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32万5000人以上が里親になりたいと申請

2023年04月02日 | 国内
4月2日 2月6日の地震で被災した子供たちのために、32万5000人以上の人々が里親になることを申請しました。正式に養子申請をしている人は67,000人を超えていると、家族・社会サービス省の上級職員が語りました。

Hurriyet

2月6日の地震以来、養子を望む人、里親になりたいと申請する人がきわだって増えてきたと、同省の「子供サービス部」のムサ・シャヒン部長が、国会の「地震調査委員会」で発表しました。

2月6日の地震で、身寄りのない子供が何千人も残されました。地震以後、提出された里親の申請数は325,000人を超え、67,000人の人が正式の養子を希望していると、シャヒン部長は語りました。

里親申請者は、専門のプロが、個人的特質、子供の世話をする能力、家族関係、住居の物理的条件、環境的条件などの問題を調査し、里親としての適性を査定します。

シャヒン部長は、1300万以上の人々が地震の被害を受けたが、子供たちはとりわけ厳しく地震の影響を受けていると指摘しています。

2月6日の地震後、行方不明と報告されていた1,118人の子供たちのうち、463人は死亡したと正式に認定され、200人は手や足を失っていると、シャヒン部長は議会で発表しました。

瓦礫の下から救出された子供たちは1,915人と記録されました。そのうち、1,766人は家族に引き渡され、62人の子供たちは病院で治療中、81人の子供は施設でケアを受けているそうです。35人の子供の身元はまだわかっていません。

また、家族・社会サービス省は「「子供の安全」プログラムの一環として、地震で被災した子供たち、とくに親や親族を失った子供たちのフォローを始めたと、シャヒン部長は言いました。「また、テント村やコンテナ村の138か所に、子供に優しいエリアをつくります」


「イスタンブルの家の5軒に1軒は危険と思われる」報告書

イスタンブルの建物の5戸に1戸は、地質学的に危険な土地に建てられていると、「イスタンブル環境計画報告」が発表しました。イスタンブルは以前から、地震の可能性が懸念されています。

 Hurriyet

現在、森林、川の流域、川床、農地など自然の地盤の上に、不法と認定された住宅街が建造されています。地質学的に居住地に不適当なこれらエリアは、傾斜地で、地滑りが起こりやすい土地でもあります。

テルコス、ビュユクチェクメジェ、キュチュクチェクメジェ、アリベイキョイ、サズルデレ、エルマル、オメルリの諸地区に、不法に建てられた住宅地は、8829ヘクタールに及びます。地滑りエリア、砂丘、浸食エリア、埋め立て地も、住宅地には不適当なエリアに分類されています。

市内全域の、これら地質学的に危険な場所にある住宅地は、イスタンブルの全住宅地の20.4%に達します。アジア側のベイコズとカドゥキョイは、地質学的に不適当な居住地が密集している地域と認定されました。ヨーロッパ側のビュユクチェクメジェは3019ヘクタールの広大な地区です。

ペンディク、バクルキョイ、キュチュクチェクメジェ、ギュンギョレン、アヴジュラルの諸地区も、地震のリスクに対して問題のあるエリアだと、報告書は言っています。


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