R.K official blog

旅・サーフィン・スノーボード・ロック・夜遊び・仕事・投資・投機

投資と投機と心理

2013-04-11 18:46:54 | 日記

年明けから物凄い勢いで株価と為替が動いている。
このまま景気回復といくのだろうか?


先週の日銀総裁の発言で、1ドル100円近くになっている。
ここが心理的節目で、100円を抜けるかどうかがポイントになるのかなと思っている。

ここで多少、右往左往する可能性もあるが、次こそ買う時かな??


最近、住宅相談で金利の話をよくするのだが、
住宅ローンの金利は、日銀の金利推移表をグラフにしたものがわかりやすい。

今は、変動・固定で0.8~2%位かな

バブルの時は、8%近くもあったりした。
で、殆どの人は変動を選ぶ。見た目も安いし、予算的にも組みやすいと考えるのか、
住宅の営業マンは普通に勧めてくるだろう。


ここでイメージしてほしいのだが、バブル絶頂の金利を8%として、
この時に住宅を購入するとしたら、変動?固定?

既に、バブルが弾けることは知っているので変動を選択するだろう。
しかし、当時はバブルが弾けるとはだれも予想していなかったので、これ以上金利があがるとまずいってんで固定を選ぶ人が多かった。

ところが、バブルがはじけて金利はダダ下がり。
大変なところで金利を固定してしまったため多くの人が泣いた。

では、今の水準はどうか?


史上最低水準と言われる金利、これから未来をどう予測するか?だ

最近の市場が示す動きに伴い、景気が良くなっていったらどうだろう?
金利は上がっていきますよね。

逆に、これ以上金利が下がると思いますか?

それでも、殆どの人達は変動でローンを組んでいる。
今度は、バブルの時と逆パターンで潰れちゃう人もでてくるかもしれない。


殆どの人がサラリーマンで、収入は安定しているが、昔みたいに年功序列的な給料の上がり方は殆どなくなってくるんじゃないかな?
それに、終身雇用なんて神話だ。

なのにだ

将来不安定な変動を選ぶ心理が不思議なわけさ。


そのくせだよ


今度は、自分達がその金利を使ってお金を増やす立場と考えたらどうだろう?

同じく、バブルにいたとしたら、こちのケースは当然固定だよね。
保険商品で言うところのお宝保険ってやつね。
当時の金利のまま貯蓄していたら・・・驚くほど増えているはず。


では、今、史上最低水準の金利の世の中で貯金するとしたら?
こちらに関しては、自ずと答えは出てくるだろう。


わざわざ、最低水準の金利で固定にする理由はない。


ここで、ある矛盾に気が付かない?


金利を支払う方は変動を選び、金利を利用する方は変動は選びたくないという心理。
これが面白くてさ。

住宅ローンを変動で組んでいるなら「インフレヘッジ」つまり、変動に対応した貯蓄もしとかないと大変なことにならない?

例えば、外貨であるとか投信だとか市場に連動した動きの貯蓄です。
何も全てと言っているわけではない。
貯蓄している額の一部でいいのだ。


僕らより上の世代は、バブルやリーマンショックを経験しているから貯蓄に関しては
物凄いネガティブというか、保守的である。

でも、バブルで苦い経験をした人のほとんどが勉強不足であったり、経験不足であったからというのも感じる。


隣の家の人が儲かったからとか、そんなレベルで投資している以上はどの時代でも同じことを繰り返す。

とにかく、貯金が動くのが嫌だと思うなら、将来設計上、不確定要素の強い変動ローンを選ぶ根拠を持つこと。
金利が上がってきたら借り換えですか?繰り上げ返済ですか?
そう思うように行けばいいですが・・・。


間違いなく言えることは、今年は昨年までの金利の動きで金利は下がっているが、
今年の市場の動き次第で、来年は金利が上がるということ。
原理原則です。


次は、更に
数学的に有利であっても

心理的には選びたくないという
そんな例えをテーマに





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 装い | トップ | 投資と投機と心理② »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