9月始めにヤフーニュースでやってたニュース。
薬が多過ぎてお腹がいっぱいというもの。
これどこの病院でもある問題っで、調剤してて分包紙が重たくて
千切れそうになっているのってかなり頻繁にあります。
思うに医師の頭の中では処方薬って足し算であって引き算ではないと思う。
つまり今飲んでる薬をベースとして、何かあったら1剤加える計算。
その方が何となく安全な気がするもの。
前に離島に行った時に若いDrは不要と思う薬はどんどん切ってたけど
そうできるDrって中々居ないと思う。
一応、前医の顔も立てなきゃいけないし。
薬剤師として、こういう意見はどんどん上申していくべきなんだろうけど
やはり弱い立場というか難しんだなぁ。
前に一度、抗精神薬を大量に飲んでて、入院してからあまりにも元気が無かったんで、
(カルテでは習い事するような活気溢れる人だったのに、
入院してからリハビリもしないような塞ぎこんでる感じ)
担当Drに思い切って薬を切らない?(中止しない?)って上申したことがあるけど
それはそれで中々勇気がいるものなのである。
結果、試行錯誤して薬を切った結果、
昔のような活気がでてきたのだけど、
これはたまたま成功しただけかも知れない。
また同じような患者がいれば同じように試行錯誤すると思う。
薬ってあくまでもツール。
勿論、個人によりけりで一生飲み続けるよりは薬に頼らないのが一番何だろうけど
(もちろん一生の付き合いもあるだろうけど)
これは薬に頼る患者の問題なのか、Drの問題なのか?
化学物質が怖いので中国産の野菜は使いません。
国産の安全な食べ物を選んでますって人は珍しくない。
けど薬も化学物質なんですけど、こちらはOKなんですかね?
小児の調剤してるとき、癲癇とか重病は除くけど
風邪引いた子に対して大量に薬を用意するときにいつも思う。
薬って化学物資ですよ?
<高齢者医療>1日25錠も 薬が多すぎておなかいっぱい (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150905-00000007-mai-soci
高齢者がたくさんの薬を服用し、かえって生活の質が落ちているのではないか、との新聞報道が最近相次ぎました。高齢者に出やすい副作用を予防するために、日本老年医学会は、10年ぶりに「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン(指針)」を見直し、約50種類の薬について「中止を考えるべきだ」としています。高齢者への「多すぎる薬」について、大阪樟蔭女子大学教授の石蔵文信さんに聞きました。
当たり前だが、高齢になればなるほど病気は増えるため、薬も増える。しかし高齢になると腎臓や肝臓の処理能力が低下して、薬を分解して排せつするのが遅くなる。排出に時間がかかって体内に蓄積し、副作用が出やすくなるのだ。さらに、女性の超高齢者の中には、体重が子供と同じくらいになっている人がいる。子供の場合は体重を目安に薬の量を設定するのだが、大人の場合は結構無頓着に処方してしまう。この場合も、薬の量が多すぎて副作用が出やすくなるかもしれない。
高齢者の医療費負担も多くの薬が処方される原因となっているようである。現役世代は自己負担が3割であるのに対し、75歳以上の高齢者の多くは1割。負担が少ないから、処方する薬の増加に対する抑止力は働きにくい。
◇雪だるま式に増える薬
高齢者に痛み止めや抗生剤を処方した時に、その薬が原因で胃潰瘍や下痢になってはいけないからと追加で胃腸薬が処方されるので、薬がどんどん増えていく。さらに、数カ所の医院や病院にかかっている事が多いので、各主治医がチェックしにくい。かかりつけ薬局も、よほど飲み合わせが悪くない限り医師の処方にクレームをつけることはない。このような事情で、高齢者の薬は徐々に増えていく。
見直されたガイドラインでは、認知症などの患者に対する「抗精神病薬全般」や、全ての高齢者を対象に一部の胃腸薬を「可能な限り控える」などと列挙されている。さらに、甘草が含まれた漢方(結構あるようだ)も腎機能が低下した高齢者では注意が必要とされ、「副作用が少ない・体に優しい」が売りの漢方も高齢者にとっては必ずしも安心して飲める薬とはいかないようだ。もちろん、中止した方がよいとされた薬をいま服用しているからといって、急に中止しないで主治医に相談した方がよい。
◇1日18種類25錠飲む人も
つい先日、80歳に近い男性を診察した。いろいろな病気で数カ所の病院を受診して、毎日病院通いで忙しいようである。心配性が高じて不安感が強くなり、うつ状態でもあったのが私の診察を受けに来た理由である。問診をして、薬をチェックするとなんと1日に18種類、25錠も服用していた。本人は薬を飲むだけでおなかがいっぱいになるという。よく聞いてみると、膝が痛むので鎮痛薬を処方されているが、それに加えて胃潰瘍や腸炎の予防薬ももらっている。
「ところで、鎮痛薬を服用して膝の痛みは治りましたか?」と尋ねると、服用してもしなくても、痛みは変わらんと言う。「ではこの薬は効果がないので服用をやめてみましょう」といって3種類の薬の減量を指示した。このようにしてめまいの薬や前立腺肥大の薬などを減量していくと、最終的には3種類の薬まで減量する事はできた。もちろん、うつ状態に対しての薬は何種類か追加したが、それは状態がよくなれば減量する予定である。減量の結果、いろいろな症状は悪化することなく、生活の質が向上して旅行などを楽しんでおられる。
私の患者さんの中には全ての薬を中止(もちろん慎重にゆっくり減量したのだが……)して、体調がよくなったという人もいる。薬は効果と副作用が表裏一体である。副作用で苦しまないためには医師や薬剤師の丁寧な説明が大切だと思うが、現在の5分診療ではなかなか十分に説明しきれないのも現状である。
薬が多過ぎてお腹がいっぱいというもの。
これどこの病院でもある問題っで、調剤してて分包紙が重たくて
千切れそうになっているのってかなり頻繁にあります。
思うに医師の頭の中では処方薬って足し算であって引き算ではないと思う。
つまり今飲んでる薬をベースとして、何かあったら1剤加える計算。
その方が何となく安全な気がするもの。
前に離島に行った時に若いDrは不要と思う薬はどんどん切ってたけど
そうできるDrって中々居ないと思う。
一応、前医の顔も立てなきゃいけないし。
薬剤師として、こういう意見はどんどん上申していくべきなんだろうけど
やはり弱い立場というか難しんだなぁ。
前に一度、抗精神薬を大量に飲んでて、入院してからあまりにも元気が無かったんで、
(カルテでは習い事するような活気溢れる人だったのに、
入院してからリハビリもしないような塞ぎこんでる感じ)
担当Drに思い切って薬を切らない?(中止しない?)って上申したことがあるけど
それはそれで中々勇気がいるものなのである。
結果、試行錯誤して薬を切った結果、
昔のような活気がでてきたのだけど、
これはたまたま成功しただけかも知れない。
また同じような患者がいれば同じように試行錯誤すると思う。
薬ってあくまでもツール。
勿論、個人によりけりで一生飲み続けるよりは薬に頼らないのが一番何だろうけど
(もちろん一生の付き合いもあるだろうけど)
これは薬に頼る患者の問題なのか、Drの問題なのか?
