上下巻のボリュームある内容だが・・・
『はちまん』
作者:内田康夫

ストーリー:
女性カメラマン・小内美由紀は取材で立ち寄った長野県で、小内八幡という神社を見つけ、飯島という老人と出会った。が、飯島はその後秋田県で他殺体となって発見された。
国会ではサッカーくじを決める法案が着々と進んでいた。が、文部省主体のサッカーくじは、文部省内部でも反発が少なからずあった。文部省の役員松浦は反対派の急先鋒であり、上司にたてついていたのだが、婚約者の美由紀を残して高知県へ左遷になる。
美由紀とであった浅見光彦は飯島の不審な死に疑問を持ち、調査のため秋田に立つ。が、芳しい成果は得られない。一方、高知県ではサッカーくじ反対派が何者かに脅かされていた。飯島が各地で八幡神社巡りをしているのを知った浅見は飯島が会いに行った人物を片っ端から訪問、そして小内美由紀の祖母も含めたそれらの人物が50年前の終戦のとき、ある誓いを立てていたことを知る・・・。
感想:
今回はほぼ100%社会派になっている。浅見の訪問先は秋田、高知、金沢、熊本、広島などにわたるが、珍しく各地の名所などの紹介が全然ない。さすがに秋田と高知は事件の舞台となっていることもあり、多少詳しい解説があるが、それでもいままでのシリーズに比べると旅情的な箇所は少ないと感じた。
ヒロインは一応美由紀なのだが、松浦という婚約者がいるため浅見とのロマンスはなし。これもちょっと不満ではあった。
全体的な感想としてはいまいちかなぁと思った。50年前の誓いとか八幡神社などが話の骨子になるのだが、いまいちインパクトにかける。サッカーくじ法案も今になってみるとどうでもいいような話だったりする。
『はちまん』
作者:内田康夫


ストーリー:
女性カメラマン・小内美由紀は取材で立ち寄った長野県で、小内八幡という神社を見つけ、飯島という老人と出会った。が、飯島はその後秋田県で他殺体となって発見された。
国会ではサッカーくじを決める法案が着々と進んでいた。が、文部省主体のサッカーくじは、文部省内部でも反発が少なからずあった。文部省の役員松浦は反対派の急先鋒であり、上司にたてついていたのだが、婚約者の美由紀を残して高知県へ左遷になる。
美由紀とであった浅見光彦は飯島の不審な死に疑問を持ち、調査のため秋田に立つ。が、芳しい成果は得られない。一方、高知県ではサッカーくじ反対派が何者かに脅かされていた。飯島が各地で八幡神社巡りをしているのを知った浅見は飯島が会いに行った人物を片っ端から訪問、そして小内美由紀の祖母も含めたそれらの人物が50年前の終戦のとき、ある誓いを立てていたことを知る・・・。
感想:
今回はほぼ100%社会派になっている。浅見の訪問先は秋田、高知、金沢、熊本、広島などにわたるが、珍しく各地の名所などの紹介が全然ない。さすがに秋田と高知は事件の舞台となっていることもあり、多少詳しい解説があるが、それでもいままでのシリーズに比べると旅情的な箇所は少ないと感じた。
ヒロインは一応美由紀なのだが、松浦という婚約者がいるため浅見とのロマンスはなし。これもちょっと不満ではあった。
全体的な感想としてはいまいちかなぁと思った。50年前の誓いとか八幡神社などが話の骨子になるのだが、いまいちインパクトにかける。サッカーくじ法案も今になってみるとどうでもいいような話だったりする。