「ニュートリノ」と聞いてふと思った。イタリアにトリノという街がある。それに因んだ新大陸の街の名前にニュートリノってぇのがないだろうか?ヨークがあってのニューヨークのような?あるかも、と思いググる。ヒットなし。グーグルマップならあるかも、と思いググる。やはりヒットなし。無駄な努力であった。
すなわち、ニュートリノは、今のところ、私の周りでは、偉い日本人の先生がその研究によってノーベル賞をとったニュートリノ以外に見当たらない、ということである。そのニュートリノは人間の体も地球も通過する極小物質だというが、その「通過する」の意味は、すかすかの宇宙においてぽつんぽつんと存在する星々の間を流れ星が通過するように、実は、人間や地球を組成する原子の中の陽子・中性子・電子もとことん拡大すると宇宙のようにすかすかで(体の中に宇宙があるごとし)、その合間をニュートリノとやらが通過するということか?因みに、将来、アンドロメダ銀河が我々の銀河系(天の川銀河)と衝突する、というが、「衝突」と言っても、それぞれがすかすかだから、実際に星々が衝突することはないという。
「体を通り抜ける」で思い出すのは、萩尾望都の「百億の昼と千億の夜」に、そこに都市があって住民が主人公達の体をすり抜けるシーンである。そのシーンには「虚数空間」「マイナスエネルギー」等々の文字が踊っていた。そう言えば、ニュートリノは「反物質」だそうで、「反物質」「虚数」でググるとこの二つの単語を用いた文章がいくつかヒットした。「反物質」と「体を通り抜ける」ことに関連があるのだろうか?だが「宇宙戦艦ヤマト」では物質と反物質が接触すると爆発するという話だった。反物質の体を持つテレサが白色彗星に体当たりして地球を救ったのだった。映画版では、宇宙戦艦ヤマトとテレサが一緒に白色彗星に体当たりするエンディングだったが、テレサだけで十分なのになんでヤマトも一緒に行くの?と思ったものだ。その後に放送されたテレビ版では突っ込んだのはテレサだけになっていた。因みに、白色彗星にはオルガンが奏でるライトモティーフが用意されていた。♪レーーーラ、♯ソーーミ、♮ソー♯ドー、レーーーって曲だった。
ところで、ニューヨークはイギリスのヨークという町に因んで名付けられたと思ったら、当初オランダ領で「ニューアムステルダム」と言い、その後、イギリスが占領し、ヨーク公に因んで「ニューヨーク」という名称になったそうである(改訂版世界大百科事典)。ヨーク(地名)ではなくヨーク(人名)に因んだということで思っていたことと違ったが、ヨーク(地)があってのヨーク公だろうから当たらずとも遠からずである。例えば、千葉は千葉氏が治めたから千葉になったのではなく、平の某(たいらのぼう)が千葉にやってきて千葉氏になったものである。
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