ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

上海移住のその後2

2011-07-09 14:19:55 | Weblog
そして木曜日。
なんだか、とてつもないバイタリティをもった日本人の男性に会った。
表現者として大成した人は、やはりいくつになっても眼力がすごい。
これまでは企業と企業のコラボの時代から、
これからは個人と個人がコラボする時代が始まると。

東京の人は、まだ上海を見たことないから、
自分たちの方がえらい、日本人はすごいって思ってるけど、
もうぜんぜん実際は違うね、と。
私も、上海はもうとっくに東京を抜いていると思う。

確かに貧富の差がはげしいし、
普通の人が住んでいるところ=私が住んでいるところは、
日本に比べたら水回りとか、少し落ちるかもしれない。
でも、築30年の家をリフォームしながら大切に暮らしている姿は、
ほとんど日本の私の生活にかぶると思う。

金曜日。
週末、ここに住んで初めてテレビをつける気になった。

上海は快適で、上海人は性格が明るく、
外国人に対しても臆せず、明るく接する。
こんなに居心地がいいなんて、思わなかった。

いま、本当に中国語を聞いたり話したりするのが苦じゃない。
ずっと住んでいる人は、やはり、
「中国語は、わからないほうがいいですよ」と言うけれど、
そして私もそう思う部分があるけれど、
それでも、93年の北京で味わったような不快な気分、
・話しかけても無視される。
・次に舌打ちされる。
・最後には、目も合わさず「没有」と言われる。
という三段落ちにはまだ遭っていない。

お店の人も、ちゃんと話ができる。
ああ、来てよかったなあ。

と思いながらテレビを見ていると、
チベットや四川の環境破壊が続いている模様。
チベットに取材に入った漢族リポーターの息が苦しそう。

上海移住のその後1

2011-07-09 14:16:08 | Weblog
家の外から、アルトサックスの「夜来香」が聞こえてくる。

ようやくインターネットが上海の我が家に開通。おめでとう。
ということで、上海1週目のまとめ。

月曜日
10時ごろ会社に行くと、副社長さんが一緒にお家探しをしてくれた。
上海人による上海語での交渉は、やはり威力絶大。
3軒目にして、いいお部屋にめぐりあった。
大家さんは、以前日本に留学したことがあるという女性で、
いろいろ聞いてみると、1990年頃、大阪に留学していたらしい。
そしていまは、旦那さんが法律事務所をやっている。
こりゃ、すごい。

「すっかり日本語忘れちゃったよ」と言いながら、
私の倍以上日本語で話す。しかもスピードが速い。
上海人プラス大阪人ということで、これは世界最強レベルだろう。
性格はさっぱりしているし、すごく親切だし、
なんといっても親日派、しかもいまの上海では安いほう!
(副社長いわく、500元くらい相場より安い)ということで、
これ以上ないめぐり会わせとなった。
副社長に、「あなたは、ついてる人ね~」と言われた。

ちなみに副社長は、月曜日、私に付き合うために、
日曜日、休みを返上して仕事をされたらしい。
翌火曜日が給料日のため。
こういう熱心で親切な中国人も、ちゃんといる。

火曜日
大家さんと、公安に行き「わたし、ここに住んでます」登録をしてきた。
日本だと区役所や市役所に届けるのだと思うけれど、中国は公安。つまり警察。
外国人=やばいやつ、犯罪予備軍、ってことなんだろうか。

なんとなく会社で入社説明とか、編集部の人と飲みにいったりとか、
はじめの一歩っぽいことをした。

水曜日
とりあえず、バックナンバーを読んでいる。
上海は、人の出入りが激しいので、半年単位で微妙な変化をしていると思う。
さて、私は何をやるかだけど、
どうやらみんなが苦手としている分野があるようなので、
とりあえずそのあたりを突いてみようかという気になった。
私の強みになるかもしれないし、私も苦手意識をもつかもしれない。
でも、気がついたから、とりあえずやってみよう。

夕方、編集長さん、営業さんと一緒に外出。
中国語の会話は、まだ8割くらいしかわからない。
昼間予習したけど、この程度。錆び付いたものが動き出すには、
まだもう少し時間がかかりそう。