私が「にじの森」をやっているのには訳があります。
やはり幼少期が、人生において最も重要な時期だからですが、
その理由を知っている人はあまりいないかも知れません。
森の活動には子どもの育ちに必要な要素をたくさん取り入れています。
一つは脳の発達に関することです。
子どもは0~1、2歳であらゆる感覚器官や運動器官が急速に発達し、
意欲的に模倣し、自ら学びます。
必要なのは体感を伴った様々な体験です。
自分で物事をやってみる体験です。(イタズラや遊び)
脳の大脳新皮質は学習に関係していて、
情報を処理したり、合理的に判断したり、行動したりする時に活躍します。
そしてここは大人になるまで変化し続けます。
特徴は「新しく情報をインプットすれば変化できる」脳なのです。
だからいくらでも書き換え可能。20歳過ぎまで発達していきます。
でも5歳までにほぼ完成してしまう脳の部分があります。
それが脳幹と大脳辺縁系です。
完成するとなかなか変化できにくいのです。
ということは、それまでに良い状態にしておかなければならないということです。
多くの人が「子どもを厳しくしつけると子どもが社会に適応し、立派に育つ」
という誤解をしています。
脳の発達から見ると、それは逆のことなのです。
大脳辺縁系にある扁桃体は生きる上での警報装置で、
常に危険がないか見張っています。
ですから、いつも怒られたり喧嘩の絶えない家で育ったとしたら
脳の警報装置が鳴りっぱなしになってしまいます。
また、視床は外から入って来る情報を処理するのに大切な役割を担っていますし、
視床下部は体の内側の見張り役をしています。
ホルモンの調節などに大切な役割をはたしています。
海馬は記憶に関係しています。
常に危険を感じたり、自分を否定されるような育ち方をしていると、
身体の健康も損なわれることになりかねません。
それに、危険を察知し、警報が鳴りっぱなしになれば
周りのことに注意を向けて、これは何だろう?と興味を持つことも難しくなります。
その結果、結局は様々なことを学びとることにも影響が及んでしまいます。
乳幼児期の育ちには、安全を感じられる環境や、
たっぷりの愛情やお互いに応え、応えられるような
相互のコミュニケーションが成り立つ環境が必要です。
喜びを体験することにより、脳の発達もどんどん促されます。
キャラクトロジー入門講座では胎児期~5,6歳までに
どんなことでどんな防衛反応が作られるのかを学ぶことが出来ます。
ですから、あ~、この時期にはこんなことに留意して育てたらいいんだなぁ、と
いうことが明確になるのです。
お子さんをお持ちの方や保育士さん、子どもに関わる専門家の方々には
とても参考になると思います。
新潟県長岡市で12月14日(水)に開催いたします。
入門講座は今年はこれが最後です。
ぜひ、この機会に学んでみてください。
詳細、お申し込みはこちらへ
http://www.reservestock.jp/events/155950
脳幹、大脳辺縁系とは(脳のお勉強会HPより引用させていただきました)
脳幹の働き
脳幹はいくつもの部分に分けられ、それぞれ役割は違いますが、全てをまとめて脳幹の働きを大別すると、以下の2つに分けられます。
人間の意識を制御する
人間がものを考えたり、行動したりできるのは、大脳が活動しているからですが、この大脳の活動を制御するのが脳幹の役割の一つです。
大脳は意識を担っているというお話もしましたが、その大脳が活動できるのも脳幹が活動させているからです。
ちなみに、睡眠というのはこの大脳を休ませるために取るわけですが、この睡眠はホメオスターシスという体を調整する機能が働くことによって起こるもので、その機能は視床下部が担当しています。
従って、睡眠にも脳幹が深くかかわっているということがわかりますね。
人間の生命を維持する
深呼吸
意識を制御するのも勿論大切ですが、それよりも重要なのが生命維持の機能です。大脳や小脳が部分的にダメージを受けた場合、その部分が請け負っている機能に障害が出る程度で済むこともありますが、脳幹の場合は自律神経やホルモン、呼吸にまで影響を及ぼしているので、人間の命そのものが危機にさらされます。
大脳や小脳が人間として重要なものであるのならば、脳幹は人間、いや、生物の命そのものにとって重要なのです。こうしてみると、脳幹は我々が寝ているときであっても、24時間年中無休で働いていることがわかりますね。
大脳辺縁系
大脳の内側に位置している部分の総称です。また、大脳皮質を含んで大脳辺縁系ということもあります。
大脳皮質で物事を考えているのに対し、内側は、わかりやすく言うと本能の役割を担っています。
大脳の内側で発信される本能的な情報が、大脳皮質で処理され、理性的な行動につながっていると考えられています。
