トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

NATOの外相たちがアンタリヤ会議で“We Are the World ”を歌った

2015年05月14日 | 国際
5月15日 NATOの外相たちが5月13日、トルコのアンタリヤで開かれた会議のディナーで「ウイ・アー・ザ・ワールド」を歌いました。

 Hurriyet
トルコ外相の呼びかけで大合唱。モルゲリーニEU上級代表(右から2人め)、ストルテンベルグNATO事務総長(3人め)、チャヴシュオール・トルコ外相(5人め)、コツィアス・ギリシャ外相(6人め)ら。


食事の後、トルコのメリュヴト・チャヴシュオール外相がステージに立ち、ゲストのために演奏していたエンベ・オーケストラに謝意を述べ、最後に平和のための歌を求めました。チャヴシュオール外相が他の外相たちをステージに招くと、真っ先にギリシャのニコス・コツィアス外相がステージへ。次に、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長とEUのフェデリカ・モルゲリーニ上級代表が歌に加わりました。

“We Are the World”は1985年にスーパーグループ“US for Africa”が最初にレコーディングしました。この歌はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが作曲し、くぃんシー・ジョーンズとマイケル・オマーシャンがアルバム“We Are the World”をプロデュースしました。


ヨーロッパをめざす不法移民126人がエディルネで捕まった

5月14日、不法に国境を越えようとしていた126人の移民が、トルコ北西部エディルネ県で憲兵隊に捕まりました。憲兵隊はビュユクイスマイルチェ、ケマルキョイ、ボスナキョイ、イエニカドゥンの村々と、ウズンキョプリュ、ウスパラ、メリッチの国境エリアをパトロール中に、移民たちを見つけました。

移民たちはミャンマー、シリア、アフガニスタン、パレスチナ、バングラデシュ、パキスタンの出身でした。捕まった移民たちはすべて、法的手続きを終えた後、エディルネの治安管理外事部に送られました。

 Hurriyet

同じ5月14日、2隻の船に乗っていた、女性や子供を含むシリア人とアフガン人の移民82人がエーゲ海で捕まりました。彼らはギリシャのコス島へ行こうとしていました。また、チェレビ島の近くでも、シリア人とアフガン人45人が乗った船が捕まりましたが、彼らもコス島をめざしていました。

捕まったシリア人の1人は、「船がギリシャ領海に入ったとき、沈みはじめ、船長は船をおいて泳いで逃げた」と記者団に話しました。移民たちはボドゥルムの沿岸警備隊の詰所に連行されました。

・・・浜の真砂は尽くるとも、世に不法移民の種は尽きまじ


不法発掘で古代都市が破壊された

南チュクロヴァ地方のエフェススとして知られる古代都市カスタバラで、不法発掘者が歴史的遺物を破壊しました。

 Hurriyet

オスマニエ市の中心から12キロのカスタバラのヒエロポリスで、5月13日、写真を撮っていた人が、多くの歴史的遺物が破壊されているのに気づきました。憲兵隊の調査で、50平米のエリアがキャタピラーで掘られたことが判明しました。博物館当局も、歴史的遺物が破壊されたと報告しました。

カスタバラ遺跡には、円柱のある通り、古代劇場、バシリカ、教会、浴場跡、城塞などがあります。この遺跡の発掘は2009年からつづいています。


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ソマ炭鉱事故一周年に家族が墓地に集まった

2015年05月14日 | 国内
5月14日 13日、トルコ史上最大の炭鉱事故の一周年の記念式典のために、犠牲者の家族たちが、マニサ県ソマに造られた墓地に集まりました。

 Hurriyet

2014年5月13日、ソマで起こった炭鉱事故はトルコ中にショックを与えました。301人の坑夫が犠牲になりましたが、780人が地下にいた交替時に事故が起こっていたら、もっと多くの人が犠牲になったでしょう。

301人の犠牲者の家族たちは、なくなった坑夫たちのために造られた墓地を訪れました。黒い大理石の墓石にはランプが設置されています。家族たちはイスラムの伝統に従って、コーランの一節を読み、故人を讃え、その魂に送りました。

