トルコのトピックス

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「世界出版の自由の日」にジャーナリストたちがデモ行進

2015年05月03日 | 国内
5月5日 5月3日の「世界出版の自由の日」に、ジャーナリストたちが「ジャーナリズムの自由のために立ち上がれ」というスローガンの下にデモ行進をしました。

 Hurroiyet

3日、ジャーナリストたちと出版組合の代表たちのグループが、「トルコのジャーナリズムのために立ち上がれ」というスローガンを叫びながら、イスタンブルのテュネルからガラタサライ高校まで行進しました。

デモ隊は行進の前に、「自由はジャーナリズムの酸素であり、ジャーナリズムは民主主義の保証である」と題した声明文を高らかに読みあげました。「私たちは“自由はジャーナリズムの酸素であり、自由なジャーナリズムは民主主義を保証するものだ”と言っています。私たちの出版の自由のための戦いは、私たちの職業のためだけでなく、自由と民主的トルコを求めるあらゆる市民のための戦いでもあることを力説したい。私たちはすべての人がジャーナリズムのために立ちあがるよう呼びかけています」

1993年、国連が5月3日を「世界の出版の自由の日」と決めました。最大野党・共和人民党(CHP)のギュルセル・テキン議員もデモに参加していました。テキン議員は現在のトルコの出版界の状況を憂い、現在、21人のジャーナリストが収監され、何百件もの訴訟が起こされていると、くり返しました。

「わが国の政府は、わが国の出版界は世界一自由だなどと、ふざけたことを言っていますが、トルコは出版の自由に関して、世界154位にランクされています」


イズミルのギリシャ領事館の歴史的建物の修復始まる

ギリシャ政府は財政的危機にもかかわらず、イズミルのギリシャ領事館の歴史的建物の修復に出費しました。19世紀末に建てられた歴史的領事館は、400日で完成予定で、修復作業が始まりました。

 Hurriyet

修復の責任者である建築家のトゥルガイ・バクルさんは、ギリシャ政府が歴史的建物の修復を決断したことを喜び、使用されていない隣りのドイツ領事館の修復もすべきだと主張しています。「財政危機の中、アレクシス・ツィプラス首相が価値ある建物を保護するために修理費を出資したことは喜ばしいことです。隣りのドイツ領事館もぜひ修復すべきです」とバクルさんは言っています。

イズミル市内のコルドン地区にある歴史的ギリシャ領事館は、2012年のギリシャの財政危機解決の一助として売却された30件の不動産のリストに、1度、入ったこともある、いわくつきの建物です。

・・・隣りの建物も、いい味がありますね。使っていないのなら、修復してミュージアムにすれば・・・。イズミル、もうショートパンツですね。


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イスタンブルの第3ボスフォラス橋工事、着々進行中

2015年05月03日 | 国内
5月4日 イスタンブルのアジア側とヨーロッパ側を結ぶ橋は現在2本架かっていますが、イスタンブルの交通事情から、現在3本目の橋が建設中です。

 Hurriyet
第3ボスフォラス橋のガイド・ケーブルの架設が、このほど完了しました。

 Hurriyet
ガイド・ケーブルは、デッキ板をつなぐまえに、作業用足場となるキャットウォーク(橋の端に造られる狭い通路)とメーン・ケーブルを建設するために使われます。
 Hurriyet

オスマン帝国のスルタン・ヤウズ・セリムの名をつけるか否かで論議を呼んだこの橋と、橋につづく高速道路の建設費は30億ドルかかると予想されています。

 Hurriyet
橋の建設は2013年に始まり、両側のタワーはすでに完成しています。アジア側のタワーは地上318メートル、ヨーロッパ側のタワーは322メートルです。


イスタンブルの近くにシリコンベースの半導体チップ工場ができる

政府は北西部ゲブゼに、シリコンベースの半導体チップ工場の建設を計画していると、フィクリ・ウシュク科学・産業・技術相が、4月21日、アナドルニュースに語りました。

 Hurriyet

「工場はトルコ科学技術研究委員会(TUBITAK)の主導、防衛産業次官局と諸企業の協力によって建てられます」とウシュク科学相は言いました。この新しいプロジェクトは、防衛エレクトロニクス・システムを生産している国有企業ASELSANに次いでトルコ第2のものになります。

「2014年12月、ビルケント大学がガリウム硝酸ベース・チップを生産する工場を建てはじめましたが、ゲブゼ・プロジェクトは初のシリコンベース・チップの大規模な生産工場になるでしょう」と、ウシュク科学相は言いました。

工場はイスタンブルに近いコジャエリ県の町ゲブゼに建てられるので、TUBITAKのゲブゼ・キャンパスや、建設が予定されているテクノロジー・ヴァレーとも近くなります。政府は近年、最も人口が多く経済活動も盛んなイスタンブル近くに、シリコン・ヴァレーのような工業地帯を築こうと模索しています。

「チップは現在、TUBITAKの研究所で生産されていますが、チップを継続的に生産するに必要なインフラが備わっていません。近い将来、必要なインフラが備わることを望みます」とウシュク科学相は言いました。


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