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血縁選択

2011年05月20日 17時32分32秒 | 大学
北大構内、ようやく芽吹いてきた感じ。

今日は薄曇りですが、暖かくてよかった~。


車の中からパチリ。




わかります?遠くのほうにポプラ並木がありますよ。





さて、表題「血縁選択」ですが、

『動物の科学』の授業を聞いていて、おもしろいなぁ~と思ったのです。


ミツバチは雌が2n、雄がn本の染色体を持ってますね。

卵が受精すると雌になり、未受精卵が単為発生すると雄になるんです。

雌はローヤルゼリーを多く与えられたものが女王バチになり、

残りははたらきバチになります。

つまり、女王バチとはたらきバチは元は同じ雌なんですよ。

なぜ、はたらきバチは自分の子孫を残そうとせず、

女王バチの生んだ自分の姉妹の世話をするのかって話です。


染色体を思い切り単純に、2n=2本と考えると、

雌は母親の2本の染色体のうちの1本を受け継ぎ、

もう1本は雄から受け継ぎます。

そうすると、遺伝子がどれくらい同じかっていう血縁度は、

母と娘では半分、つまり2分の1。

でも、姉妹(たくさんいるんですよ)全部を考えると、

半分は自分とまったく同じ(血縁度100%)、残り半分は2分の1(血縁度50%)。

合計すると、姉妹全部の血縁度は2分の1+2分の1×2分の1だから、

4分の3!

ということは、姉妹同士の方が母よりも血縁度が高いってこと。


だから、自分の子孫を残すより姉妹の世話をした方が

遺伝子を残すっていう点ではよいのだと。


ふ~ん、なるほど~。


血縁度100パーセント。

ヒトの場合だって、一卵性双生児は100パーセントだよね。

親よりも自分に近い存在なのね。


コメント (4)
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