トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トプカプ宮殿内のスルタンたちの秘密の道が公開された

2020年09月19日 | 観光
9月19日 スルタンが変装して宮殿を出る時に使われていた、トプカプ宮殿内の閉ざされた場所が、9月18日から公開されました。

 Hurriyet

スルタンたちは変装して、こっそりと出かけるとき、この道を使いました。スルタンたちは馬に乗って出かけることもありました。この場所が“大乗馬所”とか“馬の坂道”と呼ばれていたのは、そのためです」と、美術史家のデニス・エセメンリ氏は言いました。べつの歴史家ネジュデット・サカオール氏によると、この道はスルタンたちにとって非常に重要でした。

「スルタンたちはみな、外へ出て人ごみに入ることを好みました。お忍び行は大衆を視察する目的もありました。住民たちはスルタンが人ごみに紛れているなど知るすべもありませんでした。スルタンたちは大衆に知られることなく、秘密の道を使って市街に入っていました」とサカオール氏は言いました。

スルタンが出かける前には、護衛が周辺を視察し、その後、スルタンは宮殿を出ました。歴史家によると、スルタンたちは修行僧か商人の服装をすることが多かったそうです。

「宮殿にはたくさんの入口がありますが、この入口は外から見えない、秘密の入口でした。宮殿内で最も長い、最も整備された道でした」とサカオール氏は言いました。


ファーストレディがトルコ料理の本を書きあげた

何百年もの歴史を持つトルコ料理は、世界でさまざまなイメージを持たれていると、トルコのファーストレディが新しい料理本で発言しました。

 Hurriyet
中央の白いヘッドスカーフがエミネ・エルドアン夫人


エミネ・エルドアン夫人は料理研究家やシェフたちとの会を主催し、ツイッターで美食の本を紹介しました。トルコ料理本の出版はトルコ料理の豊かさを国際的に知ってもらうことが目的であり、ヘルシーで、無駄のない、伝統的な料理で、トルコの文化にも触れられると、エミネ夫人は言いました。

夫人の本は新年に、トルコ語と英語で出版され、その後、他の言語にも訳されるそうです。


「トルコはパンデミックの経済的影響を克服しつつある」大統領

わが国はコロナウイルス・パンデミックの経済的影響をおおかた克服し、トルコの生産レベルは今年第3期(7月~9月)上昇をつづけたと、エルドアン大統領が、9月19日、言いました。

 Hurriyet

「就業者数は、パンデミックの影響が最も厳しかった4月以来、増えている」と、エルドアン大統領は、「北マルマラ自動車道」の新部分の開通式で語りました。大統領はビデオ・リンクによる開通式のスピーチで、トルコの就業率は今後ももっと増えるだろうと語り、「第3期はすべての分野で満足のいく成長率で終わると思う」と付言しました。トルコ政府は今年の失業率目標を11.8%とし、2022年までに徐々に9.8%にまで減らす計画でした。

400キロメートルの「北マルマラ自動車道」プロジェクトに関して、大統領は、高速部分は終わり、2016年から開通していると言いました。「私はいつも道路は文明の象徴だと言っています。このような道路がなかったら、文明国であるとは言えません」と大統領は言いました。


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コロナ感染拡大で、政府はより厳しい対策を検討中

2020年09月19日 | 国内
9月18日 国内でコロナウイルス発生が再燃していると、ファフレッティン・コジャ保健相は言い、エルドアン大統領もより厳しい対策が必要だろうと警告を発しました。

 Hurriyet
その女性、人ごみではマスクしなきゃダメでしょう。


「残念ながら、人びとは警告を無視している。アンカラやイスタンブルでウイルス感染者が増えているのは、予防対策がいい加減だからだ」と、エルドアン大統領は、9月18日、イスタンブルで記者団に語りました。「保健省と保健省の科学委員会は、対ウイルス対策を強化する必要がある。われわれはふたたび対策を強化しなければならなくなった」

コジャ保健相は感染者数が増えたり減ったりしているイズミル県で、「感染者数の増加は県から県へ移行していく」と語りました。ある県では患者数が増えているが、対策が取られ、人びとが責任を持っている県では発生がコントロールされていると、保健相は付言しました。

「例えば、イズミルでは、一時は感染者数が多く、月ベースで42%も増えていたが、早急に有効な対策がとられたため、この1週間の増加率は10%になった」とコジャ保健相は言いました。

保健省と科学委員会はいま、コロナ患者と接触した人は、少なくとも1週間は隔離されるべきだと言っています。隔離期間を終えた時点で、症状がなく、テストで陰性なら隔離から解放されます。また、隔離を強制するためのスマホのアプリには欠陥があるため、保健省は、人びとが隔離に違反するのを防ぐための“スマート・ブレスレット”の導入を考えています。


トルコも東地中海で海軍の演習を行った


トルコ軍は9月17日、東地中海で海上と空中の防衛射撃訓練を行ったと、国防省が発表しました。

 Hurriyet

「わがTCG(トルコ共和国艦船)GEDIZフリゲート艦は、2020年9月17日、東地中海での作戦準備活動下で、海上と空中の防衛射撃訓練を成功裏に終えた」と、国防省が9月18日、ツイートしました。東地中海では、最近、エネルギ資源探査問題をめぐって緊張が高まっています。

ギリシャは東地中海でのトルコのエネルギー探査に異議を唱え、トルコの海域をトルコの海岸周辺に制限しようとしています。地中海で最も長い海岸線を持つ国トルコは、トルコの大陸棚でエネルギー探査を行うために、護衛の軍艦をつけた掘削船を送り、トルコと北キプロス・トルコ共和国はこの海域に権利を持っていると主張しています。

緊張を緩和するために、トルコは、この地域の資源を公平に共有するための対話を要請しています。


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