豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

シューカツメイク

2008年02月19日 | Weblog
というものがあるそうです。

就職活動に向く、すなわちリクルートファッションに似合うメイク・・ですね。
きりっと知的に見えつつ、協調性も感じさせ、そこはかとなく芯の強さも醸し出し、なにより清潔感と初々しさが際立つ明るいイメージ、という風に仕上がると完璧!?なのかな。

お洒落やお化粧が大好き。出かける数時間前から、メイクアップとお洋服のコーディネートに余念のなかった我が家の長女、この春から大学四年になる虎子は、ただ今就職活動の真っ最中です。

リクルートスーツはもとより、靴、かばんなどもシューカツ用に調達し、毎日あちこち出かけています。なんといっても、力が入っていたのが、履歴書(今は、エントリーシートというらしい)や名刺に使う写真でした。
就職活動に有利という写真館の、たしか客室乗務員への応募も可?というコースで撮って来たのですが、事後承諾で料金を払わせて頂いた母は、あまりの高額に気が遠くなりました。まるで、お見合い写真のようです。
確かに、丁寧なお仕事。グラデーションの効いた背景に浮かぶ我が虎ちゃんは、とっても素敵に写っていました。とほほほ・・・。

そんな彼女のシューカツメイク。
それまでのメイクとは、ずいぶん違うあっさりした雰囲気です。
つい先日、今までの自分のお化粧は濃かったと気が付いた~とつぶやいたのには笑ってしまいました。
「表面のメイクより内側を磨いた方がいいよ」という母の言葉は、虎の耳には念仏以下。なんの足しにもならなかったのですが、外圧はやはりどこでも有効なようです。いっそのこと、今までのメイクで押し通した方が潔いのではないか・・といいたくなる言葉をぐっと飲み込み、静かに微笑む母でございます。

「目ぢから」をアップさせるというアイラインやマスカラを駆使したこれまでのメイク。確かに目の大きさは一回りアップし、印象も強烈になっていました。
でも、そんなメイクをしなくなった最近の虎子の表情の方からむしろ、何かを一生懸命している人の発するエネルギーを感じます。目の輝きも、大きさ云々なんて気にならないくらい、力を持っています。もはや「目ぢから」を装うことは必要なくなったのかな?

この3年の間、授業やいろんな活動で培った成果。そんなあれこれをエントリーシートが真っ黒になるくらい書き込んだりする姿を見ていると、どこか虎子を受け入れてくれる企業があることを祈るばかりです。でも、努力が実るかどうかは別として、シューカツによって少しでも自分を磨いて行く事ができれば、それだけでもう十分ありがたいことだと思う今日この頃です。


彼女の応援に一役。
マキアージュの口紅を提供することにしました。伊藤美咲さんバージョンです。
ついでに、母も買っちゃおう。こちらはエビちゃんバージョンで・・・。