ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

いまの贅沢

2011-07-30 18:06:22 | Weblog
今日の上海もたいへん暑い。
お腹をこわしぎみだったこともあって、この週末は家でダラダラすることにした。
外を歩くと、それなりに爽快だと思えることもあるのだが、
まあ、焦ることもあるまい。

毎朝、下の階のお母さんが、ものすごい勢いでご飯を作るので、
その音で目が覚める。

今日もその音で目が覚め、洗濯をしたあと二度寝をしてから、
お昼はお腹にやさしいものを食べようと、歩いて3分のところにある
いつも中国人で満席になっている料理屋さんに行き、
留学していたころ、こんな体調のときによく食べていた
「西紅柿蛋湯(トマトと卵のスープ)」を頼んだ。
小松菜とか、セロリも入っていた。

中華料理のスープは、本当に手間ひまがかかっている。
見た目でわかる材料だけで、この味は出ない。
下の階のお母さんも、朝食が終わると、昼か夜のためにダシを取り始める。
ニンニクやショウガをつぶして、
たぶん豚か鶏の骨を、軟骨部分で分解したりと、
かなりの重労働を毎日やっている。
その大きな音を聞くたびに、このアパートに住んでよかったなあ、と思う。
そのお母さんの顔をまだ見たことがないけれど。

家のそばに薬局があったので、お腹にいい漢方薬を出してもらった。
漢方メインだから、副作用がなくていいよ、という薬剤師さんのアドバイスに
素直に従うことにした。
飲んでみると、漢方独特の匂いと、少し苦い味がした。
そしてポカリを飲み、近所の公園で写真を撮った。

 

暑いから人がいない。
でも夜になると、わらわらと人が集まってきて、
ウォーキングとかダンスを始める。

チベットの問題も、列車事故も、検索できないサイトがあるのも、
同じ国の話なんだなあ。

そしてやっぱり思う。強いていま贅沢を言うならば、梅干し粥が食べたい。

白酒

2011-07-30 01:52:02 | Weblog
少しお腹の調子がよくなってきた。
今日は会社の人と飲み会。

日本人プラス日本に留学をしたことがある中国人。
公用語は、日本語プラス日本人による下手な中国語。
そして食べた物は、中国東北地方の料理。
朝鮮半島の味。

「からい」と言って一番食べられなかったのは、江蘇出身の漢族の女性。
「美味しい」と言って一番喜んでいたのは、中国と朝鮮の国境にある延辺出身の朝鮮族の女性。

自家製マッコリを飲み終わり、
中国語を話せないにもかかわらず飛び込んできた、勇気ある日本の男性のために、
白酒の洗礼。

北大荒は、まろやかでいい香り。
アルコール度数も低めで38度。
私も一口なめて「あ、これなら美味しい。二鍋頭に比べて飲みやすい」と言ってしまったので、
次に出てきたのは、北京の地酒、二鍋頭。
アルコール度数56度。ラベルでもそれを誇る。



「く~、きつい」
「あれ~、こんなにまずかったっけ」
「留学時代の味がする。安酒の味!」
「これが首都が誇る地酒でいいのか!」など、言いたい放題ながら、
結局、おかわりまでした。

日本から来た男性いわく、
「日本でもっていた印象と、本物の上海は、全然ちがいました」と。
せっかく住むのだから、楽しめるといいなあ。