息子がいた頃
ちょうどバブルの崩壊で
我が家もお金がスッカラカンになったことがあります。
銀行口座から引き落としできません、という通知が届いて
それまで我が家の経済まで心配している暇がなかった私も
さすがに大慌て。
と言っても、慌てたところで大したことも出来ないのでした。
私が出来ることと言ったら、何か手作りするくらい。
それも高校時代、家庭科でちょー手抜きをして
仮縫いもしないでブラウスを縫ってしまい、
先生にばれて減点されたという経歴の持ち主でして^^;
アバウトなものしか作れないので、
クリスマスグッズなどを、夫の取引先から板などもらって来て作りました。
私がデザインして、夫が糸のこで切ってくれて
入院している時も病室に持ち込み、
息子が寝ている時に色を塗り、というように。
病院グッズ(入院に備えて常時用意してありました)にちゃんと入れておくのです。
出来上がると病室の窓辺に飾り、看護婦さん(その頃はまだ看護婦さんでした)に買っていただいていました。
なので11月になると、そろそろ体がクリスマスモードに突入します^^;
我が家ではよく「楽(たの)苦しい」という言葉を使っていましたが、
ほんと、たのくるしい毎日でした。
今ではそれも懐かしいです。
息子亡きあとはそんな気力も出ず、でした。
やっぱり子どもの存在は大きいと、またまた思います。
生きる原動力です。