雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ゆめのはなし

2007-12-31 | 雑記
 他人の『夢』の話は、とかくつまらないものである。

 いやいや、「将来の」とか「希望的な」夢のほうではなくて(こちらの『夢』の話は大好きです。ちゃんと真剣に聞きます)そう、寝ているときに見る『夢』の話。

 それは大抵、荒唐無稽でオチもヘッタクレもない場合が多い。もちろん、ものすごいリアルな夢や、「オマエ、それ創っただろ?」と思わずツッコんでしまうほど完璧なオチを持つ夢もあるが、それらはとりあえず、横に置いておく(どっこいしょ

 だが、そんなオチもヘッタクレもなく、また突然の場面展開やあり得ない状況を、他人のことなどお構いなしに嬉々として喋り捲る輩が、時々、いる。

 私の身近では、カミさんなんだが・・・。

 私は割合、他人の話をちゃんと聞くほうである。みんながどう思ってるのかは別として・・・自分ではいつも真剣に聞いている。だがしかし、カミさんの話は、ほぼテキトーに聞き流している。だって、他人じゃないからな、うん(詭弁
 
 で、ただでさえ、つまらない話が多いカミさんが、さらにつまらない夢の話なんぞしようものなら、それこそ右から左だ。ってゆーか、頭の中を通過させるのも、イヤだ!

「もう、ちゃんと聞いてる!」

 とか、終いには言い出すが、そんな夢の話、ちゃんと聞いたところで、どうなるものでもないと思うのだが・・・。

 いやいや、今年最後にカミさんへの愚痴を書き連ねたかったワケではない。

 何が言いたいかというとだ、、、、まぁ、そういうあやふやな話は聞いているほうはツライんだよな、と。

 そんなワケで、私が今朝見た夢の話なんだが(おいっ!

 いや、ホント、オチもヘッタクレもないし、それこそつまらない話なんで、長々と前フリしといた、そういうことだ。

 では、ここからは『夢』の話。

【私はいつものように夕方のニュースを観ていた。そしていつものように天気予報が始まる。

「明日の最低気温は4℃、最高気温は32℃、と概ね穏やかなお天気でしょう」

 私は台所に立つカミさんに、「おいおい、明日は凄い温度差だよ」と言う。

「え~、着るもの、難しいね」

 淡々とした口調でカミさんは応える。

 私は心の中で、「ってゆーか、地球どうなってんだよ?」と一瞬の憂いを持ったのち、またニュースを観る。

 カミさんは、夕飯の支度に勤しんでいる。。。】


 ね?ホント、つまんないでしょ。

 もし、みなさんも人に夢の話をしたくなった場合は、途中にエロいシーンを挿入するとか、嘘でもなんでもオチを用意しとくとかしたほうがいいですよ。

 そんなこんなで、今年最後にこんなつまらない話で申し訳ないですが、来年もこんな調子で、つまらない話を綴っていくと思いますんで、どうか冷たい目で見捨ててやってください。

 それではみなさん、よいお年を!


 で、新年一発目から初夢の話とかしたら、怒っちゃう?
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前戯は大事です

2007-12-29 | 雑記
 今日から年末休みに突入ということで、眉毛を剃りました。いえいえ、全剃りではありません。ちょいとカタチを整えようと、瞼の辺りなんぞを、眉剃りでチョイチョイ。
 
 まぁ、別に年末休みとは関係ありませんです。朝、顔を洗いながら鏡を覗いたら、急に剃りたくなっただけなんです、剃り剃り。

 で、思わず剃り過ぎた、とか、片眉んなった、とかはないです。わりと小奇麗に剃れました。よしよし。

 だが、しかし、なにぶん突然思い立って剃り始めたもんで、特にローションだのなんだのをつけずに直剃りしたために、剃り終った後、眉毛下、瞼辺りがチリチリと痛み出してきました。あぁ、ヒリヒリ。

 その痛みは退くことを知らず、徐々にその勢いを増してきて、ついには瞼周辺が赤く腫れ上がってくる始末。ううぅ・・・今も、痛いんです。。。

 そう、要するにアレです。充分に潤ってないのに無理やり挿入とかはダメです・・・ぢゃなくって、ちゃんと濡らしたり蒸らしたりして、準備万端で事に取り掛からなければ、という話です。

