豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

特訓(その2)

2009年06月25日 | Weblog
明後日に迫ったフラの試験に向けて、最終確認の自主錬に行って来ました。
練習後、ご飯を食べに連れ立っていったのは、娘もよく利用すると言っていたカフェ。
ふーん、こういうところだったのか。
大きな蝶が一匹どーんと描いてある暖簾が天井高くから吊り下げてあり、香木が焚きこめてある雰囲気のある場所でした。でも、かなり暗い・・・・。食べ物の色も判別できない暗さです。だから、神秘的でいいのかなあ?

さて、すっかりいろいろ話し込んで、帰りは深夜バス。
待っている人は私と・・・・もうお一方?
かなりご年配の紳士です。
傍らには、タクシーがバスを逃したお客さんを待って一台駐車しています。
バス停で時間を確認していると、暗がりから声が聞えてきました。
もしかして、相手は私???

「あなたはどちらまで帰られますか?」(へ・・・?????)
「タクシーがじっと待っているのがいやですねえ・・。」(ソ、ソウデスカ・・)
「どこまで帰られますか?」(チカクデスガ・・・)
「そうですか。僕もその辺りです。あなたが遠くに帰られるなら、お送りしましょうか?」(へ・・・・?ダンコ、ゴエンリョイタシマスデス!)

「あなたは、ご家族が待っていらっしゃるのでしょうね。」(ハア・・・・)
「あなたは頑張ってください。」(ナニヲ・・?)
「あなたの日常の決め事に比べたら、僕のなんてめちゃくちゃなものです。」(ホウ・・・)
「僕はもう終わりです。」(ソンナコトイワレテモ・・・)
「あなたが気にしていることがあるのなら、僕がお送りしようと思います。」(イエ、ナニモ、ゼンゼン、マッタク、キニシテオリマセン・・・)
「あなたは、きちんとしたいいお母さんでしょうねえ。」(エ?・・・ワカリマス?)
「おお、やっとタクシーが行きましたね。はげたかのようです。」(ハゲタカッスカ・・?)
「アフリカにはげたかがいます。はげたかは誰かが死ぬときにやってくるのです。」(モノシリデスネ・・・・・・)
「ベンチに座りませんか?足が疲れますよ。」(イエ、ダイジョウブデス・・)
「座りませんか?私は見ています。」(ナニヲダヨー?)

背広を脱いでそれを肩に担いだ(=これぞ、正しいサラリーマン!!)小太りのおじ様がバス停にやってきました。おお、・・・・救いの神よ!!

それからしばしの後、やっとやっと~~~、バスがやってきました。
前述のお言葉をご披露下さったおじーさまは、お帽子にチェックのボタンダウンのシャツ。首もとは白いTシャツ。お洒落なジーンズをお召しの、昔なら、そうですねVANや JUNで決めていたような方。少しお酒が過ぎたのでしょう・・・。
太宰治もかくやというような、珠玉の?台詞の数々。普段はどんな方なのでしょう。しかし、太宰がもし身近にいたら、かなり鬱陶しいでしょうねえ。

ご近所の方らしいのですが、きっと昼間にお会いしてもわからないでしょうね。
夜の帳のなすがパパ。