豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

新顔

2008年02月29日 | Weblog
小指の先ほどのトマトと水晶菜。


水晶菜は、アイスプラントともいうそうです。
確かに、小さな水滴が付いているような様子は、いかにも凍った葉っぱに見えます。

いつも帰りがけに通るミニスーパーのような八百屋さんに置いてありました。
今までにも何度か目にしましたが、どうしても必要なものではないので、興味を引かれながらそのままにしていました。
久しぶりに見かけたので、思い切って買ってみることに。

トマトは、直径1センチにも満たない球形なのに、ぷちっとその球を噛むとじわっとトマト独特の香りが広がります。かなり濃厚です。小さいくせに、なかなかやります。
水晶菜は、全体の印象で言えば、何故か沖縄名産海ぶどうを食べているような味と感触でした。プチプチシャリシャリの食感に適度な塩味。この植物は、地中の塩分を吸い上げるのだそうです。サボテンの一緒だとかで、茎も水を蓄えてとても瑞々しい味わいでした。食べ方の案内には、わさび醤油でと書いてありましたが、そのままでも十分に美味しく頂けました。トマトは、イタリア料理などにトッピングとして使われるのだそうです。どちらの野菜も初めて口にしました。

二つの新顔さんも新鮮でなかなか良い経験をしましたが、それより面白かったのが、ここのお店の店員さんです。
いつもは、黙々とレジを打ち、必要最小限のやり取りしかしない寡黙なおじさん(おにいさんかも?)なのですが、この二品をレジに持っていきましたら、とたんにその説明をし始められました。もう、びっくりです。
熱く語られるその姿を拝見しながら、妙に感動しておりました。仕入れに情熱を傾けていらっしゃるのね~。そういえば、このところ、立派なイチゴや、素晴らしい品質の蜜柑、そういったちょっと贅沢だけど味は抜群!といった品揃えのものが目を引いていました。そのすべてに手が届きはしませんが、時々はそのラインに沿ったお品も求めてたいですね。大手のスーパーには置いてないですよという言葉に力がこもっていました。そうですね。大量仕入れには向かないこういう珍しいもの。ここで買えるなんて楽しみが増えました。