化学物質が怖いので中国産の野菜は使いません。
国産の安全な食べ物を選んでますって人は珍しくない。
けど薬も化学物質なんですけど、こちらはOKなんですかね?
小児の調剤してるとき、癲癇とか重病は除くけど
風邪引いた子に対して大量に薬を用意するときにいつも思う。
薬って化学物資ですよ?
<高齢者医療>1日25錠も 薬が多すぎておなかいっぱい (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150905-00000007-mai-soci
高齢者がたくさんの薬を服用し、かえって生活の質が落ちているのではないか、との新聞報道が最近相次ぎました。高齢者に出やすい副作用を予防するために、日本老年医学会は、10年ぶりに「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン(指針)」を見直し、約50種類の薬について「中止を考えるべきだ」としています。高齢者への「多すぎる薬」について、大阪樟蔭女子大学教授の石蔵文信さんに聞きました。
当たり前だが、高齢になればなるほど病気は増えるため、薬も増える。しかし高齢になると腎臓や肝臓の処理能力が低下して、薬を分解して排せつするのが遅くなる。排出に時間がかかって体内に蓄積し、副作用が出やすくなるのだ。さらに、女性の超高齢者の中には、体重が子供と同じくらいになっている人がいる。子供の場合は体重を目安に薬の量を設定するのだが、大人の場合は結構無頓着に処方してしまう。この場合も、薬の量が多すぎて副作用が出やすくなるかもしれない。
高齢者の医療費負担も多くの薬が処方される原因となっているようである。現役世代は自己負担が3割であるのに対し、75歳以上の高齢者の多くは1割。負担が少ないから、処方する薬の増加に対する抑止力は働きにくい。
◇雪だるま式に増える薬
高齢者に痛み止めや抗生剤を処方した時に、その薬が原因で胃潰瘍や下痢になってはいけないからと追加で胃腸薬が処方されるので、薬がどんどん増えていく。さらに、数カ所の医院や病院にかかっている事が多いので、各主治医がチェックしにくい。かかりつけ薬局も、よほど飲み合わせが悪くない限り医師の処方にクレームをつけることはない。このような事情で、高齢者の薬は徐々に増えていく。
見直されたガイドラインでは、認知症などの患者に対する「抗精神病薬全般」や、全ての高齢者を対象に一部の胃腸薬を「可能な限り控える」などと列挙されている。さらに、甘草が含まれた漢方(結構あるようだ)も腎機能が低下した高齢者では注意が必要とされ、「副作用が少ない・体に優しい」が売りの漢方も高齢者にとっては必ずしも安心して飲める薬とはいかないようだ。もちろん、中止した方がよいとされた薬をいま服用しているからといって、急に中止しないで主治医に相談した方がよい。
◇1日18種類25錠飲む人も
つい先日、80歳に近い男性を診察した。いろいろな病気で数カ所の病院を受診して、毎日病院通いで忙しいようである。心配性が高じて不安感が強くなり、うつ状態でもあったのが私の診察を受けに来た理由である。問診をして、薬をチェックするとなんと1日に18種類、25錠も服用していた。本人は薬を飲むだけでおなかがいっぱいになるという。よく聞いてみると、膝が痛むので鎮痛薬を処方されているが、それに加えて胃潰瘍や腸炎の予防薬ももらっている。
「ところで、鎮痛薬を服用して膝の痛みは治りましたか?」と尋ねると、服用してもしなくても、痛みは変わらんと言う。「ではこの薬は効果がないので服用をやめてみましょう」といって3種類の薬の減量を指示した。このようにしてめまいの薬や前立腺肥大の薬などを減量していくと、最終的には3種類の薬まで減量する事はできた。もちろん、うつ状態に対しての薬は何種類か追加したが、それは状態がよくなれば減量する予定である。減量の結果、いろいろな症状は悪化することなく、生活の質が向上して旅行などを楽しんでおられる。
私の患者さんの中には全ての薬を中止(もちろん慎重にゆっくり減量したのだが……)して、体調がよくなったという人もいる。薬は効果と副作用が表裏一体である。副作用で苦しまないためには医師や薬剤師の丁寧な説明が大切だと思うが、現在の5分診療ではなかなか十分に説明しきれないのも現状である。
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