こちらのブログをしばらくご無沙汰してしまっていました。
今年になってからずっと書いていなかったにも関わらず、
変わらず読んでくださっている方がいらっしゃるんだなぁと、ありがたい気持ちです。
今年はコロナの影響で6月まではにじの森をお休みしていました。
その後再開し、楽しく活動していました。
にじの森では、私は極力子どもの自由を保証しています。
ですが、それを放任と間違えて受け取る方がいらっしゃるかも知れないと思い、
ちょっと違いを書いておこうと思いました。
イギリスで自由な教育を実践していたニイルの言葉に、次のようなものがあります。
「子どもに関する真理はひとつしかない。それは、愛され、自由であり、自分自身であることが許されるなら、誰しもが攻撃性が少なく、裏表のない、誠実さと思いやりの心にあふれた、善良で、平和で社交的な人間になることだ。」
私はにじの森で、このことを大事にしているのです。
実際、子ども達は遊んでいるうちに自分自身を取り戻していくように見えます。
自由を保証するということは、何でもしていいよ、ということではありません。
森でもトラブルがあった時は、気持ちを聞き、こちらの気持ちも話し、その上で子どもの内側から出て来る答えを待ちます。
それは放任とは違って、心を遣うことです。
先日、今年最後のにじの森を終えました。
参加してくださったママから、感想が届いています。ありがとうございます。
息子はもうすぐ3歳になりますが発達がゆっくりで、集団で遊ぶことやルールの中で遊ぶことはまだまだ難しい状況です。
公共の場では周りの方に迷惑がかからないよう、そして息子が楽しく遊べるよう注意しながら過ごしますが、そのバランスが崩れていないかと周りの目を気にしながら過ごしています。子どもを持つ皆さんも同じだと思いますが、どうしても周りの目が気になります。
にじの森ではろっこさんご夫婦が息子をまるごと受け入れてくださり、息子はいつも自分のやりたいことをして自由に森の中で過ごさせていただいています。ときには森の外に散歩に出てしまうこともありますがそれもOK!息子のペースで散歩をして、散歩に満足したら森に帰ってきて、好きな時間にご飯を食べて。座っていることが苦手なので歩きながらご飯を食べてしまうこともありますがそれもぜんぜんOK!危険なこと以外何をしても良く、親も周りを気にせず安心して息子のペースで遊ばせることができる貴重な場所だと思っています。
また、にじの森では竹をのこぎりで切らせてもらったり、ハンモックに寝てみたり、おがくずを触ってみたりと、にじの森でしかできない体験がたくさんあります。このような新しい遊びを通して、息子が楽しみながら少しずつ成長していけるようにと願っています。
そして、ろっこさんは私が前向きになれるよう息子を応援してくれる言葉を毎回かけてくださいます。悩みを聞いていただいたり、アドバイスをいただいたり。ろっこさんの言葉に私は毎回元気をもらっています。
今年は、今回で最後となりましたが来年も参加させていただきたいと思っています。来年はにじの森で息子がどんな遊びができるのか、とても楽しみにしています。