カレル・チャペック著、飯島周訳、平凡社ライブラリー
1922年に書かれた本を、原発事故が深刻化しているいま読んで、
なんとも言えない、奇妙な恐怖を感じた。
原子力エネルギーは、
たしかに、天地創造に匹敵する「神」のようだ。
「神」はなぜ、このように不完全な世界をつくったのか、
それは「神」なのか、
それとも「神」を必要としている人間が、
日和見的に「神」として祀ったのか。
第二次大戦の勃発から収束まで、
もちろん細部で実際の歴史と食い違っているところはあるけれど、
大きな歴史の流れとして、
まるで戦後に書かれた文章のように記されている。
人類の科学技術は進化し、経済活動は複雑化してきたけれど、
人の心や頭のなかは、それほど変わってはいない。
5月に提出したシナリオ、この本を読んでから書けばよかった。
上海は、突然の雷と大雨。
新幹線の脱線事故をネットで見たときに、一瞬、
むかし、たぶん25年くらい前に、
日本人の修学旅行生が巻き込まれた「上海列車事故」というのがあったこと、
そして、あの緑の車体を思い出した。
1922年に書かれた本を、原発事故が深刻化しているいま読んで、
なんとも言えない、奇妙な恐怖を感じた。
原子力エネルギーは、
たしかに、天地創造に匹敵する「神」のようだ。
「神」はなぜ、このように不完全な世界をつくったのか、
それは「神」なのか、
それとも「神」を必要としている人間が、
日和見的に「神」として祀ったのか。
第二次大戦の勃発から収束まで、
もちろん細部で実際の歴史と食い違っているところはあるけれど、
大きな歴史の流れとして、
まるで戦後に書かれた文章のように記されている。
人類の科学技術は進化し、経済活動は複雑化してきたけれど、
人の心や頭のなかは、それほど変わってはいない。
5月に提出したシナリオ、この本を読んでから書けばよかった。
上海は、突然の雷と大雨。
新幹線の脱線事故をネットで見たときに、一瞬、
むかし、たぶん25年くらい前に、
日本人の修学旅行生が巻き込まれた「上海列車事故」というのがあったこと、
そして、あの緑の車体を思い出した。