安全性か便利さか

2008年12月24日 00時18分18秒 | 意見・物申す
前に来年の薬事法改定の1つに登録販売員を紹介しました。
これはまあ、僕らの生活には全くと言って良いほど影響がないのですが、
ここに来て新たなニュースが!!

ずばりネットで医薬品を買うことができなくなるかもしれない!!

アマゾンとかを見てると最近は薬もネットで買えるんだぁ
と関心してたワケですが、どうやら規制されそうです。

正確に言えば「第1類医薬品」「第2類医薬品」が売れなくなります。
(医薬品はリスク区分に応じて第1類、第2類、第3類の3種類に分類される)
特に第1類、第2類は直接会って専門家による説明が必要とか
言われてるんですが、果たして対面による説明とやらが
どこまで機能してるかが疑問です。

よく近所のマツキヨとか言って薬買いますけど
説明なんて一回も受けたこと無いよ・・・(´・ω・`)

ただネット販売にもやはり問題があるようです。(参考②)
前に鎮静剤24箱をネットで大量に買って自殺未遂をした青年がいるそうです。
ただこの事件をネット販売のせいにするのもいささか疑問。
世の中にはドラックストアが無数にあるわけで
めぐりめぐれば24箱ぐらい簡単に手に入るもんね。
ただし購入の個数制限とかはすべきだったかも・・・。

あと、消費者はどこまで説明を求めているのか?
という点も気になります。
例えば画像にあげた痔の薬、ボラギノールですが
これなんかは第2類でモロに規制の対象になります。

でもこういう類(たぐい)ってこっそり買いたいよね。
ネットなんかだとコッソリ変えてプライバシー的にも
問題なかったのですが、
店頭でじっくりと痔の薬の話されるのは嫌だなぁって思います。

はたしてどうなるんでしょ?

参考①////////////////////////////////////////
大衆薬のネット販売、規制強化固める 年明け省令改正へ(朝日新聞) - goo ニュース
インターネットや通信販売での大衆薬(一般用医薬品)の販売について、厚生労働省は、年明けにも省令を改正し、規制を強化する方針を固めた。来年6月から、風邪薬や鎮痛剤などリスクが比較的高い薬はネットで販売できなくなる。
 現在は、薬事法に明確な規定がなく、ネット販売が事実上黙認されている。省令改正後には、リスク別に3分類した大衆薬のうち、最もリスクが高い第1類とそれに次ぐ第2類の医薬品がネット販売できなくなる。H2ブロッカーや一部の毛髪薬のほか、胃腸薬や風邪薬など計約700成分が該当する。一方、ビタミン剤や整腸薬などリスクの低い第3類医薬品約700成分は販売できる。

参考②////////////////////////////////////////
ネット購入薬で自殺図る=19歳男性、大量入手-販売薬局に中止指示・厚労省(時事通信) - goo ニュース
埼玉県の男性(22)が2年前、一般用医薬品(市販薬)の鎮静剤をインターネットを通じて大量購入し自殺を図っていたことが17日、分かった。男性の父親が同日、都内で記者会見し明らかにした。消費者がネットで買った市販薬で重大な副作用を起こしたケースが発覚したのは初めて。
 父親らによると、男性は19歳だった2006年5月、北九州市の薬局から、楽天が運営する「楽天市場」を通じ鎮静剤24箱(1箱12錠入り)を購入。別に自宅近くの薬局で買った6箱と合わせ、300錠以上を一度に服用した。男性は薬の影響で両脚が全く動かなくなり、身体障害者2級と認定された。
 この薬は頭痛を抑える作用があるほか、睡眠薬としても使われる。製造元の会社は、リスクが高いとして、販売を1人1箱に限定したり、未成年者に販売したりしないよう呼び掛けていた。
 厚生労働省はこの件を受け、管轄する福岡県を通じて販売した薬局に対し、この薬のネット販売中止を指示。薬局はこれに応じたという。
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