黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

支払いがないのに利用明細書発行手数料をとられる怪

2024-10-30 09:03:12 | 生活

いくつかあるクレジットカードのうち、あるカードは火災保険料の支払いのみに使ったてたが、あるときから利用明細書の発行手数料をとられるようになった。保険料が300円で保険金がスズメの涙なのに利用明細書の発行手数料は110円。あほくさいから火災保険自体を止めることにし、自動ダイヤルで解約した。すると、11月請求分の明細書が来た。え?保険料の支払いはもうないはずなのに、と思ったら、明細の中身は利用明細書発行手数料110円のみだった。なんで保険料の支払いがなくなったのに明細書が来てその発行手数料を払わにゃいかんのだ? 腑に落ちないから問合せることにした。

例によってナビダイヤルなのでスマホでかけてもただにならないから固定電話でかける。しかも、なかなかつながらない。ナビダイヤルは「何分ごとに○円かかる」から、こうやってるうちにもダイヤル代が膨れ上がる(ナビダイヤルは待ち時間の間も料金がかかる)。頻繁に「(時間がかかるから)おかけ直しください」とのアナウンスが入るが、ここで切ったらそれまでのダイヤル代をどぶに捨てたようなもの。で、次回かけてつながらなければまたダイヤル代が膨れ上がる。だから、リタイアするわけにはいかない。Youtubeを見ながらつながるのを待つ。

ようやくオペレーターにつながり、事情を話すと、こういう答が返ってきた。明細書の発行手数料は、発行月の翌月の請求となる。私の場合、最後の保険料の支払いが10月だったのだが、その10月分の明細書の発行手数料が11月の請求となるから、明細書発行手数料のみを記載した11月分の明細書が来た、ということなのであった。

待てよ、今、書いてて思った。今回来た11月分の明細書の発行手数料が12月に来る、ということはないのだろうか。さらに、その12月分の明細書の発行手数料が翌年1月に来る、ということはないのだろうか。そういうことになったら、カードの利用がゼロでも永久に毎月110円を払わなければいけなくなる。

万が一、そんな事態になり、問合せをしたら、まーたナビダイヤルで長く待たされて、膨れ上がったダイヤル料を払うことになる。いっそのことカードを解約したろうか。

と、一人でいきまいたが(血圧もさぞや上がったことだろう)、杞憂であった。そのクレジットカード会社のホームページを見たら、
「ご請求内容が以下の場合は、ご利用明細書は無料です。翌月に発行手数料はいただきません。
・ご利用明細書発行手数料(110円)のみ
(以下省略)」とあった。
仮にこの例外規定がなければ、私の杞憂は現実のものとなったのである。

因みに、先に解約した火災保険(と思っていた保険)は、火災保険ではなく、盗難保険であった(あほー)。それから、奥地の家は一軒家だからマンションよりも保険の必要性は高いと考え、ネットのみで手続が完結する火災保険を付けた。こちらは、火災保険で間違いないはずである。なお、地震保険は付けなかった。

因みに(いつまでも請求が続くかも、の因みに)、ヨハン・シュトラウスの曲で「常動曲」というのがある。終わりがなく永久に続く曲である。カール・ベームがウィーン・フィルを日本で振ったとき、アンコールでこの曲を演奏し、頭に戻ったところでベームがおもむろに客席を向いて「いつまでも」と言って、笑いが起きて、おしまいになった。

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引っ越さなくても転居届

2024-10-29 08:01:26 | 生活

奥地でただ同然で買った家のガス(○○ガス。プロパンガス)も、いよいよ検針票が電子化されることになり、サイトで会員登録をしろ、という案内が来たので、早速「my○○ガス」のサイトで登録手続をしてたら、途中で本登録用のメールを送るからそこに張られているリンクから手続を続行しろという指示が出た(よくある)。すると、そのタイミングでガス会社からメールが来たのだが、その内容が登録とは関係のない事項。よく見たらそれは現住所で契約しているTガスからのメールだった。絶妙のタイミングで送ってくるもんだから間違えた(ガス会社違いpart1)。○○ガスからのメールは数分後に届いた。で、手続を進めたら「ガスの使用先の住所に本会員登録完了キーを送付します」とのこと。む?使用先=奥地の住所?まだ引越をしてないから(いわゆるセカンドハウス)転居届を出してない。送付書が配達されるだろうか。でも、表札を出してあるから、

