豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

SPI試験

2008年02月28日 | Weblog
SPI試験をWEBテストで受けるからね・・・といわれても、ね。

就職活動に勤しむ我が家の長女虎子さんが臨むその試験。
パソコンをネットに繋ぎ、万全に整えたエントリーシートをWEBで提出し、いよいよ第一関門ともいうべき試験が始まりました。
わからない言葉があったら、助け舟を出そうかな、などと甘いことを考えて側で見ていたのですが・・。

最初は、なにやらいっぱい行が出てきて、性格診断のようです。
時間制限があるので、考え込んでいては全部を見切れない半端ない量の設問でした。
内容は、たぶん、よくあるパターン。
いろんな状況を設定して、その時どういう行動をとるのか?という質問に答えるという形式です。次も同様のアンケートでした。

何問めかでやっと、試験らしい試験の体裁になりました。
短文といっても、かなりまとまりのある文章を読んで、解答を選択するという形式のようです。文章を読むのは好きですが、のろのろと遅いのが私の特徴。その私の基準からすると、恐るべき速さで解答が選択されていきます。ほんの2,3行を読んだところで、次。
じっくり考えていては、間に合わない分量なのだそうです。

その次に現れたのが、図形や算数の問題のような設問。頭の体操の様な問題にゲンナリしている暇もなく、これもかなりの分量をこなさないといけないらしく、半ば勘で選んででもいるような速度で進んでいきます。
全部で数十分だったでしょうか。
試験は、終了。
傍らで、母は、助け舟を出すどころか、ああ・・とか、うう・・・とか意味不明のことを呟く大助・花子(ファンです)の大助さんのようでありました。

・・・さて、このSPI試験。
攻略本というか、問題集も沢山でているようです。
そういえば、最近、朝など本を広げて問題を解いていた虎子さんでした。

その問題集。
ざざ~~~~っ。
実際に見てみるといっきに興味は引いていきました。
なんというわかりにくい文章。
まるで、真意は絶対に悟らせないぞ・・と決意を固めて書いたような文章です。
添削しがいのある、持って回ったような言い方(・・・・自分のことはさておいて)。いろんな例を引いて説明したがために、かえって判りにくくなっている文章。頭の中が思考停止していくような文章の数々に、文字ならお菓子の箱に入っている説明文まで読むのが好きな母ですら、続きを読む気が全くしなくなりました。しかもその文章を読んで、さらに答えを選べというのです。
その答えがまた、何がどうなっているのか判然としません。設問自体も「該当するものを選べ」というものあり、逆に「該当しないものを選べ」、そして「最もそうであるものを選べ」、もしくは「最もそうでないものを選べ」・・・(涙)。
ああ~~~~~~~~~!バンッ!

君たち!、他人とコミュニケーションをしたいの?それともしたくないの?
人にものを伝える時には、もっと親切にしようね、と懇々と諭したくてたまらなくなります。説教おばさんか?

本当に、本当に・・・こんな試験で大丈夫なの?就職試験。
良かった、数十年前にこんな形式の試験がなくて。
昔も、確かに筆記試験があり、その対策用に一般常識テストの問題集もありました。かくゆうワタクシも、一夜漬けでそのお世話にもなり、木乃伊とか墨西哥とか、覚えたものです。でも、SPI試験の問題集をしなさいといわれたら具合が悪くなりそうです。

練習すればスキルアップする傾向の問題だとは思います。択一問題も、例えば文章の並べ替えの問題などは、ありえない並びを消去法で消していけば難なく答えられそうでもあります。つまり、最初から文章を読んでまともに答えるというのではなくて、どこかコツをつかめば容易に解いていける問題だといえるのかもしれません。

でも、でも、SPI試験なんて、嫌いだ~~~~~~!!!
あ~、すっっっっきり