6月6日の週を以って、長かったTerm2がついに終了しました。3月末より6月はじめまでの長い期間でした。Term2のカリキュラム概要を簡単に記します。
Personal Leadership Development (リーダーシップ育成)
ビジネスリーダに向けての講義となります。集中講義として設けられており、Term2の始めの1週間をこの授業に割り当てました。主にリーダとしての行動について、チームを率いるリーダーシップについて学びました。Term2は新しいチームと活動しました。
Marketing Management (マーケティング)
シミュレーションゲームソフトを使い、マーケティング戦略を考えながら計5タームのシミュレーションを実施しました。最後に利益と企業価値が高いところが勝ちです。詳細としては、購買セグメントを考慮しながら、どのようなターゲットの商品を市場にどれくらいの量を投入すればよいか考えます。また場合によっては新規商品の開発も実施します。商品は、電子機器で、精度・電池の持ち・価格・耐久性などに分かれていて、消費者のニーズに合わせて、その商品の差別化を実施していきました。ニッチビジネスを取りにいくか、それとも大口顧客をターゲットにするかなど、マーケティング戦略を重視した授業でした。
Management Accounting (会計学)
IFRSに準拠した会計についての知識を習得しました。はじめは各項目の仕訳に始まり、最終的にバランスシート、キャッシュフロー、プロフィットアンドロスのシートを学習します。また、どのタイミングで表記するのか、償却費の取り扱いなどの詳細についても習得しました。個人アサイメントは最終テストのみで、グループアサイメントが2つありました。
Operations Management (オペレーション)
モノづくりにとどまらず、業務オペレーションを改善し、顧客の要望に応えることで、市場での差別化を図ることを習得しました。事例でよく挙がるのはトヨタですが、セブンイレブンのオペレーションは海外でも有名だそうです。お弁当を作る拠点をより近く、配達経路を最適化することで、高頻度で配達できるようにし、顧客の「うまい」というニーズに対して応えています。テストはなく、個人レポートで評価されました。
Strategic Management (ビジネス戦略)
市場分析・競合分析などを実施し、戦略的にビジネスを開拓する方法を習得します。マイケルポーターの5フォーシス理論、他でいうと、ブルーオーシャン戦略などです。授業スタイルは、講義形式で、事前のケースリーディングから各戦略について習得しました。最終評価はテストとなります。また後半授業では、ケース別にチームに分かれて、戦略案を立案し、対チームでネゴシエーションするインタラクティブ形式の授業も準備されていました。
Economic Environment of Business (経済学)
企業を取り巻く、マクロ経済およびミクロ経済について習得しました。金利や政府政策変更によるマクロ経済の変化にどう企業を対応するかなど多岐にわたる授業でした。中間テスト、個人レポート、最終テスト、グループレポートなどすべてを含んでおり、負荷としては高いほうでした。日本のバブル経済での財政政策、金融政策について、サブプライムローン、ドットコムバブルについての各政策についても習得します。またチームプレゼンテーションも課されており、指定された国おける現況経済状況と中期的経済政策について提案しました。
Human Resource Management (人事戦略)
企業における人財開発方法やモチベーション維持の方法、また報酬分配など、人事戦略について習得しました。日本の人事システムと海外では異なることが多く、授業内容は、MBA生徒が今後マネージメント層になることを想定し、学生に部下を持ち、モチベーション維持やどのように部下の能力を開発するか、また給料ネゴシエーション方法について学習しました。日本では通常は、経験論のみで対応してきたので、アカデミックに人事戦略を学習することは初めての経験でした。
6月6日よりExam Weekが始まり、アカウンティング、エコノミクス、ストラテジーがテストの対象でした。それ以外は個人レポートでの評価となります。Term1で少し慣れていたこともあり、授業とテストともに落ち着いて対応できました。また各課題については、チーム単位で対応することが多く、Term1のメンバーと比較すると、全く異なる価値観を持つメンバー達と学業を共にすることができました。ダイバーシティの高いRSMでは国際色豊かで、多種多様の文化に根付いた考え方・価値観を学ぶことができます。それは時には衝突の源となってしまいますが、それも1つの学びだと考えると、貴重な経験をしていることに気づかされます。今回のTerm2にて、必須科目については終了となり、Term3より選択科目に移行します。
何を学ぶかによって、人それぞれMBAで習得すべきことは異なると思いますが、私の個人的な見解としては、MBAに来て勉強する内容自体は、決して難しいものではなく、それよりも価値観の違う人同士が、対話を通じてなんらかの解決案を導き出すという行為のほうが、学ぶべき点が多かったような気がします。それなりに苦労もしましたが、それ以上の喜びを感じることもできましたし、達成できたこと、できなかったこともあります。すでにプログラムが終わったような感想ですが、まだ中間点ですので、引き続き頑張っていきます。