 連休初日から良い教訓を得た気がしました。 
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ある朝スウプは

2007-12-29 | 映画
 ある日突然、パニック障害を患った『北川くん』は通常の社会生活が送れなくなり、引きこもって在宅の仕事に就く。そんな北川くんを同棲中の彼女『志津』が献身的に支える。そんな日々の中、とあるセミナーに通い始めた北川くんの様子が変わり始める。怪しげな黄色いソファを買ってきたり、腕に数珠を巻いたり、志津が問いただすと、どうやら北川くんは新興宗教にハマってしまったらしい。
 そんな北川くんを必死に戻そうとする志津。しかし、北川くんの心の拠り所はもはや新興宗教であった・・・。

 かなりのリアリティで描き出されている痛いほど切ない純愛映画。しかもこれ、自主制作映画なんだと。だから、そんなに派手さはないんだけれど、でも、だからこそ、脚本とかカメラワークは最高でした。演技もホント、自然で、あるカップルの私生活を覗いている、そんな感覚に陥りました。

 こういう邦画があるからこそ、自分は邦画が好きなんだなぁ、と、つくづく思いました。

 ちなみにコレも近所のレンタル屋には置いてありません。こんな最良の作品を常備していない近所のレンタル屋って、どうよ?
 
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閉じる日

2007-12-29 | 映画
 行定 勲監督の『閉じる日』を観ました。

 以前から気になっていた作品でしたが、先送り先送りしていたら、とうとう近所のレンタル屋から姿を消していました・・・。だもんで、ちょいと足を伸ばして大型店舗で借りてきました。

 姉と弟の近親相姦や殺人、そんな毒々しいシチュエーションなんですが、特に重たさを感じさせなかったのは、偏に女子高生(綾花)の放尿シーンの賜物でしょうか?ハイ、違いますね、行定監督の『色』でしょうね。

 ラストは人によって感じ方は違うでしょうが、個人的には実に素晴らしいラストだったと思います。内容的にも、映像的にも、女子高生が絡んでいるんで個人的に◎です(なにはともあれ、女子高生かい・・・

 ただ、永瀬正敏や富樫真さんは非常にいい演技を見せているんですが、若手の二人が・・・かなりイタイ・・・学芸会並みです。。。

 でも、もしかして、話の根本的な部分で考えてみると(小説がキーワード)あのイタイ演技やセリフ回しも、もしや計算か?と思えてしまうんですが、たぶん、そんなことはないでしょう。深読みしすぎです。

 ともあれ、こんないい映画を引っ込めてしまった近所のレンタル屋は、どんなもんでしょうかね?
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家日和/奥田 英朗

2007-12-29 | 小説
 ネットオークションにハマる主婦。『サニーデイ』
 
 突然の会社倒産で主夫に目覚める旦那。『ここが青山』
 
 別居して自分の城を築きはじめる三十八歳の平凡な営業マン。『家においでよ』

 夢と妄想で欲情を膨らます内職主婦。『グレープフルーツ・モンスター』
 
 猪突猛進型の夫に振り回されるイラストレーター。『夫とカーテン』
 
 近所のロハス信者や急にロハスに凝りだした妻を皮肉った小説を書きたいN木賞作家。『妻と玄米御飯』


 そんな六つの≪在宅≫短編集です。

 さすが、『イン・ザ・プール』の奥田英朗氏。文句なしに楽しめます。これほど笑いのとれる小説家って、そうそういませんよ。
 そして相変わらず、カルい毒を吐きまくってますから(笑
 今回は控えめですがヅラネタとシモネタもキッチリ挿入されてました(爆
 たぶん、ヅラネタとシモネタを書かせたらこの人の右に出るものはいないと思う。。。

 いや、でも、それだけではなくって、ホント、作中に漂うほのぼのとした空気が、またなんともいえずオモロオカシイんです。もっともっと読みたくなってしまう中毒作家さんの一人です☆