大丈夫だろう、と思いつつ、試しに自分で自分宛に葉書を出してみた。1週間経っても戻ってこない。うん、葉書も、ガス会社からの書類も届いているな、と思って回収に出向いた。来てない。片道3時間が無駄になった。すぐさま帰途につく。途中、乗換駅のインド料理屋でカレーを食す。

今回の話題には関係なかった。で、3時間かけて帰宅し、奥地の家がある市町村の郵便局に電話をかけた。私のスマホは通話料ただなのに、ナビダイヤルなもんだからただにならない。で、事情を話すと名簿の管理は他の市町村の郵便局がやってるからそっちにかけろと。ナビダイヤルなもんだからただにならないpart2である。で、事情を話すと、セカンドハウスでも転居届を出さないと届かないという。私が出した葉書は「時間がかかるけど」そのうち「配達先不明」で戻ってくるという。表札出しててもだめなの?値上がり後の高い切手を貼って出したのに?まったくもー。民営化したくせにこういうところはお役所仕事だ。だけど、転居届を出して大丈夫だろうか。現住所宛ての郵便も奥地に転送されやしないだろうか。そこで「旧住所は空欄でいいんですか?」と聞くと「ちょっとお待ちください」。え?すぐに返事ができないの? 結局旧住所は空欄で、という返事だったが手続が確立されているようには思えない。

転送については忌々しい想い出がある。現住所に越してすぐの頃、なんと私宛の郵便が前の住人の引越先に転送されていたのだ。そんなバカなことがあるの?あるのである。あれは、郵政民営化の前だっけ後だっけ。そのことがトラウマになっている。なので、他でも確認しようと思い、近所の郵便局に行って窓口で直に聞いてみた。すると「現住所宛ての郵便が転送されちゃうとまずいですね。だったら、転居届を「居住届」に直して旧住所にはバッテンを付けて出して下さい」とのこと。こちらは電話よりはるかに信用がおけた。分かった、そうする。

そうだ、ガス会社からの書類も戻っちゃってるに違いない。連絡しとこう、と思い、メールで問い合わせると、なんと「○○ガス」は都市ガスでプロパンガスの方は「○○ガス××」だという。そして、「my○○ガス」は都市ガスのサイトで、私が手続をすべきサイトは「○○ガス××myページ」であった(ガス会社違いpart2)。そして、後者はネットの手続だけで完結するという。あらためて手続をして、無事登録が完了した。

さて、そうすると、転居届は当面は必要のないところだが、いつ、どっかの役所が郵便を送るやもしれぬ。とりあえず、転居届を出しておこう。「転居届」を「居住届」に書き換え、旧住所の欄には「セカンドハウスだからなし」と書いたうえに、事情を書いたお手紙までつけて出した。

それでも前記のトラウマのせいで不安である。そうだ、現住所宛てに葉書を出してみよう。で、転送されずに着くかどうか試してみよう。値上がり後の高い切手を貼って。

 

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掃除機の呪縛

2024-10-27 13:57:00 | 生活

ウチは汚い。この「汚い」には、「不潔」「整頓されてない」のダブルの意味がある。にもかかわらず、あるいは、だからこそと言うべきか、ホントはキレイな家で暮らしたいという本能の赴くままお掃除用の家電を次々と買ってはお金をどぶに捨ててきた。例えば、スチームクリーナーを同時期に二台買い、いずれもほとん使わないまま役割を終えた。これがわが家を覆う掃除機の呪縛である。もう、いい加減懲りた……はずなのに、通販で掃除機の新製品を見るとどうしても食指が動いてしまう。理由は二匹の猫だ。こやつらが家中に猫砂をばらまくのだ(正確に言うと、トイレの際に猫の手足についた猫砂が家中に落ちるのである)。

