そうカミさんに言いつつ、
「ちょっと温泉にでも浸かって身体ほぐしてくるわー」
 と、近くにある温泉に行ったのだが、これがいけなかった模様。どうもこういう時は温めるより冷やしたほうが良いようで、風呂から上がると尚更ズキズキと疼いてしまって・・・・。
 でもまぁ、一晩ぐっすり眠れば治るだろう!と、まったく根拠なしに楽観・・・・しかし、夜中に痛みで目が覚めるやら、痛くて起き上がれないやら・・・・こ、こりゃあ、ダメだ・・・・。
 ということで、日曜日でもやってる病院を探して行ったんです。
 んで、その病院の待合室にデス・ノートがあったんで読んでたんですが、あっ、初めて読んだんですがね、面白いなデス・ノート(今更・・・
 失礼、話が逸れましたが、丁度そのときに地震が襲ってきまして、しばし病院内は騒然となっていました。私はというと瞬間、デス・ノートに名前が書かれてあって地震によって殺されるんじゃないか!と、愚にもつかないことを思ってしまいました。まぁ、程なく地震はおさまったんで診察に入ったんですが、そこでお医者さんが「あぁ、軽い頸椎捻挫ですね」と「骨とかには異常ないですから、時間が解決してくれますよ」と、で、でも、もっすごい痛いんですけど・・・・。
「じゃあ、痛み止めの注射打っておきますね、あとは湿布貼ってしばらく安静にしていてください」
 ということでした。

 そういうワケで、今日の休日はほとんど寝て過ごしました。そして先程、晩飯を食うために起きた瞬間、またもや強い揺れがっ!
 ハッキリ言って、今この首が動かない状態で大きな地震が来ても素早く逃げ出す自信はありません・・・マッタク・・・なんて一日だよ・・・でも、デス・ノートは面白かったなぁ、続きが読みたい、デス。
コメント (7)
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なぎさの媚薬2

2007-03-24 | 小説
 ここ最近、猛々しく屹立するペニスなんてのにはトンとお目にかかっていない三十路男です。どーも。

 そんなわけで重松清氏の『なぎさの媚薬2』です。

 前回に比べると、もうこれでもかっ!というくらい執拗な性描写は抑えられていますが、それでもやっぱり、押さえどころは押さえてますね、まぁ、エロいです・・・。

 でも今作のほうが話の内容が濃いと思われます。いや、前作もちゃんと内容はあるんですが、どうも性描写のほうばかりに気を取られてしまってね・・・。

 まぁでも、今作のほうが「おっ、さすが重松!」といったカンジで、良かったです。


≪哲也の青春≫これは昔のバンド仲間のお話でして、まぁ、オナニーです(さっぱり意味わからんな・・・

≪圭の青春≫これは兄弟、家、等々を軸にして、かなり淫靡な世界を構築しております。私的にはこの≪圭の青春≫がお気に入りです。ちょっと涙ぐんでしまいました。


 一回のセックスで人生がガラリと変わってしまう、そういうことって、あるよなぁ・・・と思い知らされる『なぎさの媚薬』シリーズです。

 ホント、ただのエロ小説ぢゃないんだからー!
コメント (4)
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新垣結衣 4

2007-03-24 | 雑記
 なんか、自分のブログ開くと新垣結衣ちゃんの画像が見れるって、すっごい幸せなんですけどぉ・・・・


 ふふん♪病気か?オレ?
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女王様

2007-03-24 | 雑記

 ああっ・・・も、もっとぉ・・・
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ドS

2007-03-24 | 雑記

 いい面構えしてんな☆オマエっ!
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ヌードマン 2

2007-03-23 | 雑記

 全部脱げよ・・・自信、ないのか・・・?
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新垣結衣 3

2007-03-22 | 雑記
 えっ?もういいって?

 でもやっぱ、水着姿も拝んどけ!ってカンジで、な☆

 しかも、この水飲み場ってシュチュエーションがオレ的にはもっすごいソソるんだわ♪ワハハハハっ!

 
 こんなオジサン、マジ、キモい?
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新垣結衣 2

2007-03-22 | 雑記
 あぁ~っ、ダメだこりゃ・・・眩しすぎるわ☆



 何処からか、「オッサンキモいわっ!」って声が聴こえてくるような・・・?

 気のせいか?

 いやぁ、でも、マジでカワイイなぁ・・・♪
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新垣結衣

2007-03-22 | TV
 この娘のCM、この娘の笑顔、眩しすぎて画面を凝視できません・・・いや、マジで、なんか見てたら顔が火照ってきて、なんだか照れ臭くなって・・・勃起してきて、イカ臭くなって・・・ハッ!しまった!この娘の記事で下ネタなんか書きたくなかったのにぃっ!「カクのはマスだけにしとけよっ!」と何処からかベタなツッコミが聴こえてくるようで・・・。

 とにかく、奇跡的な可愛らしさだよな、いや、ホント♪
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映画 『明日の記憶』

2007-03-21 | 映画
 観ました。

 なんか知らんが、めちゃめちゃ泣いちゃいました・・・。

 まぁ、かなり酒も回ってるからかもしれませんが、良かったです。うん、良かった。

 何が?どこが?とか、訊かないで・・・・酔ってるから・・・・。

 これで渡辺謙、アカデミー賞主演なんたら獲ったんだっけ?