なくなった坑夫アリ・チフトチさんの妻シベル・チフトチさんは、事故が起こった去年から、なにも変わっていないと言いました。「責任ある人々は、上から下まで、罰せられるべきです。私たちは、彼らがここへ来て、私たちの前で証言して欲しいと願っていますが、彼らの声明の安全のためにそれはできないと言われました。301人の声明の安全はどうだったんですか」とチフトチさんは言いました。

ソマ炭鉱社の8人の元マネジャーら45人の容疑者は、現在、裁判中です。


移民をもっと受け入れるようエルドアン大統領がヨーロッパに呼びかけた

エルドアン大統領が、シリアやイラクの移民や難民をもっと受け入れるようヨーロッパに呼びかけ、トルコは難民危機に対処して、およそ200万人を受け入れていると言いました。

 Hurriyet


5月13日、アルバニアを訪れたエルドアン大統領は、トルコはトルコ領内の難民キャンプに住んでいる170万人のシリア難民と30万人のイラク難民のケアのために、56億ドルを費やしてきたと言いました。

アルバニアのブヤール・ニシャニ大統領との会談後、エルドアン大統領は、先進諸国はその“義務”を果たし、移民危機を解決すべきだと言いました。今年になってからも、何百人もの移民がヨーロッパへ行こうと航海中に命を落としています。

エルドアン大統領は100人のビジネスマンたちとともに、小さなバルカンの国アルバニアを訪れ、経済的結束の強化のための討議を行いました。アルバニア訪問中、エルドアン大統領は、首都ティラナの国会議事堂の隣りに建てられる2万平米のモスクの建設開始の式典を行いました。
アルバニアの320万の人口の大半はムスリムです。


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90か国からの外国人戦闘員がトルコを通ってISILに参加を試みた

2015年05月14日 | 国際
5月13日 これまでに90か国からの外国人戦闘員が、トルコを通過してシリアのISILに参加しようとしたと、5月12日、メヴリュト・チャヴシュオール外相が言いました。

 Hurriyet

「トルコはダエシュ(ISIL)と国境を接している同盟のメンバー国です。これは耐えがたい立場です。この立場のためにトルコは大きな脅威を受けています」とチャヴシュオール外相は言いました。

アンタリヤで開催されたNATOの外相会議は、同盟国のメンバーとこの問題を共有する機会になるだろうと、チャヴシュオール外相は、5月13日から始まった会合の前の記者会見で言いました。「ISILと隣接する国トルコへの脅威は、2日間の会議の重要な問題になるでしょう」

「彼らがわが国に侵入してきたら、わが国の国境を制御するのは非常に難しくなるでしょう。われわれは中東からテロを追い出さなければなりません。われわれはそのための対策を決める必要があります」とチャヴシュオール外相は言い、また、トルコはこれまでに、13,800人の戦闘員容疑者を足止めしてきたとも言いました。

「トルコはアメリカと協力し、シリアの穏健反体制派をトルコ領内で軍事訓練する計画を受け入れましたが、それだけではじゅうぶんではありません。われわれはもっと踏み出さなければなりません。空爆のような対策でも足りません」と外相は言いました。「テロを根こそぎにするためには、草の根的テロ対策が必要です」


「オスマン皇子像の携帯電話を壊したのに政治的意図はない」容疑者

アマシヤの“自撮り”するオスマン皇子像を破損した容疑で捕まった2人の男は、銅像を破損したのは故意ではないし、政治的動機もないと言いました(5月10日の頁参照)。

 Hurriyet

「私は(オスマン皇子像の)携帯電話をよく見たかったのです。私が携帯電話に手をのばしたら、電話が突然、2つに折れたのです」と容疑者の1人、34歳のB.C.は警察に告げたと、ドーアンニュースは報じました。

アマシヤ市庁が銅像を建てた翌日の5月10日、銅像の携帯電話が折られました。その翌日には皇子の剣も折られて、警察が調査を始めました。第2の容疑者、21歳のO.C.は、「像の剣に触れたとたんに、剣は“まえから折れていたかのように”地面に落ちた」と、警察に言いました。「私は政治とはなんの関わりもないし、絶対になんの悪意もありません」

検事は審問後、2人の容疑者を釈放しました。オスマン・アクバシュ副市長は、新しいオスマン皇子の自撮り像を造り、壊された像と取り替えると発表しました。


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