色々あったMBAの授業もついに最後の科目を迎えることになりました。
私の最後の科目はStrategic Value Management (SVM)でした。
この授業は11月の最終週に始まり12月の初旬に終わる授業で、授業終了すぐにロッテルダムを退去するという、本当に最後の最後のクラスという感じでした。
教授はカナダのIvey Business Schoolからの客員教授で、とても聞きやすい英語を話してくれます。表現自体もそうですが、聴き取りやすい話し方をしてくれるので聞いている方としても非常にありがたかったです。
授業の内容は多岐に亘り、リスクマネジメントや困難な時のリーダーシップ、ブランド構築、新規参入、プライシング戦略などなど。
個人的には各回のテーマが一つの軸ではつながっていないのですが、それぞれ考えさせられるテーマだったので面白かったです。あと、ROIなどの経営指標も考慮するように促され、定性的にも定量的にも頭を使うことができたのもよかったです。
特に印象に残っているのがK2という世界で2番目の高さに上ったチームのケース(登頂者はエベレストより少なく、世界で最も登るのが難しい山とも言われているそうです)。
このケースと、エベレストに登ったチームのドキュメンタリーを比較して、チーム編成に置いて注意すべき点や、多様性のあるチームを率いるために必要なポイントなどを議論しました。
この授業の前に女性だけでアフリカのキリマンジャロに登るプロジェクトがあったため、そのメンバーの体験談も交えて有意義な議論になりました。
議論の中で、バックグラウンドが違うメンバー間のコミュニケーションの難しさが話題になりましたが、遭難も考えられるような挑戦をするにあたって、彼らはなぜ敢えてコミュニケーションが難しい国際的なメンバーを選んだのかということを教授に聞いてみると、「才能や経験というのは文化的なバックグラウンド以上に重要な要素であったため、彼らは敢えて多様性のあるチームを形成した」とのことでした。
これはもしかしたら起業を含めたビジネスにも当てはまる真理かもしれませんね。
授業中は教授が教室中を歩き回り、議論を促します。
おかげさまで私も何度か発言することができ、授業を楽しむことができました。
やはり授業は発言できた方が楽しめると思いますので、この点はありがたいですね。
教授も教室を歩き回り生徒を巻き込んで授業を展開
ちなみにこの教授、ほかにも雰囲気が良くなる趣向を凝らしていて、例えば授業に遅れてきた生徒がみんなの前で歌やダンスを披露するというペナルティを課されたこともありました(笑)
遅刻のペナルティとしてダンスを披露(笑)
またこのクラスでも課題のためにチームが編成されました。
私のチームはモンゴル人、台湾人、タイ人、インドネシア人で構成され、うち2人はHKUST(香港科技大)からの交換留学生でした。
このチームはアジア人ばかりということもあって非常に話しやすく、ディスカッションにも自然に入ることができ、ミーティングの時間もとても楽しかったです。
最後にミーティングも楽しむことができ、締めくくりとしてもよかったです。
そういえばチームメイトの一人がミーティングの日に誕生日だったので、チームでHappy Birthdayの歌を歌ったりもしました。
最終回の授業はネスレのM&Aケースだったのですが、このケースでは買収する側と被買収側で実際に交渉することになりました。
買収によってお互いにどのような利益があるのか、買収した後に経営陣や雇用者の扱い、被買収側の組織をどのようにするのか、それを踏まえて買収価格をどの水準に設定するのか、といったことを議論しました。
ネスレチームの経営陣。私は後ろでアドバイザー。
もちろん現実のビジネスの交渉ほどハードではないでしょうが、普通の議論とは違った交渉というスタイルから学ぶこともありました(もっとも我々の交渉は衝突点があまりなく、結構簡単に話がまとまってしまいましたが...)。
そして交渉の後は教授からご褒美のキットカットの差し入れが(笑)
ネスレ三昧(汗)
そして、いよいよ授業も最後の時がきました。
最後に我々にメッセージをいただきましたが、そのうちの一つは「学んだことを実際に活かしてほしい」ということです。
当然といえば当然のことですが、やはりRSMで学んだのも実際に活かしてこそ留学した意味もあるというものですので、楽しかっただけの留学生活というようにはならないようにしたいものです。
そして最後に記念撮影。
みんなと一緒に撮影するのも(卒業式を除けば)これが最後です。
みんなすがすがしい笑顔です。
そして誰もいなくなった...
