子育てにキラッと魔法をかける ろっこのブログ 「ろこ はうす」

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新潟県長岡市青葉台

思い込み

2015-03-12 14:14:59 | セラピー
私の両親は、今にして思えば
二人とも「世間に迷惑をかけてはいけない」
という強力な思い込み(ビリーフ)を持っていました。

言動が常にそのことに中心が置かれていたために、
私は両親の目があるところでは
自由にはできませんでした。
いつも緊張していました。

昔は今と違い、外で自由に遊ぶ時間がありましたから
もちろん私は自由に遊ぶこともできたのですが、
常にそのことから心が逃れられませんでした。


先週、小千谷の子育てサークルで食育講座をすると母に話したら
なんと、母が言った言葉は
「小千谷の人達に迷惑をかけるな」ということでした。
私はびっくりしてしまいました。
例え迷惑をかけたとしても、今はもう子どもではないから
大人としての責任の取り方ができます。

でも、その言葉を聞いた瞬間
私の中で反応が起きてしまいました。
「ほんとうに迷惑をかけるんじゃないか?!」
その声がだんだん大きくなって、身体が緊張状態に。。
いや、いや、もう子どもではないから、と思えども、
どうしても反応してしまい、腹を決めるまでこころが揺れ揺れでした。


実際にやってみたら
人に迷惑をかけるなんていうことを心配するのはバカらしいと思えたし、
講座を受けてくださった方は、
まさか私がこんなことを心配していたなんて
想像がつかないと思います。

子どもの頃に強力に影響を受けていたことはこんな風に
大人になってからも人のこころを支配してしまいます。

あえてこんなことを書いたのは、
今、お母さん、お父さんになった方達に
同じようなことを繰りかえしてほしくないからです。


でも、父や母がそんな風な思い込みをもっていたのには
どうやら訳があるようです。
戦争です。
母の母、つまり祖母ですが、
夫が戦争に行き、女手ひとつで大勢の子どもを育てていて
私の母には常にそう言っていたそうです。
そのことを私は最近になって叔母から聞きました。
人に迷惑をかけてしまったら生きていくのが大変になってしまう、
ということがあったのでしょう。


子どもの頃に作られたビリーフは
強力に人の人生を左右し、受け継がれていってしまいます。

自分が同じことを人生の中で繰り返していたり、
口ぐせで言っていたり、
そんなことがあったなら
それが「思い込み」となって
子ども達に影響を与えているかも知れません。
今日はちょっと、そこを振り返ってみてくださいね。

日曜日の講座では
こんなことにも触れてみたいと思います。


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