今、家にはコード式が二台(キャニスター型とハンディ型が一台ずつ)あるが、家中に散らばった砂を吸い取り回るのにコードが邪魔である(狭い家のくせに、縦に長い)。だったら、コードレスのスティック型が良さそうなものだが、悪い想い出がある。20年くらい前に、外国製のスティック型のコードレスを買ったことがある。重くて音はでかくて唖然とする程、笑っちゃう程吸わなかった(お金をどぶに捨てたの最たる例だった)。それがトラウマになっているのである(なお、その当時はまだ「ポチる」という表現はなかった)。

だが、最近の通販番組を見ると、コードレスでも「吸う、吸う」と言っている。もう一度、もう一度だけ騙されてみようか、と思い決心した。HiKOKIという聞き慣れないメーカーの製品を、掃除のプロが屋外で使っている、砂とかを吸っていると聞いて、特に「砂」に反応してポチってみた。

製品が来た。外箱と中箱の大きさの違いにまず驚いた。

まあ、それは性能とは関係ない。組み立てて、充電して、いよいよ試してみた。

20年の歳月は伊達ではなかった。確かに進歩していた。コードレスなうえに軽くて持ち運びは楽。音はさほど大きくないのに砂をちゃんと吸う。ただ、私自身がコードレスに慣れておらず、体の動きにどうしてもコードがあるヤツを使うときのぎこちなさが残ってしまう。慣れたらもっとスイスイできるものと期待している。「掃除機の呪縛」からようやく抜け出せそうである。

ところで、HiKOKIを聞き慣れないと書いたが、この会社、電動工具のメーカーとしては有名で、しかも日立工機の流れを受け継いだ会社であった。HiKOKIの「Hi」は「日立」の「ひ」であった。なーんだ、だったら使えて当然である。

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SNSのない生活

2024-10-20 07:28:09 | 生活

SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略であり、ソーシャルとは社会であり、社会とは大辞林によると「生活空間を共有したり、相互に結びついていたり、影響をあたえあったりしている人々のまとまり」である。すなわち、双方向の交流がある場である。すると、ブログは、基本的には発信のみだからSNSには入らない。私は、某SNSのアカウントを廃止し、固定電話はもとよりかかってこないところにもってきてベルが鳴らないようにし、スマホの電源は外出時以外オフにしてあるから、外部とのネットワークは電子メールだけだが、もともと友達がほとんどいないうえに(友達の数はa littleではなくlittleである)、きょうび電子メールを送るという発想が人々の頭にないらしく、業者からの連絡メールを除き、受信する数は日に1通あるかないかである。

SNSをやってた頃は他人の動向がいちいち目に入ったが、今ではそうした情報は皆無である。だから、人がどこで何をしているかはまったく分からない。完全にネットワークの外に在る。その生活は、都会の一室にいながらにして、既に惑星タトゥイーンの砂漠の奥で一人暮らしをするオビ=ワン・ケノービのごとしである(ただし、オビ=ワンはちゃんとした住居で暮らしていたから、ときどき街に出て買い物はしていたようである。その点、私も、近所のスーパーに行って買い物をするから、東京島に漂流した木村多江演じる清子とは異なる)。

そもそもなぜSNSを止めたかと言えば、一つにはお節介がすぎるSNSのAI(他人の誕生日を教えてくれるにとどまらず、お祝いしろとまで言ってくる。お祝いするしないは自分で決める)に対するささやかな反抗である。

実は、SNSを止めてすぐの頃、SNS経由のメッセージが届いていた。え?なぜ?と思って試しにログインしてみたら、全く従来通りつながってしまった。調べてみると、アカウントを消した後、一定期間内にログインするとアカウントが復活するという。これでは、大言壮語を発して家出をしときながら2,3日中にこっそり家に戻るのと同じではだはな不格好である。あわてて、再度アカウントを廃止し、今では完全に縁が切れている。