こうして全ての授業が終わり、もう学校に行く用事もなくなってしまいました(出立前日に学校関係者に挨拶回りに行きましたが)。
最後の授業ということで寂しい限りですが、授業もミーティングも楽しむことができ、成長を実感できたので満足でした。
ちなみにアニメのプレゼンをしたのもこの科目の授業の後だったので、そういう意味でも教授には感謝ですね。教授にもプレゼンを褒められました(笑)
色々ありましたが、全ての授業を無事に終えることができてまずは一安心です。
あとは必要な単位を全て取得し、卒業できることを祈るのみです。
私の最後の科目はStrategic Value Management (SVM)でした。
この授業は11月の最終週に始まり12月の初旬に終わる授業で、授業終了すぐにロッテルダムを退去するという、本当に最後の最後のクラスという感じでした。
教授はカナダのIvey Business Schoolからの客員教授で、とても聞きやすい英語を話してくれます。表現自体もそうですが、聴き取りやすい話し方をしてくれるので聞いている方としても非常にありがたかったです。
授業の内容は多岐に亘り、リスクマネジメントや困難な時のリーダーシップ、ブランド構築、新規参入、プライシング戦略などなど。
個人的には各回のテーマが一つの軸ではつながっていないのですが、それぞれ考えさせられるテーマだったので面白かったです。あと、ROIなどの経営指標も考慮するように促され、定性的にも定量的にも頭を使うことができたのもよかったです。
特に印象に残っているのがK2という世界で2番目の高さに上ったチームのケース(登頂者はエベレストより少なく、世界で最も登るのが難しい山とも言われているそうです)。
このケースと、エベレストに登ったチームのドキュメンタリーを比較して、チーム編成に置いて注意すべき点や、多様性のあるチームを率いるために必要なポイントなどを議論しました。
この授業の前に女性だけでアフリカのキリマンジャロに登るプロジェクトがあったため、そのメンバーの体験談も交えて有意義な議論になりました。
議論の中で、バックグラウンドが違うメンバー間のコミュニケーションの難しさが話題になりましたが、遭難も考えられるような挑戦をするにあたって、彼らはなぜ敢えてコミュニケーションが難しい国際的なメンバーを選んだのかということを教授に聞いてみると、「才能や経験というのは文化的なバックグラウンド以上に重要な要素であったため、彼らは敢えて多様性のあるチームを形成した」とのことでした。
これはもしかしたら起業を含めたビジネスにも当てはまる真理かもしれませんね。
授業中は教授が教室中を歩き回り、議論を促します。
おかげさまで私も何度か発言することができ、授業を楽しむことができました。
やはり授業は発言できた方が楽しめると思いますので、この点はありがたいですね。
教授も教室を歩き回り生徒を巻き込んで授業を展開
ちなみにこの教授、ほかにも雰囲気が良くなる趣向を凝らしていて、例えば授業に遅れてきた生徒がみんなの前で歌やダンスを披露するというペナルティを課されたこともありました(笑)
遅刻のペナルティとしてダンスを披露(笑)
またこのクラスでも課題のためにチームが編成されました。
私のチームはモンゴル人、台湾人、タイ人、インドネシア人で構成され、うち2人はHKUST(香港科技大)からの交換留学生でした。
このチームはアジア人ばかりということもあって非常に話しやすく、ディスカッションにも自然に入ることができ、ミーティングの時間もとても楽しかったです。
最後にミーティングも楽しむことができ、締めくくりとしてもよかったです。
そういえばチームメイトの一人がミーティングの日に誕生日だったので、チームでHappy Birthdayの歌を歌ったりもしました。
最終回の授業はネスレのM&Aケースだったのですが、このケースでは買収する側と被買収側で実際に交渉することになりました。
買収によってお互いにどのような利益があるのか、買収した後に経営陣や雇用者の扱い、被買収側の組織をどのようにするのか、それを踏まえて買収価格をどの水準に設定するのか、といったことを議論しました。
ネスレチームの経営陣。私は後ろでアドバイザー。
もちろん現実のビジネスの交渉ほどハードではないでしょうが、普通の議論とは違った交渉というスタイルから学ぶこともありました(もっとも我々の交渉は衝突点があまりなく、結構簡単に話がまとまってしまいましたが...)。
そして交渉の後は教授からご褒美のキットカットの差し入れが(笑)
ネスレ三昧(汗)
そして、いよいよ授業も最後の時がきました。
最後に我々にメッセージをいただきましたが、そのうちの一つは「学んだことを実際に活かしてほしい」ということです。
当然といえば当然のことですが、やはりRSMで学んだのも実際に活かしてこそ留学した意味もあるというものですので、楽しかっただけの留学生活というようにはならないようにしたいものです。
そして最後に記念撮影。
みんなと一緒に撮影するのも(卒業式を除けば)これが最後です。
みんなすがすがしい笑顔です。
そして誰もいなくなった...
こうして全ての授業が終わり、もう学校に行く用事もなくなってしまいました(出立前日に学校関係者に挨拶回りに行きましたが)。
最後の授業ということで寂しい限りですが、授業もミーティングも楽しむことができ、成長を実感できたので満足でした。
ちなみにアニメのプレゼンをしたのもこの科目の授業の後だったので、そういう意味でも教授には感謝ですね。教授にもプレゼンを褒められました(笑)
色々ありましたが、全ての授業を無事に終えることができてまずは一安心です。
あとは必要な単位を全て取得し、卒業できることを祈るのみです。