いま最も注目を集める新鋭ミステリ作家・道尾秀介が満を持して送り出す、初の連作短編集!
これは素直に、よかった!一見するとホラーっぽいな、と思われる不可思議な事象がちゃんと現実対応として帰結されている。なにより、短編独自のキレの良さ、そして短いながらもしっかりと今までの「道尾秀介っぽさ」を醸し出していて、読む手が止まりませんでした。
話的にはベタな感じのものが多いですが、それを見事に消化させる構成が実に素晴らしい。長編の際も、この作家さんはストーリー云々よりもその類い稀な構成に魅力を感じていたのですが、今回、短編とあって、その短い中でいかに魅力溢れる構成を組めるか?が気になっていたのですが、難なくクリアしてました。
その最たるものが『よいぎつね』『冬の鬼』だったと私的には思われます。
『よいぎつね』は私的にいちばん好かった話ですね。もうなんか「やられたー」感がゾクゾクと湧き上がってきました。
そして『冬の鬼』。これはもう、完璧ではないでしょうか?この斬新な構成に、ただただ圧巻されました。
本の帯に「ミステリと文芸の壁を軽々と越えた」と書かれていますが、『冬の鬼』は、まさにそれ!という感じです。
期待度120%の道尾秀介氏に、今後も目が離せません☆
これは素直に、よかった!一見するとホラーっぽいな、と思われる不可思議な事象がちゃんと現実対応として帰結されている。なにより、短編独自のキレの良さ、そして短いながらもしっかりと今までの「道尾秀介っぽさ」を醸し出していて、読む手が止まりませんでした。
話的にはベタな感じのものが多いですが、それを見事に消化させる構成が実に素晴らしい。長編の際も、この作家さんはストーリー云々よりもその類い稀な構成に魅力を感じていたのですが、今回、短編とあって、その短い中でいかに魅力溢れる構成を組めるか?が気になっていたのですが、難なくクリアしてました。
その最たるものが『よいぎつね』『冬の鬼』だったと私的には思われます。
『よいぎつね』は私的にいちばん好かった話ですね。もうなんか「やられたー」感がゾクゾクと湧き上がってきました。
そして『冬の鬼』。これはもう、完璧ではないでしょうか?この斬新な構成に、ただただ圧巻されました。
本の帯に「ミステリと文芸の壁を軽々と越えた」と書かれていますが、『冬の鬼』は、まさにそれ!という感じです。
期待度120%の道尾秀介氏に、今後も目が離せません☆