ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ご褒美

2012-01-03 21:58:00 | Weblog
なんだか、とても濃い年末年始だった。
自分にご褒美ということで、
330mlで20元もするベルギービールを飲むことにした。
たまにはこういう贅沢もよかろう。

午後から、家に引きこもって読書。
ポオの『黒猫 モルグ街の殺人事件』を読み終わった。
前回は、笠井潔さんのデュパン第四の事件を読んだ後、
たしか15年前くらいに読んだ。

ちょうど、オウム事件で逃げ回っていた人が、大晦日に自首したあと、
震災の影響で自首する気になったと語っていることをネットで知り、
『テロルの現象学』を久しぶりに読み直してみようかと思えど、
日本に置いてきたのだったと思っているタイミングでもあった。

読書も、乱読ながらも続けていると、
人生のあるときに、ふと符合して、
旧知の友人に出会ったような気になることがある。
これが読書の力なのかなあ、と思い、
将来におとずれるであろう好奇心ややすらぎを
本に求めることが増えた。

年末年始にご一緒していた人に、
「ぜんぜんオシャレに興味がないのね」と言われたので、
そうなんだよな、と思いつつ、
今年は少し、気をつけてみようかと思っているが、
たぶん、これこそ三日坊主になる。

ああ、明日からまた仕事か。

食べると疲れる

2012-01-03 00:03:33 | Weblog
今日は二度寝したら寝坊して、大慌てで出掛けた。
上海に来てから、こんな寝坊をしたのは初めてだ。

今日も上海市内を散歩。
上海は、1月1日、2日、3日とお休み。
年末に比べて、街の中も落ち着いていて、歩きやすかった。

それにしても、食事中の中国人はうるさい。
ひっきりなしに話しながら、すごい勢いで食べる。
レストランにいると、ただ座っているだけで疲れてしまう。

店員さんのサービスも決していいとは言えない。
何かを頼んでも、すぐ忘れられてしまう。
食べることがこんなに疲れることだなんて!というのが、食事の感想。

せっかくお正月なのだから、静かに味わって食べたいけれど、
そんな環境を求めるなら、中国に来ないほうがいいわけだ。
私はある程度、慣れたから、中国人の雑踏の中でも
自分の殻にこもる術を身につけているけれど、
そばに慣れない日本人がいると、
その人と同じように受動し、中国人に対して辟易する気持ちがつのる。
もともと自分が持っていた気持ちだから、ごまかしきれなくなる。

そろそろ、自宅に引きこもりたいなあ。