RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Term3 Advanced Course (Supply Chain Management)

2019-08-10 16:43:06 | MBA20全般
シュンです。Term3で選択したAdvanced Supply Chain Managementについてご紹介します。

約3週間のコースを通じて、調達から製造、販売までのサプライチェーンをどうやって効率化するか学ぶのが目的です。
コースを選択したのは23人と他のアドバンスコースと比べると少なく、そのほとんどがアジア人(インド、韓国、中国、台湾、日本)でした。前職でサプライチェーン関連の仕事をしていた人が多い印象です。

前半は、購買分野を専門に研究しているオランダ人教授による、基礎的な理論の講義が中心でした。安く調達することが重要なのはもちろんですが、納期や品質、サプライヤーにおけるコンプライアンス、さらにはサステナビリティ、といった視点からもサプライヤーを評価し、それぞれの組織にあった選定基準を設定することが重要ということを学びました。また、発注形態とそのリスクに応じた契約書の違いや、サプライヤーとの関係構築とモニタリングといった調達に関連する業務全般を一通り押さえることができました。

後半は、インド人教授のもと、数学的なアプローチによるオペレーションモデルを学びました。「在庫が多すぎると保有コストがかかるけど少なすぎると機会損失が発生するのでどうしようか」という課題についてビジネスモデルやリスクに応じた最適な在庫数量と発注数量を決めましょう、という在庫管理の話がメインでした。また、インドのランチデリバリーサービスのケーススタディでは、物流のオペレーションを工夫することでリードタイムを短縮できるという内容を学びました。

その他、ハイネケン本社工場への会社訪問、大手海運会社や欧州系資源会社のオペレーションマネジャーによるゲストレクチャー等、クラス以外の活動も多く盛り込まれていました。実際にサプライチェーンの現場の話を聞ける貴重な機会となりました。

コースの評価はクラスへの貢献度、事前課題に関するミニテスト、グループワーク、最終試験、と複数ありました。Term3からは比較的授業のペースも楽になると想定してましたが、内容も課題も多い上の試験もある割と大変なコースでした…。教授は「サプライチェーンマネジャーとしての基礎的な内容を3週間で一通りカバーできるプログラムになっている」と言っていたので、私もサプライチェーンマネジャーと名乗れることになります(笑)




 


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