ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

言葉は難しい

2011-11-23 23:46:39 | Weblog
上海のローソンで買い物をしたら、レジのおばさんが、
「スースー クワイ」と言った。
てっきり「14元」だと思ったら、「40元」だった。

10はshi。4はsi。
10は舌をまき、4は舌をまかない。
声調は違うけれど、早口だとよくわからいことがある。

この前は、地下鉄に乗ろうとした人が、話しかけてきた。
「これは10号線か?」と聞いてきたのだろうと思いつつ、
舌をまいていなかったので、念のため、
「4号線じゃないよ。これは10号線だよ」と言ったら、
「そうだそうだ、10号線だ」と、スースーした発音で言われた。

上海人は捲舌音がなくなるからイヤなんだよ~。

先日、中国人の同僚から、
「社内で、いちばんerの発音が上手だね」と言われた。
erは、北京の勲章とも言うべき音だけど、
これを上手いと言われて、喜んでいいのかどうか。

ちなみに、北京の人は、語尾だけではなく、
すべてが捲舌音っぽく発音する。
それを冗談で真似しながら話していたら、何とも言えない顔をされた。
まあ、中国は広いということで。

今日は勤労感謝の日で、むかしの新嘗祭の日。
今朝、なんとなく「日本の心」と思って、出社する道を歩いていたら、
百人一首の1番歌の天地天皇の歌を思い出し、
その語尾に「なう」をつけてみたくなった。

「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれるなう」
なんとなくいいけど、字余りだ。

ということで、会社に着いてから、
語尾を現代風にアレンジしたよ、ということで、
社内の日本人スタッフにメールを出したら、思い切りスルーされた。

ちょっとガッカリだ。