懲役刑でも他の受刑者との交流はあるようだから(それでも食事中の会話はないようである)、私のお一人様加減は禁錮刑並みか。だが、禁錮刑は懲役刑と違って労役を科せられないはずだが、希望すると仕事をさせられるそうで、ほとんどの受刑者は労役を希望すると聞いて、せっかく自由時間がやまほどあるのになにを好んで仕事をするのだろう?と思ったが、みんな孤独に耐えかねて労役に就くのかもしれない。なお、労役の内容が炊事の場合、それは調理師免許をとる際の実務経験期間にカウントされるそうである。それはありがたい。私も、もし刑務所のお世話になることがあったら、是非にも炊事当番を担当させてもらいたいものである。なお、監獄に入る刑罰にはこれまで懲役と禁錮があったが、既に刑法が改正されていて、改正法が施行されるとその区別はなくなるそうである。因みに、ほりえもんは、受刑中、他の受刑者から「しゃちょー」と呼ばれて交流を持ったそうである。だが、他の受刑者がやばい相談をしているところに加わろうとすると「しゃちょーは知らなくていい話だから」と言われて話を聞かせてくれなかったという。なかなか仲間思いの方々である。

あれ?刑務所の中って、塀の内と外のどっちだっけ。たしか内だったと思うが見方にもよる(塀の外を「広ーい内」と見ることができないだろうか)。例えば、動物園だって、見物客から見れば檻の中にいるのが動物だが、動物から見れば人間こそが檻の中にいて、気の毒なことよと思っているかもしれない?

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車の騒音で発狂しそうな私

2024-10-19 15:02:45 | 生活

ようやく秋らしい日も「ときどき」ある昨今、エアコンを切って窓を開けるようにしたのだが、車の音が超うるさい。うるさくて気が狂いそうである。

もともと、ウチはマンションの上階なのだが、以前は、表の道路とマンションの間に人家があった。

写真は表の道を祭りの神輿が練り歩いてるときのものであり、下に写っているのが間の人家の屋根である。ところが、道路を拡張するらしく、間にあった建物が取り壊されて駐車場になり、マンションと道路を遮る物がなくなった。

これにより、表の道路をひっきりなしに走る車の音が直にわが家に達するようになった。中でもエンジン音に加えて「バッシャン、バッシャン」という音が頻繁に聞こえるのだが、これがなかなかの音量で、いったい何かと思ったらコンテナ専用車(上の写真にも写っている)の音であった。コンテナと荷台の摩擦音だろうか。ただ、大事な物流を担ってくださってるのだから感謝しなければいけないことは分かっている。我慢しようと思ったら、天はさらなる試練を与えたもうた。バリバリバリという殺人的な音である。その発信源はコレ。

大型バイクである。近くに大型バイクを扱うバイク屋ができたせいである。だが、その店は道路の向こう側。なのに眼下で聞こえる。音がワープして伝わってくるのか思ったら理由が分かった。マンションの眼下の駐車場にそのバイク屋のスペースがあって、運搬の際、大型バイクがそのスペースに来るのである。眼下で聞こえるわけである。

おかげでテレビの音がまったく聞こえない。いや、テレビの音が聞こえないだけではない。そもそも、私は、この手の都会の騒音には慣れてないのである。なにしろ、育ったのは某市チベット区の山の上で、当初、近所に人家はなく、お友達は鶏であった。

こんなだから、徒歩15分の所を走る電車の音が聞こえたし、夜になると響くのは山の下に広がる田んぼの蛙の大合唱であった。要は、私は田舎者であり、田舎者には自動車の騒音を聞くことは拷問に他ならないのである。なお、私がただ同然で買った奥地の家は静かである。宅急便の車がウチに来るのが分かるくらいである。早いとこ引っ越すことが身のためかもしれない(なかなか事情が許さず引っ越せないのだが)。

因みに、写真に写っている鶏は、その後、この家の構成員の胃袋の中におさまったそうである。「そうである」というのは覚えておらず、後から親に聞いて知ったから。聞いたときはショックだったが、これが当時の鶏の共通の運命だったようである。あと、私は、牛に産まれるのだったら乳牛がいいと思っていたのだが、乳牛だって結局は人間の胃の中におさまると聞いてがっかりしたものだ。なお、闘牛は、闘牛士の剣で痛い思いをしてお陀仏となるのが通常だが、希に、がんばり通したとき「お許し」が出るって話をなんかの映画で見た。

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