 
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ボーイズ・ラヴ☆☆☆

2007-12-26 | ある物語
 ライバル出現。

 そいつの名は『カリヤザキ』

 名前に似合わずマッチョなカリヤザキは入部した時から何かと先輩たちに目をかけられていた。
 だが、僕の敬愛する唯一の先輩は崇高なる人格者なので、部活の際に贔屓や差別などする由もなく、我々弱輩者たちに分け隔てなく『愛のシゴキ』を施してくれる。

 しかし僕はあまりにも軟弱で、その熱く激しいシゴキに二分と耐えられた例がない。あろうことか、最近では先輩の熱い想いに応えようと焦るあまり、わずか三十秒程度で臨界点に達してしまう。日々の自主トレもこのところ両親が心配して聞き耳を立てている様子で、なにかとままならない。

 今日も僕は、なんともだらしなく、早々に音をあげてしまった・・・。

 そんな僕を嘲笑うかのように、カリヤザキは僕の横で先輩の激しいシゴキに耐え続けている。

 床に這いつくばりビクンビクン痙攣する身体を必死で押さえつけながら、僕は恨めしげにカリヤザキを見上げる。
 先輩はカリヤザキをシゴくのに夢中で、力尽きた僕には見向きもしない・・・悔しさと寂しさが混濁した気持ちで、二人を見つめる。

先輩「よぅし!カリヤザキ!スピードをあげるぞ!」

カリヤザキ「オッス!先輩っ!ハァ、ハァ、自分、ハァ、まだまだ、ハァ、大丈夫で、ハァ、ありまっす!」

先輩「よぉぉぉし!いくぞっ!おりゃぁぁぁ!せいっ!せいっ!せいっ!」

カリヤザキ「ハァっ!ハァっ!ハァっ!ハァっ、、、あぁっ!先輩っ!先輩っ!」

 僕は堪らなくなり、二人から目を背け、必死に立ち上がろうとする。が、僕の脆弱な精神と軟弱な肉体では、このビクンビクンと痙攣する身体を押さえつけることままならず、歯を喰いしばり、必死になって立つも、その足取りはフラフラと覚束ない。

 そんな僕の足元が、ふと、もつれてしまい、思わずカリヤザキの方へ倒れこみそうになった。

僕「あっ!」

カリヤザキ「ぬおぅっ!」

 カリヤザキはそれに気付き、咄嗟に僕の身体を支えようとした、が、しかし、カリヤザキの肉体も、ほぼ臨界点に到達寸前であったらしく、僕を支えたままグラリと身体を傾け歪な叫び声とともに倒れこんでゆく。

カリヤザキ「あふぅぅぅん・・・」

 その刹那、太くて硬い腕が、僕ら二人の身体をガッシリと受け止め、キツく抱き締め上げた。
 そう、それはもちろん、憧れの先輩の、熱い、熱い、腕であった。

僕「あっ・・・せ、先輩・・・」

 僕の鼻腔に先輩の汗の匂いが拡がる。

カリヤザキ「ハッ、ハウっ・・・せ、せんぱ・・・あふぅ・・・ハァ、ハァ、ハァ・・・」

 カリヤザキはどうやら絶頂に達した模様で、先輩の厚い胸板に顔を埋め、荒い息遣いを繰り返している。

先輩「おいっ!お前ら、大丈夫か?」

 僕とカリヤザキはまるで抱かれた子犬の如く、情けない表情で先輩の顔を見上げた。

 僕とカリヤザキは「オ、オッス・・・」と気の入りきらない返事をして、ゆるゆると先輩の身体から離れた。

 チラリとカリヤザキの顔を窺うと、頬が上気し、ほんのり薄紅色を湛えていた。僕も、同じ顔をしているんだろうか?と、火照る身体を押さえこみながら、しばしの間、まどろんでいた。

