新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 アリとバッタ目

2020-09-19 20:36:22 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第276弾


8月18日にマンションの廊下で見つけた虫の続きで、今日はアリとバッタ目です。





こんなアリが活発に歩き回っていました。やけに触角が長い感じです。それで、採集して調べてみることにしました。昨日、冷凍庫に入れておき、今日、取り出して検索表で調べてみました。まず、体長を測ると3.0mm。かなり小さなアリです。「日本産アリ類図鑑」と「日本産アリ類画像データベース」の検索表を用いたのですが、何か所か引っかかるところがあり、なかなか終点までたどり着けません。それでも何とか到達した種を「日本産アリ類全種図鑑」の図と比べるとおよそ似ていません。それで、今日一日悶々としていました。でも、「日本産アリ類全種図鑑」をよく読んでみると、小型働きアリというのがあり、触角や脚が長かったりと中型や大型とは形状がかなり異なっているようです。それで、もう一度、検索をやり直して、結局、ウメマツオオアリにたどり着きました。たぶん、これで合っているのではと思っています。







検索をするときについでに顕微鏡で写真を10枚ほど撮ったので一部載せておきます。頭部、胸部を側面から、それに、腹柄節です。いずれも生物顕微鏡に対物レンズ10倍を取り付け、焦点位置を変えながら30-40枚撮り、深度合成したものです。





これはたぶん、タンボコオロギ♀だと思います。





これはアオマツムシ



最後はカネタタキ♀でした。