南カリフォルニア
アズーサアベニューでフラッと立ち寄った
Pawnショップで手に入れた
ギブソンのs-1
1970'年代のキワモノ
メープル材で出来ているから異様にヘビー
当時で20数年前だから
今なら半世紀も前の代物
ヴィンテージギターの部類にはなるんだろうけど、思ったほど値上がりはしない
理由は、玉数が意外に多いという事もそうだが、実用性に欠けるというのか
そもそも人気がないのか
個人的には格好良いと思ってるんだけど、19歳で手に入れてライブでもスタジオでも殆ど使った事はない
理由は重いのと、ピックアップのせいかわからないけど、イメージのサウンドが出せなかったから
カリフォルニアからネバダ、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサス、フロリダと
野宿しながら旅のお供に
アリゾナかニューメキシコ辺りの荒野で夕陽をバックに格好つけてみた
手前の車は
シボレーの小型の車
カリフォルニアで1monthフリーマイル300ドルで借りて
最初的に10,000㎞分のメーターが上がって
クレイジーって罵られながら
1000ドル余分に払った
反論の余地もメンタルも言葉も知らず
ただただ金をかき集めた
ミッションで左ハンドルというのは
本当に大変だった
何が大変って
サンフランシスコのあの街並みよ
坂道発進でエンストしまくり
サンフランシスコの帰宅ラッシュを更に渋滞させて顰蹙買ったという
Sunset in the Wilderness
静寂という言葉はその場所のためにあるような
あるのは数百マイル続く荒野のフリーウェイだけ
1週間に一台車がすれ違えばいい方
永遠のワンウェイ
昼間は40度
夜はマイナス10度
19歳で生まれて初めてこめかみにコルトガバメントを突きつけられ
30人くらいにライフルで囲まれても
生への執着よりも
実感がなく恐怖もなく
生への情熱もなく
ただ、ただフロリダを目指した
携帯もないパソコンもない
ただ一枚のアメリカ大陸の地図しかない
記憶は霞むことなく鮮明に
この時を思えば
大抵のことは笑える
アメリカ行く前に気合い入れて坊主にした