 その後もシゴキは続行され、いつものように足腰がガクガクになり、出るものも出なくなった頃、部活は終了した。

「おぅ、お前ら。また、明日な」

 解散間際、先輩は僕とカリヤザキに向かってニッコリと白い歯を覗かせ微笑み、片手を挙げ、去っていった。

 その後姿を呆然と見つめていたら、横からカリヤザキが、

「一緒に、帰らないか・・・」

 と、照れ臭そうに僕を誘った。

 僕らはフラフラな足取りで夕日が滲む河原の土手を無言で歩いていた。

 なんとなく気詰まりだったので僕は話しかけようとした。

僕、カリヤザキ「なぁ・・・」

 カリヤザキも同じ思いだったらしく、二人の言葉が、重なった。

僕「あっ、な、なに?」

 僕は咄嗟にカリヤザキの二の句を促す。

カリヤザキ「先輩、カッコイイよなぁ・・・」

 僕は思わずカリヤザキの顔を凝視してしまった。でもカリヤザキは、なんだか眩しそうに目を細め、夕焼けの空を仰いでいる。

 その姿が、なんだかちょっぴり美しく見えて、僕はしどろもどろになりながらも「あ、ああ、そ、そうだな・・・」と応えた。

 するとカリヤザキは「ヨシッ!決めた!」となにやら勝手に気合を入れて語りだした。

カリヤザキ「オレ、先輩のことが好きになった!だから、オレ、先輩の全てが、欲しい!先輩の全てを、受け入れたい!そして、先輩にもオレの全てを、受け入れてもらうんだ!そして、いつかオレも、先輩のような『漢(おとこ)』になるんだ!」

僕「はわわわ、、、ぼ、僕も、き、君と同じことを、ずっと、思っていたんだ・・・・」
 
 動揺を隠すことも、己の想いを偽ることも忘れ、言い募った。

カリヤザキ「そうか!オマエも、先輩のことが好きなんだぁ!わははは!」

 僕はこっくりと頷いた。きっと今の僕の顔は、これ以上ないくらい赤面しているのであろうが、夕焼けがそれを優しく紛らしてくれている。

カリヤザキ「それじゃあ、オレとオマエは『ライバル』ってとこかな。お互い、先輩目指して、大いに励もうではないか!」

 そう言ってカリヤザキは右手を差し出してきた。どうやら握手を求めているらしい。イヤハヤ、なんとも、清々しい奴ではないか。今までの君に対する誤解と偏見を、許してくれ!
 そんな気持ちを込めて、僕は握手に応じた。

 カリヤザキはキラキラと瞳を輝かせ、真っ直ぐに僕の瞳を見つめてくる。今にもほとばしりそうなその情熱に、僕は心を打たれ、瞳が潤みそうになったのだが、握り返した彼の右手は、なにやらネットリと濡れそぼっていて、それが少々気にかかっていた。

 ともあれ、良き『好敵手(ライバル)』と巡り合い、これからお互いに切磋琢磨し、更なる『漢(おとこ)』への極みへ突き進んで行けると思うと、全身が身震いし、熱いモノが込み上げ、流れ出そうな、勢いである。

 僕はその夜、早速、カリヤザキのマッチョな肉体、キラキラ輝く瞳、ネットリと濡れそぼった右手を脳内に浮かび上がらせ、両親にバレないよう、静かに、自主トレに勤しんだ。

僕「ハァ、ハァ、ハァ、、、あぁぁっ!カーリーっ!カーリーっ!・・ぃいいいぃぃぃん、、、くはぅっ!っはっ・・・ぅぅぅぅ・・・」

 あだ名は『カーリー』と命名しておいた。



 ボーイズ・ラヴ☆・・・それは、真の『漢(おとこ)』たちの、熱き物語で、ある。


 つづく・・・(いや、ホント、つづける気ないんだってば!




 
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みっちーまうす

2007-12-25 | 雑記
 去年のコレに続き、今年も年賀状デザインしてみますた。

 色々と描いていて二つ気づいたことがあります。

 ひとつは、ネズミを可愛く描くのはとてもムツカシイ、ということ・・・(ネズミ嫌いな人です、ハイ

 そして、もうひとつは、如何にして某テーマパークの黒ネズミが世の多くの人々から愛され、キャラクター界のトップとして君臨しているのか、を、なんとなく思い知らされました・・・。

 ちっ!ネズミのくせに、愛想笑いふりまきやがって。。。
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幸せって、なんだっけ?

