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「われわれの幸運なチャンスを利用しましよう」とギリシア外相

2015年05月15日 | 国際
5月16日 「トルコとギリシアは隣国同士という神が与えられたチャンスを利用し、宗教を理解し合うことで平和的に問題を解決すべきです」と、ギリシアのニコウス・コツィアス外相は言いました。

 Hurriyet
コツィアス外相とHurriyet 紙の記者(美人ですねえ)


「トルコ人とギリシア人は世界の同じ場所で共存するよう神がお決めになったのです。神はバックギャモンをされ、ダブル6を出され、6をトルコに、6をギリシアにくださったのです。私たちは神がゲームで出された幸運を利用する道を見つけなければなりません」とコツィアス外相は5月13日、NATO外相会議が行われたトルコのアンタリヤで語りました。

両国は“歴史の囚われ人”になったわけではないと、彼は言いました。「私はトルコの代表の方々に“歴史に捉われるのはやめましょう。歴史を未来への肯定的要素として利用するべきです”と言いました」

無党派の教授だったコツィアス氏は、1993年からギリシア外務省に勤務し、元外相ギオルゴス・パパンドレウの顧問を務めていました。パパンドレウ氏は長期にわたって、トルコ=ギリシアの友好回復のための重要な立役者の1人でした。

「25年以上、私はトルコを攻撃することなど考えたこともありません。私は両国の平和的解決のために努めてきました。私たちは同じ利害関係を持ち、共通の利害関係を持つ場所があります。私たちはこれを基盤に努力しなければなりません」

しかし、エーゲ海に関する論争が長期にわたってアンカラとアテネの関係の障害になっています。コツィアス外相の訪土中も、両国のジェット戦闘機が空中戦さえやっているのです。

「私はその話を今日、聞きました。よい話ではないが、あり得ることでしょう。私たちは空中戦は非合法だと考えます。両国の信頼の構築が解決へ導くでしょう」


トルコでシリア人経営の会社が増加をつづける

トルコ商工会議所連合(TOBB)によると、今年の1月~4月、外国人がトルコで設立した新会社の32%は、シリア人の経営だそうです。

 Hurriyet
シリア人経営のレストラン。アラブ語ばかりですね。一般トルコ人はアラブ語読めませんから、お客もシリア人? メルシンはシリアになったの? 2015年3月、南部メルシンで。


今年の1月~4月、トルコで、シリア人経営またはシリア人と共同経営の会社が491社設立されましたが、これは外国人が設立した会社の32%以上です。

今年1月~4月、トルコで設立された会社は24,094社、その中の1557社が外国人投資による会社です。外国資本の会社の中の113社はドイツ人投資家、97社はイラン人投資家による会社です。外国資本の会社の3分の1以上、すなわち580社は卸売業、小売業、自動車整備業です。製造業は2位で212社、建設分野は3位で169社。

4月、トルコでは、6,022の新会社が設立されましたが、これは昨年同期に比して22%増。894社が閉業しています。2014年にトルコで設立された国際資本の会社は、2013年の3875社より増え、4736社でした。

2014年に設立された外国資本の会社4736社の中、1257社はシリア人投資家、302社はドイツ人投資家、275社はイラン人投資家による会社です。

・・・紛争の終わりそうもない故国に見切りをつけて、トルコで第2の人生を踏み出そうというシリア人が増えているということでしょうね。


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