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トルコはスーダンにいる市民の避難作戦を始めた

2023年04月23日 | 国際
4月24日 トルコは4月23日、スーダンにいるトルコ市民の避難作戦を開始しました。スーダン軍と緊急支援部隊(RSF)の紛争が始まってから、市民の安全が懸念されてきました。

 Hurriyet

在スーダン・トルコ大使館は、4月22日、スーダンを出たいトルコ国民を避難させると発表しました。トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相とスーダンのアリ・アルサディク外相が、22日、トルコ市民の避難について話し合いました。

外務省は4月22日の声明で、エルドアン大統領とチャウシュオール外相がスーダンの首脳と、トルコ市民の安全な避難について話し合ったと発表しました。

「われわれは安全を確認した後、4月23日、第3国を経由して陸路でトルコ市民を避難させることを決めた。避難を望んでいる第3国の国民の避難も、われわれの計画に入っている」と声明は言っています。

「非難を希望するわが国の市民には、ソシアルメディアを通じて、大使館の通知が届きます。登録されている市民には直接情報が届きます」と、声明は付言しています。

スーダン軍とRSF隊の紛争は4月15日に勃発しました。2500人余のトルコ市民が、スーダンの首都カルツームで立ち往生しています。トルコ外務省と大使館は、トルコ市民に、屋外に出ないよう、また、必要があればトルコ大使館に連絡するよう促しています。

大きい空港の多くは戦場と化し、首都から移動することは極めて危険な状態にあります。両軍は3日間の休戦の後、戦闘を再開すると言っています。


国産エンジンのヘリコプターが飛行テストを終えた

国産のTS1400ターボシャフト・エンジンを搭載した、トルコ初の国産多機能ヘリコプター「T625ギョクベイ」が、初の飛行テストを成功裏に終えたと、防衛産業庁のイスマイル・デミル代表が発表しました。

 Hurriyet

「これはトルコの防衛産業の重要な出来事です。わが国初の国産ヘリコプター・エンジンTS1400が、初の国産ヘリコプター「ギョクベイ」のテスト飛行に使われました。わがエンジニアたちは、よくやった」と、デミル氏はソシアルメディアに投稿しました。

認可手続きはいま、進行中ですが、この実用ヘリコプターの大量生産は始まっています。今年、憲兵隊総司令部に3機が配布されるでしょう。SSBとトルコ航空産業(TUSAS)が契約して開発されたギョクベイは、重要貨物、航空救急、捜索・救助、海外輸送などの業務に使われる計画です。

このヘリコプターはまた、厳しい天候や高度に耐えるよう開発されたターボシャフト・エンジンを使用することもできます。ヘリコプター内のデジタル・マップ、環境認識、警告システムのソフトウエアによって、パイロットは厳しい条件下でも安全にフライトできます。

総重量は6トン、乗客は12人まで、最高速度は時速300キロのこの多機能ヘリコプターは、外部燃料タンクによって5時間まで滞空でき、最高950キロまで飛行できます。


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