やはり幼少期が、人生において最も重要な時期だからですが、
その理由を知っている人はあまりいないかも知れません。
森の活動には子どもの育ちに必要な要素をたくさん取り入れています。
一つは脳の発達に関することです。
子どもは0~1、2歳であらゆる感覚器官や運動器官が急速に発達し、
意欲的に模倣し、自ら学びます。
必要なのは体感を伴った様々な体験です。
自分で物事をやってみる体験です。(イタズラや遊び)
脳の大脳新皮質は学習に関係していて、
情報を処理したり、合理的に判断したり、行動したりする時に活躍します。
そしてここは大人になるまで変化し続けます。
特徴は「新しく情報をインプットすれば変化できる」脳なのです。
だからいくらでも書き換え可能。20歳過ぎまで発達していきます。
でも5歳までにほぼ完成してしまう脳の部分があります。
それが脳幹と大脳辺縁系です。
完成するとなかなか変化できにくいのです。
ということは、それまでに良い状態にしておかなければならないということです。
多くの人が「子どもを厳しくしつけると子どもが社会に適応し、立派に育つ」
という誤解をしています。
脳の発達から見ると、それは逆のことなのです。
大脳辺縁系にある扁桃体は生きる上での警報装置で、
常に危険がないか見張っています。
ですから、いつも怒られたり喧嘩の絶えない家で育ったとしたら
脳の警報装置が鳴りっぱなしになってしまいます。
また、視床は外から入って来る情報を処理するのに大切な役割を担っていますし、
視床下部は体の内側の見張り役をしています。
ホルモンの調節などに大切な役割をはたしています。
海馬は記憶に関係しています。
常に危険を感じたり、自分を否定されるような育ち方をしていると、
身体の健康も損なわれることになりかねません。
それに、危険を察知し、警報が鳴りっぱなしになれば
周りのことに注意を向けて、これは何だろう?と興味を持つことも難しくなります。
その結果、結局は様々なことを学びとることにも影響が及んでしまいます。
乳幼児期の育ちには、安全を感じられる環境や、
たっぷりの愛情やお互いに応え、応えられるような
相互のコミュニケーションが成り立つ環境が必要です。
喜びを体験することにより、脳の発達もどんどん促されます。
キャラクトロジー入門講座では胎児期~5,6歳までに
どんなことでどんな防衛反応が作られるのかを学ぶことが出来ます。
ですから、あ~、この時期にはこんなことに留意して育てたらいいんだなぁ、と
いうことが明確になるのです。
お子さんをお持ちの方や保育士さん、子どもに関わる専門家の方々には
とても参考になると思います。
新潟県長岡市で12月14日(水)に開催いたします。
入門講座は今年はこれが最後です。
ぜひ、この機会に学んでみてください。
詳細、お申し込みはこちらへ
http://www.reservestock.jp/events/155950
脳幹、大脳辺縁系とは(脳のお勉強会HPより引用させていただきました)
脳幹の働き
脳幹はいくつもの部分に分けられ、それぞれ役割は違いますが、全てをまとめて脳幹の働きを大別すると、以下の2つに分けられます。
人間の意識を制御する
人間がものを考えたり、行動したりできるのは、大脳が活動しているからですが、この大脳の活動を制御するのが脳幹の役割の一つです。
大脳は意識を担っているというお話もしましたが、その大脳が活動できるのも脳幹が活動させているからです。
ちなみに、睡眠というのはこの大脳を休ませるために取るわけですが、この睡眠はホメオスターシスという体を調整する機能が働くことによって起こるもので、その機能は視床下部が担当しています。
従って、睡眠にも脳幹が深くかかわっているということがわかりますね。
人間の生命を維持する
深呼吸
意識を制御するのも勿論大切ですが、それよりも重要なのが生命維持の機能です。大脳や小脳が部分的にダメージを受けた場合、その部分が請け負っている機能に障害が出る程度で済むこともありますが、脳幹の場合は自律神経やホルモン、呼吸にまで影響を及ぼしているので、人間の命そのものが危機にさらされます。
大脳や小脳が人間として重要なものであるのならば、脳幹は人間、いや、生物の命そのものにとって重要なのです。こうしてみると、脳幹は我々が寝ているときであっても、24時間年中無休で働いていることがわかりますね。
大脳辺縁系
大脳の内側に位置している部分の総称です。また、大脳皮質を含んで大脳辺縁系ということもあります。
大脳皮質で物事を考えているのに対し、内側は、わかりやすく言うと本能の役割を担っています。
大脳の内側で発信される本能的な情報が、大脳皮質で処理され、理性的な行動につながっていると考えられています。