20歳のときに投資を始めたとします。毎年5,000ドル(およそ50~55万円)を貯めて、それを株やインデックスファンドに投資し、平均して年8%のリターンを得ることができたとします。30歳になったら、お金を貯めるのをやめますが、それまでに貯めた投資はそのままにしておきます。
さて、話は変わります。20代のうちは、毎年5,000ドルを貯めて投資したいとは思わないものでしょう。なぜなら、あなたはまだ若いからです。楽しいことをしたいのであって、責任あることをするのは後回しでいいのです。そこで、30歳から毎年同じ額の投資を始めることにします。しかし、始めた時期が遅かったため、10年後には投資を止めません。その代わり、65歳で退職するまで、毎年5,000ドルずつ投資します。
ここで、物凄いことになります。
20歳から30歳まで投資し、それ以降は投資しなかった人の方が、最終的に多くのお金を手にできるのです。
正確には、1,156,619ドルです。(およそ125,840,622.64円)
遅咲きの人は、努力を続けたにもかかわらず、930,510ドル(およそ102,044,379.15円)しか得られませんでした。
22万6,000ドルも違うのでは、素敵な家が1軒建つか建たないかの違いになります。
あるいは、フェラーリ。
あるいは、重要な手術。
あるいは、退職後の5年間の生活費など、誰にもわからない。
個人の金融資産で最も重要なことはこれです。
今日からこのゲームを始めなければ、明日には負けてしまうことがすでに決まっているのです。
「世界の8番目の不思議はお金の複利の力」- 匿名