昔のコアな三国志マニアじゃないと知らないかも。
『SWEET三国志』
作者:片山まさゆき

ストーリー:
2世紀末の中国、後漢王朝。太平道という新興宗教の祖・張角を中心に起きた黄巾の乱と呼ばれる大乱は、英傑たちの登場の幕開けとなった。
抜けてるけど不思議と憎めない劉備、シリアスキャラなのにどこか笑える曹操・・・。
黄巾の乱終結後、朝廷を牛耳ったのは董卓だったが、ほどなく呂布に倒される。一方、許昌に本拠を置いた曹操は、献帝を手中に収め、最大の敵であった華北の袁紹も破り、中華の半分を手に入れた。
それに対し劉備は、同族の劉表の客分の身であったが、諸葛孔明を軍師に迎えたことにより一気に道が開ける。
南下する曹操軍を孫権とともに赤壁で破った劉備は、その後巴蜀の地を手に入れ、続いて漢中まで手に入れた。ここに孔明の描いた天下三分の計が完成した。
が、荊州を曹操、孫権によって奪われ、義弟の関羽を失った劉備は孫権への仇討ちにも失敗し、失意のうちに白帝城でその生涯を閉じた。
後事を託された孔明は魏の打倒を目指し、北伐を開始した。が、孔明自身の寿命が尽き北伐は達成されることはなかった。

感想:
ストーリーがただの三国志の簡単ストーリーになってしまった。
表紙の絵で好みが別れそうだが、これはれっきとしたギャグマンガと言える。と同時に歴史マンガとしてもきっちりと抑えるところは抑えているという、ありそうでないマンガ。
高校時代、電車の中で読んでて思わず声を出して笑った記憶がある。例えば張飛がサングラスをかけたプロレスラーだったり、曹操が乗っている馬がマイシンザンという実在のサラブレッドだったり、赤壁の戦いでの孔明と周喩が同時に手のひらに”火”の文字を書いて見せ合うシーンがなぜか軍人将棋の駒の見せ合いだったり、魯粛が半魚人だったり、曹操の謀臣の賈詡が西武の郭泰源だったりととにかくギャグ尽くし。
ストーリーそのものは演義ベースだが、三国志に詳しい人でもそれなりに納得いく出来といえるが、何せ省略が多い(全5巻だし)のが残念。

『SWEET三国志』
作者:片山まさゆき

ストーリー:
2世紀末の中国、後漢王朝。太平道という新興宗教の祖・張角を中心に起きた黄巾の乱と呼ばれる大乱は、英傑たちの登場の幕開けとなった。
抜けてるけど不思議と憎めない劉備、シリアスキャラなのにどこか笑える曹操・・・。
黄巾の乱終結後、朝廷を牛耳ったのは董卓だったが、ほどなく呂布に倒される。一方、許昌に本拠を置いた曹操は、献帝を手中に収め、最大の敵であった華北の袁紹も破り、中華の半分を手に入れた。
それに対し劉備は、同族の劉表の客分の身であったが、諸葛孔明を軍師に迎えたことにより一気に道が開ける。
南下する曹操軍を孫権とともに赤壁で破った劉備は、その後巴蜀の地を手に入れ、続いて漢中まで手に入れた。ここに孔明の描いた天下三分の計が完成した。
が、荊州を曹操、孫権によって奪われ、義弟の関羽を失った劉備は孫権への仇討ちにも失敗し、失意のうちに白帝城でその生涯を閉じた。
後事を託された孔明は魏の打倒を目指し、北伐を開始した。が、孔明自身の寿命が尽き北伐は達成されることはなかった。

感想:
ストーリーがただの三国志の簡単ストーリーになってしまった。
表紙の絵で好みが別れそうだが、これはれっきとしたギャグマンガと言える。と同時に歴史マンガとしてもきっちりと抑えるところは抑えているという、ありそうでないマンガ。
高校時代、電車の中で読んでて思わず声を出して笑った記憶がある。例えば張飛がサングラスをかけたプロレスラーだったり、曹操が乗っている馬がマイシンザンという実在のサラブレッドだったり、赤壁の戦いでの孔明と周喩が同時に手のひらに”火”の文字を書いて見せ合うシーンがなぜか軍人将棋の駒の見せ合いだったり、魯粛が半魚人だったり、曹操の謀臣の賈詡が西武の郭泰源だったりととにかくギャグ尽くし。
ストーリーそのものは演義ベースだが、三国志に詳しい人でもそれなりに納得いく出来といえるが、何せ省略が多い(全5巻だし)のが残念。