2007-12-24 | 雑記
 あれやこれやと云う間に、なんですか?今日はクリスマス・イヴだそうで。

 なるほど、プラプラと外を歩いてみたら、何かと若くて初々しいカップルたちが満面の笑顔ですれ違っていきます。

 女の子はオシャレして、このクソ寒い中、生脚ミニスカでがんばっておりますんでね、とりあえずガン見しておこぼれにあずかっときます。

 そうやってプラプラしながら、なんとなくの年末ムードを感じつつ、我思ったこととは、なんだかこのところ、可もなく不可もない、平坦な日常を送っているなぁ・・・と。いや、まぁ、そういうのが「幸せ」だという人もいますがね、あまりにも平坦すぎるんだわ、、、ネタがないんだわ、、、むぅ。。。

 もうこうなったら「恋」でもしちゃおうか?などと思うも、この齢になるとなかなか険しい道に足を踏み入れるのを躊躇してしまう。
 せいぜい、毎朝見かける女子高生で妄想恋愛に取り組むくらいなもんで・・・。

 あぁ、今日はクリスマス・イヴ、ですか。そうですか。

 だからというワケではないんでしょうが、ロト6で千円当たりました。

 千円で女子高生、買えますか?(AV借りろよ
 
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ラマン

2007-12-24 | 映画
 十七歳の誕生日に、三人のオッサン(田口トモロヲ、村上淳、大杉漣)と一年間の愛人契約を結ぶ少女(安藤希)。

 もう、このシチュエーションだけで勃起もんですね(にっこり

 それから毎日、少女は三人のオッサンにあれやこれやと身体を弄ばれ、濃厚な性を開発され・・・と、いうワケではないんですが、やっぱ、そういうのを期待してしまう、私はダメな奴でしょうか・・・。

 内容は、まぁ、どうでもいいです(おい

 なんかね、もっとね、エロいんかなぁ~と思ってたんですけどね、なんせ監督が『ヴァイブレーター』の広木隆一監督だし。でも、、、ううっ、、、弄ばれる女子高生。。。オレはソイツが見たかったっ!!(AV借りなさい

 まぁ、そんなワケで、田口トモロヲ、村上淳、大杉漣、この三人のオッサン・・・もとい、名優たちが出てなかったら、非常に退屈な映画になってたでしょうね。。。



 まぁ、↑が唯一のヌキドコロかと・・・(ヌクな
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ダイイング・アイ/東野 圭吾

2007-12-24 | 小説
 八年くらい前に週刊誌で連載されていた、幻の作品がついに書籍化された、と、何故?今更?たぶん、『ガリレオ』ブームにあやかって・・・かな?

 と、そんなことはさて置いても、やはりファンとしては嬉しい限りですね。しかし昨今の氏の作品は、なんだかやたらと映画化やドラマ化を意識しているような気がして、どうも純粋に読めませんで・・・。
 そんな折、昔の作品に触れてみると「あぁ、やっぱ東野、昔のほうが良かったなぁ・・・」と感慨に耽ってしまいます。
 要するに、今作『ダイイング・アイ』は久しぶりに、素直に、面白かったなぁ・・・と思えた作品でした。

 カテゴリー的にはサイコホラーミステリー(なんじゃそら?)ってとこなんでしょうかね?なんかちょっと、恐かったです。しかし、ただのホラーとかではなくて、しっかりとミステリ的要素を踏まえて(多少、無理な要素も入ってますが、そこは『ホラー』的見地で見逃せ)相変わらず読み手を飽きさせない話の進み方は素晴らしいです。最後のほうになると途中で止めることができなくなり、一気に読んでしまいました。

 やはり腐っても(いやいや、腐ってないって!)ベストセラー直木賞作家、東野圭吾!といったところでしょうか。

 今のうちにガッツリ儲けて、もう少し余裕をもって新作に取り掛かってほしいものです。まぁ、いらぬお世話ですがね・・・。
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ボーイズ・ラヴ☆☆

2007-12-20 | ある物語
 いつも先輩に迷惑ばかりかけてしまう、己の不甲斐無さを鍛え上げるべく、僕は自主トレーニングを始めることにした。

 これから毎晩、親が寝静まった頃を見計らって、僕は精神を集中させ、先輩の厳しくも温かな眼差しを思い浮かべ、ひたむきに、己を鍛え上げよう!

