ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ヴァンパイヤー戦争 3

2009-01-08 23:28:21 | Weblog
永久保存版ヴァンパイヤー戦争 (笠井潔伝奇小説集成)、
併録 九鬼鴻三郎の冒険3部作『ヴァンパイヤー血風録』『ヴァンパイヤー風雲録』『ヴァンパイヤー疾風録』、作品社刊。

時に、足裏のツボマッサージで痛みに飛び上がりながら、ようやく読み終わりました。

ヴァンパイヤー戦争は最後に月まで行くし、とてもスケールが大きくておもしろかった。
そして、主人公のクキが若かりし頃に繰り広げた冒険譚が、併録の3部作。
舞台は香港やベトナム。ヴァンパイヤー戦争とは違った、熱帯の湿気のようなものが物語全般に流れていた。

この3部作のヒロインは、ベトナムのボートピープルだった過去をもっている。

話は飛ぶけれども、昔、インディ・ジョーンズの「魔宮の伝説」を見たとき、
そこに登場する少年キー・ホイ・クアンの経歴に、ボートピープルという言葉があって、
母に「ボートピープルってなに?」と訊ねたことがある。

戦争や政変で故郷に住めなくなった人たちが、海外に一縷の望みを託し、
とても粗末な舟で海にこぎだし脱出をはかった。
そういう人たちのことをボートピープルと言うのよ。
でも、天候や海賊などの不運によって、そのうちの多くの方が亡くなったというから、
もしかしたら、この映画に出演した少年は、
ボートピープルの中では本当にめずらしく、本当に幸運な人なのかもしれないね、と。

まず、娘からの唐突な質問に対し、
いつも即座に、的確な回答をくれた母には感謝。
そしてその後、ずっと気になっていたボートピープルの人の数奇な運命に、
今回、小説というかたちでふれることができて、
なんだか、ひとつ、また輪が閉じたような気がした。

足裏のツボ 続

2009-01-08 00:27:36 | Weblog
月曜日から仕事。パソコン画面の凝視は、身体に悪いことを実感している。
年末年始の休みの間は、半日以上読書していても、こんなに疲れることはなかった。
でも、もう肩と背中がバキバキ。

当然、反射ツボが痛いだろうと、両足の人差し指と中指の付け根を、ツボ押し棒でグリグリ。
思わずうなる。

いろいろと押してみると、土踏まずの上の方が痛い。
そして、足の裏のど真ん中あたりも痛い。
胃と腎臓らしい。
そういえば、毎年の健康診断で、B判定が出る当たりだ。

意外だったのは、薬指と小指の付け根あたりも、とてもとても痛かったこと。
ここは、耳の反射ツボらしい。

え? 耳???

もしかして、もっと下にある肩のツボが反応しているのかと思ったけど、
明らかに「指」の部分が痛い。ということは、やっぱり耳?

心当たりないけど、耳を酷使しているのかもしれない。
でも、どうやって酷使するのか・・・。謎だ。

お風呂上がりにストレッチもしている。
おかげで、いま、少し筋肉痛。

ポール・オースターを読みながら、今日もストレッチしよう。