「一流の民主主義と平和外交が年間１００億㌦をもたらす」とＣＨＰ

５月６日　一流の民主主義と平和的外交政策が、年間１００億ドルをトルコにもたらすだろうと、最大野党・共和人民党（ＣＨＰ）のケマル・クルチュダルオール党首が言いました。連立政権は安定と経済を台無しにするという公正発展党（ＡＫＰ）の議論について尋ねられたクルチュダルオール党首は、トルコの経済はすでに３年間、横ばい状態にあると答えました。

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アンカラからアンタリヤに向かう途中、クルチュダルオール党首は記者団の経済に関する質問に応え、「共和国史上、初めて失業者数が就労者数を超えた」と言い、また、まちがった外交政策がトルコ経済に大きな損失を与えているとコメントしました。

「イラク、シリア、リビヤ、エジプトは、トルコにとって極めて重要な国々です。中東に平和が築かれさえすれば、トルコに５００億ドルの利益がもたらされるでしょう」と、クルチュダルオール党首は言いました。

外国投資家たちは、トルコの現在の法制度疑念を持っていると、クルチュダルオール党首は力説しました。「トルコの法律は外国人が期待するほど“世界的”ではない。外国投資家たちは、トルコには資産の安全はないと考えています」

国粋主義政党ＭＨＰも経済を焦点に政府と戦う

トルコ最大の国粋主義的野党「愛国主義者運動党」（ＭＨＰ）も選挙運動に突入し、他党同様、経済に焦点をあてたマニフェストを発表しました。

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国粋主義的野党「愛国主義者運動党」（ＭＨＰ）のデヴレト・バフチェリ党首

ＭＨＰのデヴレト・バフチェリ党首は５月３日、党のマニフェストを発表し、エルドアン大統領を攻撃、大統領の政治的キャリアに陰りが見てきたと警告しました。「エルドアン大統領は国家の機能を麻痺させ、法のルールをめちゃくちゃにしました。彼は憲法上の罪を犯しつづけています。彼は職権を乱用し、何度となく法を無視しています。エルドアン大統領は引き返せない道を下っています」と、バフチェリ党首はアリ－ナ・スポーツ・コンプレクスに集まった人々に演説しました。

大統領の今後は、恐怖の国を築いて、その暴君に選ばれるか、あるいは最高評議会に反逆罪で法によって告発されるかのいずれかだろうと、バフチェリ党首は言いまし。憲法裁判所は大臣や裁判官を裁く場合、最高評議会という名が使われます。
「トルコよ、われわれとともに歩もう」がＭＨＰのスローガンで、集会場のホールにもこのスローガンのプラカードが見られました。

「司法はエルドアン大統領を神より恐れている」ＨＤＰ共同党首

クルド系政党・人民民主党（ＨＤＰ）のセラハッティン・デミルタシュ共同党首は、エルドアン大統領を“何か月間も憲法違反をつづけている”と告発しました。「彼は選挙キャンペーンで中立的立場をとっていないが、だれも行動を起こさない。みなエルドアンを恐れているからです」

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デミルタシュ共同党首は民放ＦｏｘＴＶのインタビューに応えて、「大統領は国会制がトルコを破壊していると言っているが、これは“憲法上の犯罪”だ」と言いました。「言うまでもなく、現行憲法は１９８０年のクーデター後につくられたものです。だが、この国の大統領は、何か月間も憲法違反をつづけています。これについて、検事は行動しようとしない。理由は恐怖です」

「みな神よりエルドアンを恐れているのだと思う。公正発展党（ＡＫＰ）の支持者は“神はお許しくださるが、彼は許さない”と言っているそうです」

・・・旅行のため、ブログ数日お休みいたします。

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