カーサ某(和名=クラシックの家(未知の言語の解読はかように同義の言葉を並べて比較することによって行われる))で久しぶりにチケットがとれてオーボエを吹いたのだが、失態をしでかした(人生そのものが失態であるがそれはそれとして)。すなわち、ある合唱曲のオーボエパートを吹くつもりで持参したのがクラリネット用の移調譜だったのである。だから、B♭管クラリネット用に移調した楽譜を、逆にC管のオーボエ用に移調しながら吹く羽目に陥った(Cで書かれた楽譜をその場で移調しながら吹くことはたまにあるが、逆にB♭の楽譜をCに移調しながら吹くのは初めてである)。
そのカーサ某で私はいつも赤ワインのボトルを注文するのだが、その赤ワインがこれまでのイタリアワインからフランス・ボルドーのオーガニックに変わっていた。
タンニンの効きといい、明らかにボルドーである。私はボルドーが大好物。だから、勘定時に店長から「赤ワインはどうでしたか?」と聞かれたときは、美味しかったとの感想を心の底から述べた。
さて、オーボエの話の続きである。なぜ、オーボエを吹いたのか、そして、なぜクラリネット用の移調譜があったかと言うと、実は、某合唱団の本番でとりあげる曲にオーボエの出番があり、その団の面倒を見ているピアニストさんから吹かないか?と打診があり、私はクラリネットで代用してよいのなら、ということでお引き受けしたのだが、当該ピアニストさんがオーボエはダメか?と再三聞くし、私自身もオーボエの音が好きでその曲はやはりオーボエで吹きたいという気持ちがあったから試してみたかったのである。だが、カーサ某ではそんな具合だったから決心に至らず。そこで、数日後のカンタータを歌う会の合間の「ソロ・コーナー」(好きなソロ曲を歌い、又は演奏できる)で、今度はちゃんとオーボエ用の楽譜で試してみたら、ピアニストさんから「行けるんじゃない?」とのGOサインが出たのでオーボエを吹くことが決まったわけである。
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