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シャンルウルファで古い教会を修復中

2015年05月26日 | 観光
5月27日 東部シャンルウルファ県に残る古い教会が200余年を経て、よみがえろうとしています。「南東アナトリア・プロジェクト(GAP)行動計画」が教会を観光ポイントにしようと修復が始まりました。

 Hurriyet

教会は市の中心から10キロのゲルミュシュ山脈の麓にあります。碑文がないため、正確な時代はわかりませんが、19世紀の初めに建立されたと推測されます。教会の近くには、世界最古の社のひとつ、あのギョベクリテペがあります。

シャンルウルファの観光ガイド会議所の会長カミル・テュルクメンさんは、オスマン時代、ゲルミュシュ村にはアルメニア人が住んでいたと言っています。「この教会は外国人ツーリストに注目され、訪れる人もいるのですが、教会はまだ整備されていません。できるだけ早く修復するべきです」

 Hurriyet

元村長のマンスル・オズデミルさん(85)は、村人たちは教会を保護しようとしたが、“宝探し屋”が来て、荒らしてしまったと言いました。「昔はアルメニア人の何家族かが住んでいたが、その後、シリアに行ってしまった」

オズデミルさんが父親に聞いたところでは、「オスマン時代末期、村の若者たちは独立戦争に参加し、年寄りと女性が村に残った。戦争に行かないアルメニア人も、ここに住んでいた。そこへフランス人とロシア人が来て、村人たちを皆殺しにした。若者たちが戦争から帰ってくると、彼らは村から逃げて行った」

・・・オスマン末期には、記録に残らない、いろんなことがあったのですね。


アヤソフィアをモスクに変えようと何百人もがイスタンブルでデモ

イスタンブルの歴史的アヤソフィア博物館をモスクに変えようと、5月24日、何百人もがデモをしました。

 Hurriyet

「アヤソフィアはモスクとして再開させるべきだ」と書いたプラカードを持った人々が、歴史的スルタナメット地区のアヤソフィアの前に集まりました。このプロテストには人道主義的救援団体(IHH)を含む多くのNGOが参加していました。

6世紀にミレトスのアンテミオス・トラレスとイシドロスが、キリスト教会として設計したアヤソフィアは、いま、ユネスコの世界遺産になっています。イスタンブルの征服者として知られるスルタン・メフメット2世率いるオスマン軍が、この都を征服した1453年まで、アヤソフィアは正教キリスト教の中心でした。

916年間,教会であったアヤソフィアを、メフメット2世は“勝利のモスク”とするよう命じ、ムスリムの征服の象徴としました。教会のモザイクは漆喰で覆われましたが、20世紀、修復に成功しました。

アヤソフィアは征服後の482年間、モスクとして使われてきました。オスマン帝国が崩壊した後、アヤソフィアは共和国によって博物館に変えられました。


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