TOMATOより
Personal Leadership Development (リーダーシップ育成)
ビジネスリーダに向けての講義となります。集中講義として設けられており、Term2の始めの1週間をこの授業に割り当てました。主にリーダとしての行動について、チームを率いるリーダーシップについて学びました。Term2は新しいチームと活動しました。
Marketing Management (マーケティング)
シミュレーションゲームソフトを使い、マーケティング戦略を考えながら計5タームのシミュレーションを実施しました。最後に利益と企業価値が高いところが勝ちです。詳細としては、購買セグメントを考慮しながら、どのようなターゲットの商品を市場にどれくらいの量を投入すればよいか考えます。また場合によっては新規商品の開発も実施します。商品は、電子機器で、精度・電池の持ち・価格・耐久性などに分かれていて、消費者のニーズに合わせて、その商品の差別化を実施していきました。ニッチビジネスを取りにいくか、それとも大口顧客をターゲットにするかなど、マーケティング戦略を重視した授業でした。
Management Accounting (会計学)
IFRSに準拠した会計についての知識を習得しました。はじめは各項目の仕訳に始まり、最終的にバランスシート、キャッシュフロー、プロフィットアンドロスのシートを学習します。また、どのタイミングで表記するのか、償却費の取り扱いなどの詳細についても習得しました。個人アサイメントは最終テストのみで、グループアサイメントが2つありました。
Operations Management (オペレーション)
モノづくりにとどまらず、業務オペレーションを改善し、顧客の要望に応えることで、市場での差別化を図ることを習得しました。事例でよく挙がるのはトヨタですが、セブンイレブンのオペレーションは海外でも有名だそうです。お弁当を作る拠点をより近く、配達経路を最適化することで、高頻度で配達できるようにし、顧客の「うまい」というニーズに対して応えています。テストはなく、個人レポートで評価されました。
Strategic Management (ビジネス戦略)
市場分析・競合分析などを実施し、戦略的にビジネスを開拓する方法を習得します。マイケルポーターの5フォーシス理論、他でいうと、ブルーオーシャン戦略などです。授業スタイルは、講義形式で、事前のケースリーディングから各戦略について習得しました。最終評価はテストとなります。また後半授業では、ケース別にチームに分かれて、戦略案を立案し、対チームでネゴシエーションするインタラクティブ形式の授業も準備されていました。
Economic Environment of Business (経済学)
企業を取り巻く、マクロ経済およびミクロ経済について習得しました。金利や政府政策変更によるマクロ経済の変化にどう企業を対応するかなど多岐にわたる授業でした。中間テスト、個人レポート、最終テスト、グループレポートなどすべてを含んでおり、負荷としては高いほうでした。日本のバブル経済での財政政策、金融政策について、サブプライムローン、ドットコムバブルについての各政策についても習得します。またチームプレゼンテーションも課されており、指定された国おける現況経済状況と中期的経済政策について提案しました。
Human Resource Management (人事戦略)
企業における人財開発方法やモチベーション維持の方法、また報酬分配など、人事戦略について習得しました。日本の人事システムと海外では異なることが多く、授業内容は、MBA生徒が今後マネージメント層になることを想定し、学生に部下を持ち、モチベーション維持やどのように部下の能力を開発するか、また給料ネゴシエーション方法について学習しました。日本では通常は、経験論のみで対応してきたので、アカデミックに人事戦略を学習することは初めての経験でした。
6月6日よりExam Weekが始まり、アカウンティング、エコノミクス、ストラテジーがテストの対象でした。それ以外は個人レポートでの評価となります。Term1で少し慣れていたこともあり、授業とテストともに落ち着いて対応できました。また各課題については、チーム単位で対応することが多く、Term1のメンバーと比較すると、全く異なる価値観を持つメンバー達と学業を共にすることができました。ダイバーシティの高いRSMでは国際色豊かで、多種多様の文化に根付いた考え方・価値観を学ぶことができます。それは時には衝突の源となってしまいますが、それも1つの学びだと考えると、貴重な経験をしていることに気づかされます。今回のTerm2にて、必須科目については終了となり、Term3より選択科目に移行します。
何を学ぶかによって、人それぞれMBAで習得すべきことは異なると思いますが、私の個人的な見解としては、MBAに来て勉強する内容自体は、決して難しいものではなく、それよりも価値観の違う人同士が、対話を通じてなんらかの解決案を導き出すという行為のほうが、学ぶべき点が多かったような気がします。それなりに苦労もしましたが、それ以上の喜びを感じることもできましたし、達成できたこと、できなかったこともあります。すでにプログラムが終わったような感想ですが、まだ中間点ですので、引き続き頑張っていきます。
TOMATOより
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