 さっそく僕は瞳を閉じ、先輩の姿を思い浮かべ、肉体の一部を硬直させ、いつもの先輩のシゴキに倣って、己自身に鞭打つ。

 ・・・・・・・・・・。

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・・くっ!な、なにくそっ!」

 始めてから三十秒、早くも音をあげそうになる。我慢だ!我慢するんだ!

 僕は必死に先輩の厳しい顔を脳裏に浮かび上がらせる。

「ハァ、ハァ、ハッ!・・・せ、せんぱ・・いぃぃぃぃ・・・くはっ!」

 僕はビクンビクン痙攣する身体をベッドに横たえ、打ちひしがれた・・・。

 くそぅ、こんなことでは、先輩の熱き想いには到底応えられないぞ!くそぅ!先輩!すみませんっ!

 心の中で先輩に詫びを入れる。

 すると、心の中の先輩が、とても優しい笑顔で「大丈夫、オマエならやれる。ホラ、立て。立ってもう一度、オレに『漢(おとこ)』を見せてくれ!」と激をとばしてくださった。

 僕は、身体の内からみるみる力が湧き上がってくるのを感じ、雄叫びとともに、猛々しく、その身を屹立させた。

「オッス!もう一度、お願いします!」

 そう言って2ラウンド目に入ろうとした瞬間、部屋の扉が微かに開いて両親の心配そうな顔が現れた。

「お、おい・・・だ、大丈夫、か?」父が不安そうに訊ねる。

 軟弱であがり症の僕は、秘密のトレーニングを覗かれたことに困惑し、「せ、先輩が、先輩が、、、優しすぎるんだ・・・」と意味不明の回答を投げつけたまま、布団にもぐり込んでしまった。

 そんな僕に、父は「あんまり根を詰めすぎるなよ。おやすみ・・・」と囁き、ソッと扉を閉めた。
 父は廊下で不安に駆られている母に「『漢(おとこ)』には、『漢(おとこ)』の事情ってものがあるんだ、ソッとしておきなさい」そう宥めすかしてその場を後にした。

 僕は、父の『漢(おとこ)』に胸を打たれ、うっすらと瞳に涙を浮かべた・・・。



 ボーイズ・ラヴ☆・・・それは、真の『漢(おとこ)』たちの、熱き物語で、ある。


 つづく・・・(いやいやいや、だから、つづかんて・・・)
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永遠を旅する者-ロストオデッセイ 千年の夢/重松 清

2007-12-20 | 小説
『主人公は、カイム。
 永遠の生を生きる・・・
 すなわち、死ねない男。
 物語の舞台はすべて、一千年の旅をしてきたカイムが訪れた
「いつか、どこか」の町である。』(本文より)

 
「ファイナルファンタジー」の坂口博信、「バガボンド」の井上雄彦、そして、生と死を描き続ける作家、重松清。この三人が手を組み生み出した、壮大なる叙事詩!

 なんですが、個人的には、ダメでした・・・(あらら・・・

 三十近い短編が連なり、そのどれから読んでも問題はない、んですけど、なんというか、、、その、、、飽きちゃう(あらら・・・

 どうもね、異国の地ってのが、ダメみたいです、ボク。ってゆうか、重松らしさが、内容的には出てるんですけど、どうも、イマイチ、いつもの力が発揮しきれてないかなーって。。。

 たぶんね、これ、一日一話づつ読むとかしてったら、もうちょっと感慨深くなれたんだろうけど、如何せん図書館からの借り物だし、しかも友人からの又貸しだし(あらら・・・

 で、ちょっと駆け足で読みすぎちゃったかなぁ、ってカンジです。

 まぁ、初めてです、重松作品読み進めるのに苦痛を感じたのは。。。まぁ、それはそれで、良しとしておこうよ☆(あくまで重松ファン☆
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有頂天家族/森見 登美彦

2007-12-20 | 小説
「面白きことは良きことなり!」

 狸と天狗と人間が織り成す、奇想天外!抱腹絶倒!捲土重来!(←使い方オカシイ?)
 登美彦氏最高傑作の青春ファンタジー小説!

