ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

悪夢というか変な夢

2012-01-16 21:45:34 | Weblog
昨晩は『沈黙の教室』(折原一著)を読み終わり、
全然運動していないので、なかなか眠くならず、
雨粒がトタン屋根にあたる音でますます眠れず、
ようやくウトウトしたと思ったら、悪夢で目が覚めた。

あ、悪夢というほどではないのだけれど、変な夢。
日本の私の自宅の前に、あるJリーグの監督さんが立っていて、
私はその周りを犬ぞりでぐるぐるぐるぐる回っている。
ふと気がつくと右手に梅の枝を持っていて、それを植えようと思っている。

隣家のおじさんがガーデニングをやっているので、
方法を相談しようとしたら、なぜか隣家から中国語の話し声が聞こえてくる。
よくよく聞いてみると会社の同僚の女性で、
全然相談に乗ってくれそうもなかった。

あ~あ、せっかくの梅の木なのになあ、と思ったところで目が覚め、
その夢に出てきた同僚と一緒にやっている仕事で、
ひとつ、すごくうっかりしていたことがあったことを思い出し、
4時にしてバッチリ目が覚めてしまった。

いろいろ考えて、やっぱり作業がもれてる、と思い、
6時半に会社に行って、遅れを取り戻すことにした。
それでも、上手い具合に作業後9時すぎには関係先の人と連絡が取れたので、
何事もなかったかのように、進めることができた。

頻繁にあることなのだけれど、
翌日の仕事を夢の中でシミュレーションすることがある。
でも、これは自分がメインでやっている仕事に限られる。
他人の補助に入っている場合は、どうやら、こんなふうに、
回りくどい夢になるようだ。

そして、19時を過ぎたら、ぐったりしてきた。
今週土曜日まで頑張れば、日曜日からは春節休みだから。

怒りとの距離

2012-01-16 00:50:52 | Weblog
上海は2日続きの雨。
窓の外のトタン屋根が弾く雨音にも既に慣れ、熟睡できるようになった。
私の一番の強みは順応力じゃないかと、勝手に悦にいってみる。

さて、おかげでまったく出掛ける気がしないので、読書。
今日は引き続き『夜明けの言葉』(ダライ・ラマ14世)を読んだ。
私の強みが順応力なら、弱みは怒りっぽい性格にある。

一度怒ると、なかなかおさまらない。
そして、理性ではおさめようと思うのだけれど、
それはカッコつけているだけなので、
他愛もないふとしたきっかけで、またマグマの活動が活発になってしまう。
どうにもおさえられず、自己嫌悪になることもしばしば。

だから、そんなきっかけからは距離をおこうと思うのだけれど、
一度怒りに捉えられてしまうと、そう簡単には見逃してもらえない。
つまり、自分からは逃げられない。

そんなとき、ダライ・ラマ14世の言葉に触れたくなる。
そして、心があらわれる。

例えばこんな一節。
「忍耐や慈悲の力で怒りを鎮めないなら、怒りは増していく一方です。
 ですから、怒りは原則として押さえたほうが良いといえます。」

よく、日常生活では、
怒りはため込まないほうがいい、と言うこともあるけれど、
それは結局、スターウォーズで言うところの、
ルークに怒りを開放してダークサイドに来いと誘っている皇帝と同じなんだと思う。
で、ルークは、瞬間的に怒りを放出するものの、ダークサイドには落ちない、と言う。

でも、怒りを開放して、しかもダークサイドに落ちないなんてこと、
私みたいな凡人には無理だ。

話しが横にそれてしまったけれど、この本、写真が秀逸。
今年は絶対もう一度チベットへ行く。
東チベットのカム地方に行く。
会社を休んで、給料を削られてでも行く。

いまはネットが繋がるし(充電できればだけど)、
遠くからでも仕事はできるさ。
そういえば、2000年にチベット旅行した時、サキャという街で、
一緒に行ったロシア人の男性が「充電で・き・な~い!」と愕然としていた
あの顔を思い出す。
ヤツが持っていたのはサムソンのビデオカメラだったなあ。