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2012-10-11 12:19:17 | 日記

孔子の理想とする人間像についてよく『仁』という言葉が出てくる。



一言に『仁』


といっても明確な解説はなされていないのだが、なんとなくニュアンスで感じ取るしかないのだろう。

「巧言令色、鮮なし仁」
さわやかな弁舌、人をそらさぬ対応、そんな手合いに限って仁には遠いとも言う。

「剛毅木訥、仁に近し」
剛直で無骨な人間は、仁に近しと言ったり。

孔子はこうも言っている

「仁とは愛することだ」

「人間として正しいことは、たとえ労多くして功少なしと知っていても、あえて実践するのが仁なのだ」

「日常生活では慎み深くすること、仕事を大切にすること、他人に対してはどこまでも誠意を尽くすこと、それが仁である」



ちなみに孔子の嫌いなタイプ

・他人の失敗を喜ぶ者

・部下として上司の陰口を叩く者

・ただの乱暴を勇気とはき違えている者

・独断を決断だと勘違いしている者


「情熱家だが、そのくせ手練手管を使う。愚直だが、そのくせこすっからい。
こういう連中には手の施しようがない」

「指導的立場にいながら寛容さを欠く者、儀礼を行う際に誠実さを失っている者、葬儀に参列するのに哀悼の気持ちを持たない者、このような人間はまったく評価に値しない」



こんなことばかり書いていると、宗教家みたいなイメージも持たれかねないが、
僕は無神論者で、平和主義者である。

ただ、僕に先人達の言葉や思いを考えさせる自分にしてくれたのは、仕事であり先輩達であり成功者達であり、逆に人を裏切った人達や失敗者達でもある。


テクニカル的にこなすのは仕事として素晴らしいことではあるが、まず人としてどうあるのか?僕はここに行きついたといっても過言ではない。


いくら科学や技術が発展・発達しても、それを使うのは人間なんだ。

それは、2,000年前でも千年後でも変わらない。

すべては、人の心に在るんじゃないかな



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