ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ショートカット

2011-11-03 23:38:42 | Weblog
衝動買いをしてしまった。
黒のブーツ。

というのも、中国にはいろいろなルートがあるので、
正規品が、個人アウトレットに流れてくることもあり、
そんなお店を同僚が見つけてきたので、一緒にのぞきに行き、
結局、私も買ってしまった。

もしほんとにそのブランドのラインのものだとしたら、
定価の半額以下。
流通コストをしみじみと考えた。
有名ブランドとはいえ、中国国内の工場で作っているのだから、
ショートカットをして店舗に出したら、その分安くなる。

DVDにしても、海賊版なんだけれども、
5円、10円で売られている多言語バージョンのDVDは魅力だ。
ふだんは自社商品の海賊版に頭を悩ませている駐在員も、
こればかりは喜んで利用している。

中国がますます力をつけたら、
製造も、そして流通も、ガラリと変わるのだろう。
製造から販売まで、日本のラインを持ち込もうとしている企業は、
たぶん取り残される。

課題

2011-11-03 01:03:36 | Weblog
今日は、上海に関係するスケールの大きい日本人と話す機会があった。
彼らが一様に言うのは、日本と中国は違う、
そして、日本のやり方を押し付けても、
どちらかというと欧米的な考え方をする中国人にはあわない、ということ。

でも、それでも、日本には日本のよさがあって、
それを理解してチームの一員になってくれる中国人はいる。
その人たちに、いかに能力を発揮してもらうかに、
日本企業の将来はかかっている、ということ。

日本のこわっぱ駐在員は、本当にスケールが小さい。
中国人の日本人に対する評価は、年々下がっている。
上海にいると、本当にそれを実感する。

私の同僚の上海人の女性は、まったく日本に憧れていない。
いわく、
「日本料理は単調で、味も薄くて、面白みもない。
納豆だ、刺身だ。いつも同じパターン。
いっぽうで中華料理はいろいろな味を楽しめる。
中国の方が、バラエティに富んでいるでしょう」と。

これにまっこうから反論できて、
彼女を日本贔屓にできる日本人がいたら、会ってみたい。
「だって、いいじゃない」は通用しない。
「それでも日本人は好きなんだよね」と言ったら、
「そうかもしれないけど、納得できない」と切り返されるのがオチだ。
そこのプレゼン能力だと思う。日本の課題は。

そんなことを考えさせられる一日だった。
つまり、楽しかった。