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エルドアン大統領、海外在住のトルコ人に投票を促す

2015年05月11日 | 国際
月11日 エルドアン大統領が海外在住のトルコ人たちに、6月7日の総選挙に投票するよう呼びかけました。5月10日、ドイツのカルスルーエを訪れた大統領は、海外在住のトルコ人が、来月、初めて在住国で選挙ができるようになったと話しました。

 Hurriyet

「皆さんは長年、この時を待っていたのでは? 私は皆さんから選挙権を望む声を聞いていました」と、大統領はメッセ・アリーナに集まった何千人もの支持者に語りかけました。「障害を乗り越えて、海外のわが同胞たちも、トルコの総選挙に一票を投じることができるようになりました」

ドイツに住む140万人のトルコ人が投票し、選挙を決する力になることができるようになったと、大統領は言いました。「皆さんが投じる一票はただの一票ではありません。爪はヒヅメを守り、ヒヅメは馬を守り、馬は軍を守り、軍は国を守ると、言います。皆さんもこの一票をそう考えていただきたい。投票は負担ではなく、皆さんの声を届けるための特建でありチャンスです」

一方、カルスルーエの会場の外に多くの人々が集まり、エルドアン大統領に抗議しました。ドイツのメディアによると、大統領の支持派と反対派の衝突があり、何人か負傷者が出たそうです。警察の発表によると、非合法・クルド労働者党(PKK)のメンバーが、会場に入ろうとしていた支持者たちに近づいて衝突が起こったと言うことです。


イズミルの歴史的ギリシャ正教会で93年ぶりのミサ

イズミルのアギオス・コンスタンティノス・ギリシャ正教会の修復が終わり、イスタンブル・フェネルのギリシャ正教総主教座も参加して、93年ぶりのミサが行われました。

 Hurriyet

イズミルのメネメン区メルメルリ通りにある19世紀の歴史的教会が修復されました。教会の再開式では、フェネルのバルトロメウ総主教とメネメン区のタヒル・シャヒン区長が白い鳩を放ち、庭に平和の象徴オリーブの木を植えました。

宗教には礼拝の権利が不可欠
歴史的教会で、1922年以来のミサを主宰したバルトロメウ総主教は、この教会の修復に対して、メネメン区と住民たちに感謝しました。

「信仰の権利で欠かせないのは礼拝の権利です。信仰を持つ者はすべて礼拝を行えなくてはならないと私たちは考えます。これはキリスト教徒もムスリムも同じことです」とバルトロメウ総主教は言い、また、トルコと全世界のために、平和と豊かさと繁栄を祈ったと言いました。

イズミルのギリシャ総領事テオドレ・ツァキリス氏、共和人民党(CHP)のヒュロル・タクラク・メネメン支部長、市民団体のメンバーたち、村長たち、イズミルとイスタンブルのギリシャ正教コミュニティのメンバーたちも式典に出席しました。再開式はメネメン区の楽団が演奏するトルコとギリシャの国歌とメネメンの民族舞踊とともに始まりました。

「私たちにとって、宗教や宗派や民族は重要ではありません。まず大切なのは人間性です。人々が自由に祈ることができる聖なる場所がなければなりません。私たちはジェムエヴィ(アレヴィ派の祈りの家)やモスクや尖塔を建て、今度はこの美しい教会を修復しました」とメネメン区長を16年務めるシャヒン氏は言いました。


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歴史の町アマシヤで、“自撮り”中の皇子の像に笑いと顰蹙

2015年05月11日 | 観光
5月10日 片手で剣を握り、スマートホンで“自撮り”しているオスマンの皇子の銅像が、歴史ある町アマシヤに出現しましたが、眉をひそめる人も少なくなく、数時間後に何者かに攻撃されました。

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黒海地方の都市アマシヤの市役所が、5月9日、市内のイエシルルマク川の岸辺に、常識はずれな銅像を建てました。オスマン時代、スルタンたちは、“シェフザーデ”(皇子)と呼ばれた息子たちに帝王学を学ばせるためにアマシヤに送りました。

アマシヤのオスマン・アクバシュ副市長は、この銅像は特定のシェフザーデを想定したものではないと言いました。「私たちはこの銅像を純粋にビジュアルな目的で建てたのです。この銅像は人々の注意をひくだろうと考えたのですが」とアクバシュ副市長。

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実際、この銅像は人々の注意をひき、たちまちツーリストたちが集まってきて、皇子といっしょに“自撮り”を始めました。中央アナトリアのチョルム県からアナトリヤにやってきたトルコ人ツーリストのディレキ・トゥナさんは「この銅像はすばらしい」と言いました。また、アマシヤ大学の学生アリ・トルンさんは「私は悪いアイディアだとは思わない。単なるジョークでしょう」と言いました。

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しかし、だれもがこのアイディアを気に入ったわけではありません。「自撮りする皇子のために、政府はアマシヤに出資している。冗談ではない」と最大野党・共和人民党(CHP)のラミス・トパル議員は言っています。

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結局、5月10日、何者かが銅像から携帯電話をもぎとりました。


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