隅田川沿いにある三囲神社を散策しました。30年前から神社の周辺で仕事をしていたのですが、当時は寂れた神社がある程度の認識でしたが、今回脇を通ってみると見違えるように改修されていました。一の鳥居でしょうか。鳥居の脇にこんな看板がありました。案内が出ています。
倉稲魂命=宇迦之御魂神を祀る。旧村社(現在はかつての小梅村にあたる地区にあるが、旧地は須崎村にあったと推測されている)。元、田中稲荷と称した。創立年代は不詳。伝によれば、近江国三井寺の僧源慶が当地に遍歴して来た時、小さな祠のいわれを聞き、社壇の改築をしようと掘ったところ、壺が出土した。その中に、右手に宝珠を、左手にイネを持ち、白狐に跨った老爺の神像があった。このとき、白狐がどこからともなく現れ、その神像の回りを3回回って死んだ。三囲の名称はここに由来するという。
元禄6年(1693年)、旱魃の時、俳人其角が偶然、当地に来て、地元の者の哀願によって、この神に雨乞いする者に代わって、「遊(ゆ)ふた地や田を見めくりの神ならは」と一句を神前に奉ったところ、翌日、降雨を見た。このことからこの神社の名は広まり、京都の豪商三井氏が江戸に進出すると、その守護神として崇め、三越の本支店に分霊を奉祀した。
本来は牛島神社の隣にあったが、洪水で一度流され、河岸に堤が築かれることになった際に南へ少し移動した。その堤のために、対岸から見ると、鳥居が堤から奇妙に頭だけ出しているように見え、浮世絵などに好んで描かれた。
二の鳥居の前の石垣に二の鳥居を入ると
右側に藤堂高虎が奉納したという石塔がありました。
拝殿です。
雨乞いの碑
白狐祠鳥居
と白狐祠老翁老女の石像
三越の商標とライオン
三井家より移設の三角石鳥居
隅田川七福神の大国神と恵比寿神
こんこんさんは稲荷神社の象徴で、昔のこんな絵もありました。隅田川を船で来て参拝したようです。