 とにかく、面白い。なんにせよ、面白い。間違いなく、面白い。

 そう、「面白きことは良きことなり!」この一言に尽きますわー☆

 
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ボーイズ・ラヴ☆

2007-12-19 | ある物語
 空手部の先輩のシゴキは、とても厳しく、とても、激しい・・・。

 軟弱な僕は、いつも耐え切れず、すぐに音をあげてしまう・・・。

先輩「オラァ!もっと気合を入れんかー!」

僕「お、オッス!」

先輩「よぉし、だんだん固くなってきたぞぉ!」

僕「おぉぉ、オッスぅぅ!・・・あっ、、あぁっ・・・せ、先輩・・・」

先輩「どうしたっ!」

僕「おぉぉっすっぅ、、ハァ、ハァ、じ、自分はぁ、、も、もぅ・・・」

先輩「ナニをぬかすー!まだ一分も経っておらんぞー!」

僕「おおおっ、、くはっ!ああぁっ!ああっ!・・で、でもっ、、、もぅ、、げ、限界で、あり、ま、っはっ!!!ハウァッあ!」

 ・・・・・・・・・・。

 僕は「ビクンビクン」と痙攣する身体を床にへばりつかせ、忸怩たる吐息を荒げる。
 いつもこうだ・・・軟弱な僕は、先輩のシゴキに二分ともったためしが、ない。

 悔し涙を堪え、必死に立ち上がろうとする僕の目の前に、先輩が「スッ」と己のタオルを差し出し「これで拭け。拭いたら、もう一度だ」と、温かい眼差しを向けた。

 僕は先輩の熱き想いに応えるべく、もう一度、力を振り絞って、立ち上がる。

先輩「そうだ、立て!立つんだ!オマエは、何度でも立つことができる『漢(おとこ)』なんだっ!」

僕「オッス!」

 先輩の汗の匂いが染み付いたタオルを握り締め、僕は猛々しく、屹立した。

先輩「よぅしっ!いくぞっ!」

僕「オッス!」

 僕は先輩の瞳を見つめ、先輩は僕の瞳を見つめる。

先輩「はじめっ!」

 ・・・・・・・・・・三十秒後。

僕「あっ、あふぅっ!!!」

先輩「き、キサマー!早すぎるぞー!」


 先輩のシゴキは、とても厳しく、ときに激しく、ときに、優しすぎるのだ・・・。




 ボーイズ・ラヴ☆・・・それは、真の『漢(おとこ)』たちの、熱き物語で、ある。
 
 つづく・・・(いやいや、つづかんて・・・)
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おっさんセレナーデ

2007-12-17 | 雑記
 先日、仕事の帰りに友人宅へ本を借りに行った際、「いいおっさんやなー」と友人は私を見るなりそう言い放った。

 この場合の「いい」は「良い=良質な」や「好い=好ましい」などの意ではもちろんなくて「いい加減=程よい」の意であろう。
 要するに、見るからに「おっさん」ということだ。

 確かに、作業服を着込んで週末の疲れきった私は「いいおっさん」に見えてもやむを得ぬが、私よりも四つ上の先輩おっさんに「いいおっさん」呼ばわりされるのは何とも癪である。

 しかしながら、そこであれこれ否定し様々な言い分を述べる気力も体力もなく、私は力なく「まぁな・・・」と言うに止めて、借りた本の礼を述べ、そそくさと辞去した。
 
 だが、待て、もしや?こういう活力の無さが、おっさんをおっさんしからしめたる、要因なのではなかろうか?と?

 だが、待て、しかし!ここで孤軍奮闘し、如何に私はおっさんではないかと言うことを熱烈に語ってみたところで、「そういうところが、おっさんだよなー」と鼻であしらわれるのがオチではあるまいか?

 要するに「いいおっさん」の称号を与えられた者に、もはや為す術もなく、ならば「偏屈なおっさん」などと忌み嫌われるくらいなら、物分りのよい(フリをした)「良いおっさん」や「好いおっさん」になったほうが得策ではあるまいか?

 うむ、きっと、そうであろう。

 しかしながら、私はまだ、明らかに自分よりも「いいおっさん」たる者に「いいおっさん」呼ばわりされるのを潔しとしない。

 それにしても、最近私の周りでは「いいおっさん」率が急増しているのは抗い難い事実であるとともに、認めなければいけない現実の一つ、なのである。
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