 うん、そりゃあ、頷けるよ、うんうん。

 まぁ、なんかね、たぶんオイラ、あの夫婦の絆に胸が打たれたんだろうなぁ・・・と、思います。自分んとこ、ちょっとイタイっすから(笑

 とにかく、久しぶりに原作も映画も良かった~と思えた作品でした。


 と、こんなこと書いてるよりも、涙と鼻水でめちゃめちゃ使用したティッシュの山をなんとかせねば・・・翌朝、カミさんに誤解されそうだからな(何?
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なぎさの媚薬

2007-03-21 | 小説
「・・・・何度でも、いいですから」
 なぎさが吐息交じりに言った。股間の蜜にひたした指先が、ひくっ、と締めつけられる。
「あなたが満足するまで・・・・何度しても、いいです・・・・」

 
 んん~~っ・・・・予告汁が・・・。

 こんなカンジの『なぎさの媚薬』重松清著を読みました。

 ハッキリ言って、エロいです。もう、読み始めていけばいくほど、イキそうにな・・・い、いや、なんだ、あれだ、なんか読み始めてまもない時は、オイオイこりゃあただのエロオヤジの妄想暴走小説じゃねーのか?などと思ってしまいますが、まぁ実際、週刊ポスト連載ってことですし、対象はエロオヤジなんでしょうが、いやいや、そこはやはり、重松清。
 エロの中に、かなり深い思惑を漂わせております。いや、マジで・・・。

『敦夫の青春』を読むと、もう一度、童貞に戻りたい・・・・と、真剣に思いますよっ!

 んで、『研介の青春』で、やっぁっぱ女教師ってシュチュエーションは最高だよなー!

 と、忘れかけていた想いを、甦らせてくれます。

 ってね、いやいや、そうじゃなくてね、なんか、幼いく青い、童貞時代の郷愁?と、その中に息づく性の悦び?そして、命の大切さ?

 などなど、生きていく上での様々な問題がセックスによって盛り込まれているという、高尚な一冊です。

 決して、ただのエロ小説ではない!と断言いたします!

 そして、必ずや、勃起しちまうぞ!と断言できます。

 いや、マジで・・・・
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ヌードマン

2007-03-20 | 雑記

 パンツくらい穿けよ・・・シンちゃん。
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カリフォルニア・コネクション

2007-03-19 | 音楽
 ♪ジぃグぅザぁグぅ~きぃどぉったぁぁ~♪

 と、いったカンジで、『水谷豊 ゴールデン☆ベスト』なるCDを借りてきました。

 って言われて、みんなどんな反応をしめすのかなぁ・・・?まぁ、いいや・・・。

 とにかくね、スゴイんですよ、この『ゴールデン☆ベスト』(←いや、ホントに☆マークついてんだよ、これもある意味スゴイんだけどさ・・・

 なんせね、『熱中時代』はもちろん、『オレの愛妻物語』『あんちゃん』『事件記者チャボ!』などなどの主題歌が収められております。これはもう、ね、三十代後半、四十代半ばくらいの人たちは涙モンのベストではないでしょうか?
 あっ、ちなみに私は三十代前半ですが、兄キが水谷豊ドラマが好きで、よく一緒に観ていましたんで、ものすごく洗脳されております。

 そう、それにもまして楽曲提供者の凄まじさ。作詞は阿木耀子、松本隆、井上陽水、水谷豊本人も・・・んで、作曲がこれまた、平尾昌晃、宇崎竜童、井上陽水、そして伊勢正三!水谷豊本人も・・・編曲には石川鷹彦や瀬尾一三の名がっ!
 こ、こりゃあ・・・凄まじいでしょ!

 って言われて、みんなどんな反応するんだろう・・・?まぁ、いいか・・・。


 でもね、やっぱ、一番スゴイのは、なんてったって水谷豊の歌ですよ♪
 そりゃあ、もう、ね、なんだ、あれだ・・・あんまし深くは語らないが、なんせ、個性的ですよ☆

 そりゃそうだ、なんといっても80年代ドラマを代表する個性派俳優ですからね☆

 今でこそ『相棒』の杉下右京役がハマりまくっちゃっていますけど、昔はショーケンの弟分とかも演ってたんだよなー(←さすがにコレは観てませんが・・・幼すぎて、いや、生まれてねーのかな?

 と、まぁ、そんなこんなで、このアルバムを聴いてたら、とてつもなく『熱中時代』が観たくなりましたとさ。




 追記 そういえば『熱中時代』に船越英二さんが出演なさってましたよね。
 残念ながら船越さん、17日の晩に脳梗塞でお亡くなりになられたようで・・・。
 船越さんといえば、私が思い出すのは『男はつらいよ』シリーズで寅さんとリリィと船越さん三人で旅するお話を思い出します。私は寅さんシリーズの中でもこのお話が特に好きなんです。大人たち三人が、とても無邪気に旅している姿がとても温かいんです。

 それにしても、また昭和の素晴らしい役者さんが旅立っていかれましたね・・・寂しいですが、しょうがないですよね・・・。

 心より、ご冥福をお祈りいたします。
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